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ドヴォルザークの交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」 クーベリック/ベルリン・フィル

週末はあまり音楽を聴く時間が取れませんでした。ちと、やることが多く、いわゆる野暮用、家庭内の仕事がゴソゴソありまして・・・・。

空いた時間を見つけては、古いLPを何枚か取り出しては聴いたのですが、うん、やはり名盤と称されるものは、いつ聴いてもエエもんですね。今日は、そのうちの一枚、名曲の名演盤と思います。


ドヴォルザークの交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」。
ラファエル・クーベリック指揮ベルリン・フィルの演奏。
1972年6月、西ベルリンのイエス・キリスト教会での録音。DG盤。

スケール大きく貫禄十分、巨匠風の堂々たる演奏。
クーベリックの「新世界」正規録音はシカゴ響、ウィーン・フィル、チェコ・フィルなど沢山あるのだが、おそらくこのBPO盤が最も格調高く、したがって泰西名曲風に演奏された1枚と思う。

第1楽章は堂々とした開始で、実に風格豊か。楽器を思う存分鳴らして、迫力も十分。大音量で聴いていると、気持ちいいくらいにオーケストラが唸っている。金管の咆吼など凄まじい。
コーダなどもう四方を圧せんばかりの迫力。ガッシリした構成に、強靱そのもの、破壊力十分の演奏と思う。

第2楽章は望郷の歌。切々たるノスタルジーがあふれてくるのは、クーベリックのボヘミアへの想いの強さだろうか。イングリッシュ・ホルンの響きも美しく、胸をかきむしられるほど。弦楽も素晴らしく上手く、情感豊か。
テンポは中庸で、淡々と進む感じなのだが、出てくる音楽はまこと感動的。

スケルツォ楽章は、重低音がイイ。特にティンパニ。音量も大きいし、格調高い打音で聴かせてくれる。リズムもよく、上手いなぁと思う。
オケも素晴らしい。舞曲風のところなど、ハッとするほど巧い。管楽器も際だつ。アンサンブルも上々で、音の溶けあいがまた美しい。

フィナーレでは雄壮なトランペット。エエ音が聴ける。
ベルリン・フィルの威力が凄まじく、弦楽器など唸りを上げて響く。素晴らしい熱気、実況録音かと思うほど、オーケストラが乗っている。この時期のスタジオ録音盤で、ベルリン・フィルがここまで熱いのは珍しいんじゃないか。指揮者が変わると、こうもオーケストラって変わるものかいなぁ・・・・と思ったもんでした。

録音は今も素晴らしいです。
イエス・キリスト教会でのロケーションがエエんです。教会録音は、響きが膨らみすぎると云われますが、我が家の装置とは相性が良いらしく、実にエエ音がします。


<ドヴォルザークの「新世界」、過去の記事です>
■バーンスタイン/イスラエル・フィル
■C・デイヴィス/アムステルダム・コンセルトヘボウ管
■カラヤン/ベルリン・フィル(1977年録音EMI盤)
■I・フィッシャー/ブダペスト祝祭管
■ケルテス/ウィーン・フィル盤
■バーンスタイン/NYP盤
■ノイマン/チェコ・フィル盤
■ジュリーニ/シカゴ響盤
■フリッチャイ/ベルリン・フィル盤
■ドホナーニ/クリーヴランド管盤
■ショルティ/シカゴ響盤
■ジュリーニ/ロイヤル・コンセルトヘボウ管盤


AUTHOR: ひろはや DATE: 10/20/2008 06:34:44 おはようございます。
ドヴォルザークの交響曲第9番は、クラシックへの興味を目覚めさせてくれた作品の1つです。第4楽章の格好よさ、第2楽章は「家路」として音楽の授業でよく歌ったものです。念願かなってのファーストチョイスがセル/クリーヴランド管のLP(CBS/SONY:1959年)。プレーヤーでこのLPの音を聴いたときのゾクゾク感は今でも忘れません。その後、同じセルで第8番も第7番も聴いて、ドヴォルザークが好きになり、それなら全部の交響曲を聴いてみたいと思い、このクーベリックの交響曲全集のCDを手に入れたものでした。そんな訳で、このCDでは若番の交響曲を聴くことが多かったのですが、久しぶりにクーベリックで第9番を聴きたくなりました。
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コメント

