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モーツァルトのディヴェルティメント第17番 ニ長調 K.334 カラヤン/ベルリン・フィル

久しぶりの休日で、ゴロゴロ音楽を聴いておりました。
時は秋、クラシック音楽を聴くのには最高の季節です。夏以降にたまっていた未聴盤を聴いていかなくちゃ・・・・・・・。
各方面で云われている「ミチョランマ(未聴の山)」、我が家にも沢山ありまして、ホンマ、これ、衝動買いを自重せんとアカンのです。

で、今日はまたカラヤンを聴いてます。

モーツァルトのディヴェルティメント第17番 ニ長調 K.334。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏。
1965年8月、スイス、サンモリッツでの録音。DG盤。

カラヤンはモーツァルト指揮者だったのかな・・・・?
この演奏を聴きながら、そんなことを考えてました。

あまりに膨大な録音があるために忘れてしまいそうだが、カラヤンはモーツァルトの主要な作品は殆ど録音しているんじゃないか。交響曲や管弦楽曲の有名なものは何度も録音し直しているし、オペラもおおかた録音している。
しかし、モーツァルトの各作品で、カラヤンの演奏がベスト盤と称されているのは、あまりないんじゃないか。
(主要作品では、モーツァルトが生涯書き続けたピアノ協奏曲をあまり入れていない。これは主役がピアニストになるから、目立ちたがり屋のカラヤンとしては気に入らなかったのかな?)

さて、演奏は、1960年代ではふつうだった、大編成のモーツァルト。
1970年代以降の小編成~ピリオド楽器と奏法のモーツァルトとはエライ違い。全時代的なスタイルなのだが、ユニークなほどに美しい。
磨き抜かれた美しさ、清らかさであるとともに、時々ぬめるような肌合いのレガートがたまらない。時折見せる官能の揺らめきも、魅力のひとつだろう。ケバイくらいの美人なのだが、この美人の瞳に見つめられたら、いたはや・・・・もう参りますなぁ。

第2楽章の変奏曲など、絶妙の描き分けだし、第3楽章のメヌエットの遅さはまさに大家の芸。そこから出てくる妖艶な魅力はスゴイ。エロティックでセクシー。この遅さ、このネットリ感は、今やどんな演奏からも聴けんだろうなぁ。

第4楽章も遅い。アダージョだから遅いのは当たり前、と云うなかれ。この旋律の引っ張り具合はスゴイ。チャイコフスキーやマーラーのアダージョを聴いているような感じ。ロマンティックな解釈の極みかな。古典~ロココで、ここまでやってエエんかいな。

ちと、穿った見方をすれば、カラヤンは、このサンモリッツでベルリン・フィルの弦楽セクションにアダージョ・遅めのアンサンブルを練習させようとしたんじゃないか・・・・今後のオーケストラ育成のために・・・・・と思ったりもする。
カラヤンは1964~1972年にサンモリッツで休暇を取って、ベルリン・フィルとともに、いくつかの小編成曲の録音を行っていた。バッハやヘンデル、ヴィヴァルディのバロックやモーツァルトなど・・・・・。

録音は今も美しいです。
鮮度はやや落ちていますが、減の響きは大変に美しく、耳に優しいです。
空間的な広がりも良好で、好録音と思います。



AUTHOR: ひろはや DATE: 10/19/2008 11:00:03 おはようございます。
カラヤンのモーツァルトは、これまで殆ど聴いたことがありませんでした。最近のカラヤン生誕100年記念ブームで私が購入したCDの中に数多くのモーツァルトの曲があり、そこから気に入った曲を聴くようになったんですが、なかなか好きですよ。
今日のディヴェルティメント第17番は、残念ながらBPO盤は未聴ですが、EMIコンプリート第1巻の4CD目にアダージョのみがVPOとの演奏で入っていましたね。これが実にイイです。テンポがゆったりしていて(私がよく聴くランパルのフルートとパスキエ三重奏団等盤と比べても本当に遅いですが、カラヤンのテンポの方が落ち着きますね)、優美で素敵です。1946から47年にかけての録音ですが、気になりません。休日のんびりと聴くカラヤンのモーツァルト、次に何を聴こうか楽しみになります。
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コメント

こんにちは。

このLPは随分と聴きましたし、CDで買い直しもしました。
ついでに新盤の方も買いました。
それくらい好きだったのですが、最近はこの粘着質?な演奏が少し鬱陶しくなってしまいました。歳でしょうか?

