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ホルストの組曲「惑星」 作品32 デュトワ/モントリオール響

3日ぶりの更新であります。西条祭りをしておりました。
天気に恵まれ、イイお祭りでした。今年は弁当当番に幟旗当番、さらにお神楽づくりや氏子総代のような仕事もありまして、忙しくしておりました(ということは、充実していたと云うことなんですが)。

伊曽乃神社の宮出しは、素晴らしい月夜、満天の星。だんじりの提灯も美しく、絶景でありました。そんな月の下、僕の耳で鳴ったのはホルストでありました。そこで今日は・・・・・・。

ホルストの組曲「惑星」 作品32。
シャルル・デュトワ指揮モントリオール響の演奏。
1986年6月の録音。DECCA盤。

「デュトワが描く瑠璃色の宇宙」・・・・とは、CDのタスキのコピー。うまいことを云うもんだなぁ。よく出来た宣伝文句だなぁ。確かに、この演奏は「瑠璃色」。青みがかった紫色のイメージで、演奏はクールでエレガント。おそらく、最初から最後まで気品と優雅さとを失わない、個性的な「惑星」と思う。

録音も抜群だ。超優秀録音で、音質、定位、残響、どれを取っても最上質の録音。
デュトワ/モントリオール響のDECCA録音はどれも素晴らしいが、この「惑星」は特にイイ。「惑星」のディスコグラフィーの中でも、これほどの優秀録音はレヴァイン/シカゴ響くらいかな(あれは演奏以上に録音のすごさが印象に残るCDだった)。ほかには、マリナー/ACOのフィリップス盤か素晴らしいが、これは装置との相性の良さかもしれない(我が家のステレオはフィリップス録音、アムステルダム・コンセルトヘボウ管の音と相性が良いんです)。

さて、デュトワ/モントリオール響の演奏。

最初の「火星」からして、もうエレガントな演奏。この曲は、暴力的な感じ演奏できるところだと思うのだが(火星は戦いの神だしねえ・・・)、デュトワが振ると全く粗暴感がなく、フォルティシモのところでさえ優雅な気品が漂うのだからたまらない。これほど高貴な「火星」、ちょっとないんじゃないか。

「金星」は曲想から云っても、デュトワにベストマッチ。優美な音楽がどこまでも続いていって、身を浸していると、徐々に身体が浮遊してゆくような奇妙な感覚にとらわれてしまう。

「水星」はユーモラスな感じがよく出た演奏。オーケストラが大変巧いのと、録音が超優秀なので、繊細な息づかいまで聞こえてくる感じ。

「木星」はこの音楽のハイライト。デュトワもここでは力が入る。オケの力感は素晴らしい。ただ、「音楽が美しくあること」は忘れない。堂々たる歩みの中に、高貴な雰囲気が漂う。
中間部のあの有名な旋律の部分では、テンポをグッと落として、感動的に盛り上げてゆく。豊かな歌。心憎いばかりの演出。この旋律をゆったりと歌うこと、デュトワが一番かもしれない。いやぁ、僕はこういう演奏に弱いんだなぁ・・・・・何度でも聴きたくなる。
「土星」はゆっくりとしたテンポが印象的。オーケストラの美しさは相変わらず。ホンマ、ここからラスト「海王星」までの優雅さは、特筆に値するだろう。合唱の幻想性も実にイイ。

ああ、やはりデュトワの演奏は、クール&エレガンス。
独特の「惑星」であって、好みが分かれるかもしれません。
(例えば、腰が弱いとか、逞しさに欠けるとか・・・・)
しかし、この個性はデュトワの美質。僕は好きです。


<「惑星」の過去のエントリーです>
●冨田勲 シンセサイザー版
●オーマンディ/フィラデルフィア管
●カラヤン/ウィーン・フィル
●ハイティンク/ロンドン・フィル
●カラヤン/ベルリン・フィル
●レヴァイン/シカゴ響
●ラトル/ベルリン・フィル
●ボールト/ロンドン・フィル
●佐渡裕/N響
●マゼール/フランス国立管
●マリナー/アムステルダム・コンセルトヘボウ管



AUTHOR: やったくん URL: http://ipodclassic.seesaa.net/ DATE: 10/20/2008 19:18:51 おじゃまいたします。

おっしゃる通りデュトワの演奏エレガントですね。これはこれで優秀な演奏だと思います。

これ密かに女性にオススメな演奏だと思っております。以前家でレヴァインの演奏を聴いていると嫁から「うるさい」との苦情が、しかたないのでデュトワ盤をかけたところ「これはいい」と言い一緒に聴いた事がありましたので。他に同じ系統としてはプレヴィン盤もいいですね。
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