スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

シューマンのピアノ協奏曲 イ短調 リヒテル(Pf) マタチッチ/モンテカルロ国立歌劇場管

穏やかな三連休でした。
そして、今夜から伊曽乃神社例大祭・西条祭りの始まりです。

さて、今日はシューマンを。

シューマンのピアノ協奏曲 イ短調 作品54。
スヴャトスラフ・リヒテルのピアノ独奏、ロブロ・フォン・マタチッチ指揮モンテ・カルロ国立歌劇場管の演奏。
1974年11月の録音。EMI盤。

リヒテルの肉厚のピアノが、コッテリとした食感とともに、「美味しい」と思う。
(食欲の秋ですなぁ・・・・)
音色は様々に変化して、音は力強く逞しい。豪快に弾き上げるところは、聴いていて実に爽快。カタルシスを味わえる。低音のズッシリとした重はリヒテルならではだし、輝かしく、青白く揺らめく高音もまた、リヒテル独特の美しさと思う。素晴らしい。シューマンの濃厚で時に暗鬱としたロマンを表現して、余すところがない。

テンポは揺れ動くのだが、全体的には遅く、スケールの大きい表現。風格たっぷり、聴きながらその演奏に引きこまれてゆくのが、自分で分かる。

管弦楽もそれに応えてスケール雄大。響きも美しい。
EMIにしては録音状態も良好で、特に弦楽セクションがシルキー・タッチで美しい。ヴァイオリンの響きは惚れ惚れするほど。
アンサンブルは少し粗いところもあるのだが、美しさは十分と思う。

第1楽章は豪快と繊細が同居する。リヒテルのピアノは鮮やかでズッシリと重い。音も良いし、逞しく強靱。カデンツァは美と力の競演。素晴らしいと思う。

第2楽章の静謐感は宝石をちりばめたような、キラキラしたイメージを誘うもの。オケの響きも美しく、ウットリさせる。

フィナーレは華麗に豪快に締めくくる。
リヒテルのピアニズムは奔放にして爽快、グイグイと進んでゆく。一気呵成に引ききってしまう迫力がエエなぁと思う。オーケストラもよくついて行っていると感心するが、リヒテルの爆発力には敵わんかな・・・ちと苦しそう。

名演奏と思います。
録音状態は、先にも書きましたが、音の鮮度も良く、聴感上不満はありません。
響きと艶はエエなぁと思います。
音盤感がイマイチでしょうか。オーケストラがペタッとしていて平面的なのがちと残念。

西条祭りに入ります。しばらく更新を休みます。ハァ、ヨイトサー。


<シューマンのピアノ協奏曲 過去の記事です>
■リパッティ(Pf)・カラヤン/フィルハーモニア管
■アルゲリッチ(Pf) チョン・ミュンフン/フランス国立放送フィル
■ペーター・レーゼル(Pf) マズア/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管
■ルービンシュタイン(Pf) ジュリーニ/シカゴ響
■ルプー(Pf) プレヴィン/ロンドン響
■ラローチャ(Pf) デュトワ/ロイヤル・フィル


AUTHOR: まじっくばすーん EMAIL: takeshi@magicbassoon.com URL: http://magicbassoon.at.webry.info DATE: 10/14/2008 12:23:22 このリヒテルのシューマンいいですね。併録されているグリーグも好きです。

このグリーグは、自分に厳しいリヒテルが珍しく評価している演奏だと言うので買ってみたのでした。
スポンサーサイト

コメント

>まじっくばすーん 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
そうですか、カップリングのグリーグ、リヒテルが自分でも評価していたんですか。これは、じっくり聴き直してみなくちゃイカンですね。
この演奏、LP時代からの愛聴盤でして、グリーグ&シューマンとブラームスの第2協奏曲(マゼール&パリ管)の2枚組廉価盤LPでして、どちらも長いこと聴いてきたもんでした。

>よんちゃん 様
こんばんは。コメント感謝です。
リヒテルのiTunesダウンロード版、安いなぁと思いつつ、ダブるのが結構ありますので結局見送りました。CDを買いすぎていることもあり、ちと反省しておりまして、買い控えようと、我慢してます(^^ゞ
しかし、リヒテルの演奏は素晴らしいですね。シューマンもグリーグもエエです。シューマンのピアノ協奏曲は「ウルトラセブン」最終回のBGMでありまして、あれ以来の大好きな曲です・・・・ってオヤジの話でスンマセン。

>yoshimi 様
初めまして。ようこそおいで下さいました。コメント感謝です。
レビューというより、感想文・絵日記(あの、子供の頃の、夏休みの宿題・・・・)のようなものでして、お恥ずかしい限りですが、今後ともよろしくお願いします。
シューマンの演奏、豪快で逞しく、ガッチリしていて僕は好きなんですが、リヒテルには詩情不足、云われてみればデリカシーとか微妙なニュアンスにはやや不足かなという気もしますね。
ラインスドルフとのブラームスは聴いたことがないんですが、カラヤンとのチャイコフスキーはスゴイ演奏、白熱の名盤と僕は思っています。なるほど、リヒテル自身は満足していなかったんですか・・・・・。
グリーグは、自身満足の演奏だったとのこと、これは聴き直してみようと思います。楽しみです。有り難うございました。