クーベリックのドヴォルザークは、どれも素晴らしい演奏ばかりですが、「新世界」交響曲や第8番は格別に素晴らしいですね。当方も、これと同一のLPを好んで聴いておりました。今は、紙箱CD全集を購入しましたので、LPはジャケットを眺めたり解説を読んだりするだけになっております。この季節、秋晴れの空になるとなぜかドヴォルザークの音楽を聴きたくなるのは、不思議な現象です。

>ひろはや 様
おはようございます。いつもお世話になります。
ドヴォルザークの「新世界」、これだけは中学生の頃から大好きな曲です。僕はクラシック音楽を聴き始めたのが二十歳過ぎですので、この「新世界」は子供の頃の入門曲でした。第2楽章と終楽章が親しみやすく、そして今も大好きな曲です。
レコードではバーンスタイン/NYP盤とカラヤン/BPO(1964年DG)盤を買ったのが最初だったでしょうか。その後ケルテス、クーベリック、ノイマンにC・デイヴィス・・・・・・ああ、どんどんこの名曲が我が家に増殖します。
セル盤は辛口の名演、潔い演奏でしたね。

>よんちゃん 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
クーベリックのドヴォルザークは、7番以降しか聴いたことがないんですが、カラヤン時代のBPOとは思えない熱気・情熱が感動的です。特に8番は、ものすごい熱気で、アマオケのような感じでもありました。
楽団員をそんな風に熱くさせるクーベリックって凄いなぁと思いました。

>hsm 様
おはようございます。コメント感謝です。
クーベリックのドヴォルザークは、カラヤン全盛期のBPOを他の指揮者が振るとどうなるかという、興味深い演奏でした。
カラヤンのスタイリッシュな演奏に比べると、豪快で熱いんです。熱気十分の演奏で、特に8番と9番は素晴らしい演奏と思いました。

ロンドンのオケの奏者のエピソード、エエですね。
面白く読ませていただきました。有り難うございました。

>narkejp 様
おはようございます。コメント感謝です。
クーベリックのドヴォルザーク全集ですか・・・・・エエですね。僕も欲しいです。
全集はスウィトナーとアンゲーロフの廉価盤で聴いてます。
クーベリックかノイマンのが安価で入手できそうなら、欲しいなぁと思ってます。
秋の空にドヴォルザーク、イイですねえ。

ご無沙汰してます。
摩天楼をバックにしたクーベリックのジャケットがとても印象的で
昔レコード屋でLPを眺めていたのですが、その頃はお金がなく
手が出せませんでした。
その後、CDで手に入れましたが、ホントいいですよね、この演奏。
自分はジャケットにも左右されてジャケットがいいと演奏もよく
聴こえてしまうといった勘違いをしていまいますが、この演奏は
勘違いでなくいい演奏だと思います。

>DEREK 様
こんにちは。ご無沙汰しております。コメントを有り難うございました。
ええ、ええ、覚えていますよ、あの摩天楼のジャケット。レコード番号はポリMG2419、格好良かったですねえ。ボクは当時お金がなかったので、2LPシリーズ廉価盤3,000円で買いました。演奏も、ホンマに素晴らしいものでした。
ジャケット買い、よくします。ボクも全く同感でして、ジャケットの美しいLP・CDは演奏もエエですよね。だいたいハズレがありません。ブロムシュテットのDENONのブルックナー、ショルティ/VPOのワーグナー指環管弦楽曲集、アバドの幻想交響曲、同じくチョン・ミュンフンの幻想にシェエラザード(火の鳥)・・・・・ああ、素敵なジャケット、沢山あるものですね。

おはようございます。
昨日から広島駅前地下広場で中古市をやっていまして、クーベリックのドヴォルザーク交響曲全集をLPでゲットしました。
9枚組BOXもので、なんと1500円!ずっしりと重かったです。
8,9番はCDで持っているのですが、あとの曲も聴いてみたくなって。

その他はヤナーチェクにガーシュウィン、プロコフィエフやラヴェル、プーランクなどいつものパターンです(笑)
そうそう、クーベリックのブルックナー3番もCDで買いましたよ。

>Summy 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
クーベリックのドヴォルザークの交響曲全集が1,500円ですか・・・・・エエですねえ。昔はこの全集、高価でした。手が出なかったですねえ。ホンマ、時代は変わりました。
クーベリックのブルックナーの3番、これも未聴なんです。入手したいです。

さて、「ヤナーチェクにガーシュウィン、プロコフィエフやラヴェル、プーランク」・・・さすがSummyさん、レパートリー広いですね。僕はこの中ではラヴェルくらいしか聴かんです。どうもこのごろ聴取範囲が狭くなってイケマセンです。

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