この曲は演奏会でも取り上げていたようですが、私の手持ちのものは、いずれも第五楽章のメヌエットが割愛されています。

1974年のザルツブルク音楽祭 ウィン・フィルとのライブ(エアチェック)
1987年 ベルリン・フィルハーモニーとのライブ(市販DVD)

こんばんわ。
ちょうど前日にシャンドール・ヴェーグでK.334を聴いたばかりでした。「カラヤンはケバい美人」 なるほど、そうか、だからカラヤンのモーツァルトは一度ハマると抜け出せなくなるのですね。ゴージャスでグラマラスなモーツァルト。サンモリッツ録音の協奏曲集も最高ですよね。
DGの38枚組を注文しました。「ミチョランマ」にならぬようにしたいです。

>ひろはや 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
カラヤンのEMIボックスにはVPOとの演奏がありましたね。雰囲気豊かな演奏でした。僕はBPOとのデジタル録音盤も持っているんですが、これもゆったりとした演奏で、やや重い感じもありました。
ランパル&パスキエ三重奏団の演奏もあるんですね。これは聴いたことはありません。室内楽版でやっても、このディヴェルティメントはエエですね。
さて、今年はカラヤンの年、どんどん聴いて行かなくちゃ・・・・・(^^ゞ

>ヒロノミンV 様
こんばんは。コメント感謝です。
カラヤンのディヴェルティメント、第15番のもエエ演奏でした。デジタル録音の演奏をよく聴いています。
DG38枚組ボックス、まだクリックしていません。HMVのカートには入っています。あとは決断の問題。ええい、ままよ!ダブり買いを恐れてクラシック音楽を聴けるかい!・・・・・・ってな感じで、やがてクリックしてしまうのだろうと思っています(笑)

>花鳥風山 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
花鳥風山さんはLPでしたか。往年の名盤ですよね、この演奏。サンモリッツでのくつろいだカラヤンも良いなぁと思います。
僕もこの曲はメヌエットを知ってから買いました。全編聴くと、なるほど素晴らしい曲、モーツァルトの機会音楽では最高の傑作と思います。

>天ぬき 様
こんばんは。コメント感謝です。
なるほど、カラヤンは実演では第5楽章を割愛していたんですか。イイ曲だと思うんですが、何か意図があったんでしょうか。長くなるのを嫌ったですかね・・・・・。
カラヤンのモーツァルトは、流麗とはいえ、さすがに重いです。独特の重さ、くどさがあると思います。その辺が、食傷気味になってしまうのかもしれません。僕も時折軽やかな室内楽版や古楽器版を聴いてます。トシのせいかもしれません・・・・・・・・。

>ノリ 様
コメント感謝です。
シャンドール・ヴェーグのモーツァルトは最高ですね。管弦楽曲もイイですし、シフの伴奏を務めたピアノ協奏曲も素晴らしい出来だと思います。愉悦の極み、最高です。
カラヤンのは豪華絢爛、これはこれでスゴイ個性と思ってます。

ところで、カラヤンのDG38枚組ボックス、注文されたんですね。月末発売、楽しみですね。僕もクリックしてしまいそうです・・・・・HMVのカート・・・・。欲しいです(^_^)v

初めて聴いたモーツアルトの交響曲がカラヤンでした。
ディヴェルティメントやステレオでのオペラではゆったり演奏するのに、交響曲はまるでポルシェでアウトバーンをフルスピードで走る様です。
カラヤンのピアノ協奏曲は是非聴きたかったですね、できることならカラヤンのピアノで・・・。ムターとの四季でのチェンバロを聴くと余計にそう感じます。
カラヤンは本当にどんな曲でも美しく聴かせますネ。1度シェーンベルクなどの新ウィーン楽派の演奏を聴きましたが、美しすぎて驚きました。

>あるべりっひ 様
おはようございます。いつもお世話になります。
カラヤンのモーツァルト、ディヴェルティメントはゆっくりですが、交響曲はおっしゃるようにポルシェですね。オペラのアリアのところなども、重いくらい遅かったりしました。
ピアノ協奏曲は聴いてみたかったです。そうそう、ムターとの「四季」は良かったですよねえ。
僕は現代音楽を聴かないんですが、BPOとの新ウィーン楽派の録音は高い評価でした。そうですか、シェーンベルク、エエですか。一度聞いてみなくちゃイカンですね。

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