スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

シューマンの交響曲第3番 変ホ長調 「ライン」 ムーティ/ウィーン・フィル

爽やかな秋風が吹きました。
そこで、秋の交響曲を聴いてます。

シューマンの交響曲第3番 変ホ長調 作品97「ライン」。
リッカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィルの演奏。
1993年10月、ムジークフェラインザールでの録音。フィリップス盤。

明るく、艶やかな響きのシューマン。低音があまり強くない、と云うより、高音部の輝きが強いからか、聴感はオーケストラが軽やかに走ってゆくような印象を受ける。

第1楽章は快速テンポ。速さの中に、涼しい風が吹き抜けるような爽やかさがある。ふだん鳴らないなぁという印象があるシューマンの交響曲だが、ムーティ&VPOのコンビだと、実によく鳴る。さすがというべきか。このコンビ、相性が良いんだろうなぁ。
アバドがBPOに去った後、ムーティとVPOは急速に接近し、素晴らしい演奏を聴かせてくれたが(先頃の来日公演も、おおむね好評だったようだ)、このシューマンはそのハシリだったと思う。
是非、このシューマンは、大音量で聴いてやりたい。金管の咆吼も壮烈で実にカッコイイ。スポーツマンで筋肉質、それでいて体育会系にありがちなノーテンキなところもなく(かく云うワタクシは、若い頃はその体育会系ノーテンキ兄ちゃんでありました)、知性的でオシャレ、これぞムーティの真骨頂だろう。

第2楽章は滔々と流れるラインの水面。チェロの音が、その水の流れを彷彿とさせる。この響きに身を浸すようにして聴いていると、実に快感、幸福。ああ、音楽ってイイなぁ、シューマンってエエなぁ・・・・と思う瞬間。

第3楽章は囁くような響きがイイ。VPOの音が優しく、デリケートで、胸が詰まるような感動がある。小川のせせらぎ、森の澄んだ空気、小鳥のさえずり・・・・いろいろな自然の「音」が、この演奏からは聞こえてくる。

第4楽章はロマン濃厚なつくり。少々ものものしい感じがするのだが、これもシューマンの音楽だ。管楽器のファンファーレのような響きは、音が重なるのでややくすんでしまった感じ。しっとりとして十分に美しいのだが。

フィナーレは快活。テンポは中庸で、心地よい音楽の運び。アンサンブルは極上、VPOってのはやはりエエなぁと思う。

VPOにはシューマンの交響曲全集がいろいろあります。
メータ盤の明るさ、バーンスタイン盤の濃厚なロマンも良かったんですが、爽やかな歌ではムーティ盤が一番良いかもしれません。

録音は最高。素晴らしいです。
VPOのふっくらとして、輝かしい音色、そしてムジークフェラインの美しい残響が見事に捉えられていて、しかも上品な仕上がりです。
フィリップスの名録音と云えましょう。


AUTHOR: ニョッキ URL: http://blog.livedoor.jp/watahiroxp DATE: 10/25/2008 12:26:51 mozart1889さん、こんにちは。

シューマンのラインは聴きやすく、割と派手?なので
好きな曲です。

ホルンが活躍するのも個人的に良いですね(まだ演奏したことが
ありません)。

このシリーズはもってませんがVPO&ムーティ&廉価盤?
ということで見つけたら早速買いたいです。
(シャイーのマーラー編曲のも欲しいのですが)

昔はムーティってアンディ・ガルシアみたいでビジュアル的に好きでした。




スポンサーサイト

コメント

>hsm 様
おはようございます。いつもお世話になります。
今日のお話、第4楽章のTbのこと、大層興味深く読ませていただきました。
なるほど、これ、大変なんですねえ。
実演などでは、下手くそやなぁと思うことが多いんですが、考えてみれば、カサカサに乾いた唇では、よう吹けませんよねえ・・・・・・・。
認識改めて、この第4楽章を聴こうと思います。また、いろいろ教えて下さい。嬉しいです。

秋の虫、いなくなりました。ジョギング道は枯れ葉が舞い始めています。秋ですね。

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。