このLP、リパッティ盤と共にシューマンの愛聴盤です。
リヒテルがこの録音に不満があったには、初めて知りました。たしかあの平均律のスタジオ録音にも不満を持っていたようですが・・・。
豪快さと繊細さが両立した素晴らしいリヒテル&マタチッチの録音と思っています。私はこの演奏に感激しています。
お願いです、もう少しこの演奏でのマタチッチを持ち上げてあげて頂けないですか。 m( _ _ )m (笑)

はじめまして。
UK-Japan 2008 WEBサイト運営事務局です。

駐日英国大使館およびブリティッシュ・カウンシルが開催しているUK-Japan 2008の公式WEBサイトに、mozart1889さんもぜひ公認ブロガーとして参加してみませんか?
http://www.ukjapan2008.jp/

以下にご連絡をいただければ、詳細をご案内させていただきます。
UK-Japan 2008 WEBサイト運営事務局
blog@ukjapan2008.jp

※UK-Japan 2008 WEBサイト運営事務局は、株式会社読売広告社および株式会社ライトアップで構成されています。駐日英国大使館とブリティッシュ・カウンシルで構成されるUK-Japan 2008実行委員会より委託され、UK-Japan 2008公式サイト及びBLOGの運営を行っております。

こんばんは!
私もこの盤、とっても気に入っている1枚です。
本当におっしゃるとおりで、豊かなリヒテルのピアノがたまりませんね。スケールが本当に大きいです。まさに音楽の秋にぴったりですね(^^

こんにちわ。伊曽乃神社例大祭、一度見ていたいですね。無事に終わったでしょうか。伊曽乃神社は、西条あたりの地主神なんですね。武国凝別皇子は西条の祖神ですね。「いその」は「礒野」とも書かれるみたいですが、地名なんでしょうか。一度調べてみたいです。それはそれで、ウルトラセブンですよね。たしかダンがアンヌに自分のことを告白するときに、流れましたね。感動の最終回でした。いやー、ウルトラセブンはいいですよね-。全く関係ない話ですんません。

こんにちは。
西条祭りってすごいですね。天狗しかない沼田祭りとはスケールが段違いです。

mikitomochi58様のように僕もウルトラセブン(大好き)を連想してしまいます。それも以前mozart1889様に教えていただきました。以来、リパッティ&カラヤンが愛聴盤です。
リヒテル盤、聴いてみたいです。

こんばんは。
これも懐かしい名盤ですね。レコードで発売された時、友人宅に集まって聴きました。
リヒテルのペダリングの音も生々しく、まるでライヴを聴いているかのような熱気のあるレコード試聴のひとときでした。
後にCDで買いました。そして何度目かのマスタリングと聞き比べたらけっこう違う音になってて驚きました。私的には最初に買った方がレコードに近いと思いましたが、装置との相性もあるから、何とも言えませんね。
とにかく演奏は素晴らしいものですよね。

>あるべりっひ 様
コメントを有り難うございました。
マタチッチの指揮、持ち上げなくてスミマセン(笑)。リヒテルの豪快かつ繊細なピアノによく合わせた伴奏、時に豪快に鳴り渡るのはさすがマタチッチですね。
あるべりっひさんのお宅ではこのLPはさらにいい音で鳴っているんでしょうね。
リヒテルはあの名盤平均律でも不満だったんですか・・・・・・僕はあのロマンティックなバッハ、大好きです。

>stonez 様
コメント感謝です。
この演奏、グリーグとともにLP以来の愛聴盤なんです。リヒテルのピアノはエエですね。豪快なところ、バリバリ弾くところなどさすがだなぁと思います。
協奏曲の録音をもっと遺して欲しかったと思います。
ベートーヴェンやモーツァルトなど聴いてみたかったです。

>mikotomochi58 様
コメントを有り難うございました。
西条祭りはだんじりが70台以上、統一運行などまあ大規模で、観光客も沢山、大いに賑わっておりました。宮出しではだいぶかきましたので、肩痛いです(笑)
さて、ウルトラセブン、名作ですね。小学生の頃の作品ですが、今も思い出深いです。あのシューマンはリパッティ盤だったようですね。

>ノリ 様
コメント感謝です。
ウルトラセブンの最終回、涙の傑作を彩ったのがシューマンのピアノ協奏曲、リパッティ盤だったそうですね。感動的な最終回でした。ウルトラ・シリーズは、ウルトラセブンまでは一生懸命観ていました。今も思い出深いです。
リヒテル盤もエエですし、今度タワーレコードが発売する1,000円盤(日本初出)のアルゲリッチ&チョン・ミュンフン盤も素晴らしかったです。

沼田祭りは天狗が有名なんですね。秋祭りの季節、クラシック音楽を聴くのに、清々しい良い季節になりました。

>親父りゅう 様
コメントを有り難うございました。
リヒテルのペダリングの音、さすがりゅうさん、よく聴いていらっしゃいますね。僕は気がつきませんでした。
2枚組LP廉価盤とCDで聴いていますが、CDの方が我が家では音がイイです。定位がイイです。1970年代後半の東芝EMIの2枚組廉価盤シリーズは音の中心がやや右にあって、定位がちとおかしい感じのものがあります。我が家のシステムとの相性問題かもしれませんが・・・・・。なのでCDの方をよく聴きます。

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。