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ベートーヴェンの交響曲第6番 「田園」 ブロムシュテット/ドレスデン・シュターツカペレ

この三連休は、しっかり休ませてもらっています。尤も、私用が沢山あって、僕の大好きなゴロゴロノンビリ、クラシック音楽三昧とはいかないんですが。

さて、今日も通俗名曲、泰西名曲を聴いてます。いつも同じような音楽で申し訳ありません。
(ここのところ、アクセス数1,200くらいあります。そのうちの幾つが検索ロボットによるものなのか、ここDoblogにはアクセス解析の機能など全然ないので、よく分からないんですが、お読みいただいている方々には、ホンマ、いつも同じような音楽で申し訳ありませんです。)

ベートーヴェンの交響曲第6番 ヘ長調 作品68「田園」。
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮ドレスデン・シュターツカペレの演奏。
1977年6月、ドレスデンのルカ教会での録音。独シャルプラッテン原盤。
レコード番号はET2001-8。徳間音工1983年4月発売の、当時1万円ぽっきりの7枚組廉価盤だった。

ブロムシュテットのベートーヴェン全集の中で、最高傑作と確信する1枚。というより、古今の「田園」の中でも屈指の名盤と僕は思う。

ブロムシュテットが常任であった時こそ、ドレスデン・シュターツカペレの全盛期と思う。もちろん、他の指揮者であっても素晴らしい響きを聴かせてくれるのだが、とりわけ、ブロムシュテットとのコンビの時は、作曲家が書こうとしたことが、文句なくまろやかな響きで余すところなく再現されていたと、僕は思う。
就中この「田園」は、DENONでの2つのブルックナー(4番「ロマンティック」と7番)とともに、僕にとっては永遠の名盤であり、これからもずっと聴き続けていきたいと思う。僕とは相性がエエんでしょう。

練り上げられたアンサンブル。それぞれの楽器が有機的に響きあい、絡み合って、実にクリーミー。フワフワっとした感触のあるまろやかサウンドで聴ける「田園」と思う。
(独シャルプラッテンの録音は、そんなに良くはない。渋めのサウンドで、弦楽器などはもう少し艶があってもエエなぁとは思う。当時絶好調だったDENONの音で聴きたかった、と云うのが正直なところ)

テンポが極上。中庸、というより、これしかないだろうと思わせるテンポ。しかもリズムが正確で、楷書風。これも心安まる歩み。行書風の「田園」も悪くないが、ブロムシュテットのテンポは、言わば毎日喰らう白米の味。何度聴いても飽きないし、キッチリと音楽が進んでゆくのはやはり快感。平凡の中にこそ非凡あり。

ソロも上手い。木管は最高。スタンド・プレーにならないのもイイ。オケの中に綺麗に収まって、実に端正な佇まい。
また、ここぞという時の爆発はスゴイ。嵐の迫力も十分。SKDのパワーが炸裂するとスゴイノダ。

フィナーレの感謝の歌も素晴らしい。
この交響曲は、自然の恵みに対する感謝と、自然への畏敬から生まれている。ブロムシュテットの演奏には、どの楽章にも感謝と畏敬とがあるが、特にフィナーレの歌は素晴らしい。フレージングは清潔で、アーティキュレーションも全く作為なし、聴き惚れてしまう。

録音が少し古くなりました。CDでは徳間音工の1,000円盤とブリリアントでの全集で入手できますが、どちらも音質はイマイチかなぁと思います。
LPの方が柔らかさが増してエエようです。ということで、今もこの1万円盤(当時としては激安価格!)は手放せません。


その昔、諸井誠が『交響曲名曲名盤100』(ONTOMOブックス)で、このブロムシュテット盤を評して「モノクロームの芸術写真。奥行きが深く、陰影が微妙で幻想的。豊かな抒情性が無限のイメージを誘う」と書いておりました。同感。これ以上の評言を僕は知りません。
(あと、大木正興と志鳥栄八郎がブロムシュテット盤を賞賛しておりました。昔、そういうのを読むと、随分嬉しく思ったもんです)


ベートーヴェンの「田園」 自己リンクです
◆飯守泰次郎/東京シティフィル
◆ムーティ/フィラデルフィア管
◆アーノンクール/ヨーロッパ室内管
◆カイルベルト/バンベルク響
◆クレンペラー/フィルハーモニア管
◆バーンスタイン/ウィーン・フィル
◆カラヤン/ベルリン・フィル(1980年代録音)
◆ベーム/ウィーン・フィル
◆C・デイヴィス/ドレスデン・シュターツカペレ
◆ワルター/コロンビア響
◆ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管
◆アバド/ウィーン・フィル
◆マズア/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管
◆ヨッフム/ロンドン響
◆セル/クリーヴランド管
◆スウィトナー/ベルリン・シュターツカペレ
◆ケンペ/ミュンヘン・フィル
◆ラインスドルフ/ボストン響
◆モントゥー/ウィーン・フィル
◆コンヴィチュニー/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管
◆クーベリック/パリ管



AUTHOR: さとも DATE: 10/12/2008 06:56:18 おはようございます。
いつも、拝見しています。
「いつも同じような音楽で申し訳ありません。」とご謙遜ですが、私も、ついついそうなります。新しいものをと思っていても、いわゆる名曲のさまざまな演奏自体がすばらしいですものね。
はたから見れば毎日、同じ曲を聴いているように思われています。
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コメント

どうも。毎度毎度ネタ的に「なんじゃこりゃー」な曲を懲りずに取り上げては大した事書いてないVerdiであります(^^;
 泰西の名曲は御任せしましたー(笑)

 ブロムシュテットのベートーヴェン、第九は聞いていて、結構好きなんですけど、田園は聞いたことなかったような気がします。徳間の千円盤でも買ってなかったような....
 第九の出来から想像すれば、面白かろうと思うのですが。

 それにしても、毎度の事ですが、諸井誠の本、懐かしいですねぇ。



>あるべりっひ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
なるほど、独シャルプラッテンは東独のレーベルなので、独エテルナから出ていたんですね。エテルナのLPの音はスゴイ、とは以前にもあるべりっひさんにお聞かせいただきましたが、これは是非とも聴いてみたいところですね。国内盤LPは穏やかな、渋い音がします。これがSKDの音なんだろうなぁとは思っていたんですが、DENONだともう少し輝かしい、ヌケの良い音になります。いずれにせよ、まろやかなエエ音だとは思うんですが、輸入盤のLPで聴くブロムシュテットのベートーヴェン、どんな音がするのか興味あります。彼のベートーヴェン、シューベルト、ブルックナーはホンマに素晴らしいですしね。

>Verdi 様
おはようございます。コメント感謝です。いつもお世話になります。
Verdiさんの記事は、僕が知らない曲ばかり、ホンマにレパートリーが広いですね。いつも感心しています。感性が柔らかいんでしょうね。
僕はどうも聴く範囲が狭く、ミーハーな曲ばかりです。大衆名曲・・・・・いやはや、スンマセン。

で、ブロムシュテットのベートーヴェンですが、これは安心して聴ける伝統の演奏スタイル、SKDの響きも素晴らしく愛聴盤です。
諸井誠の本を読んで、ブロムシュテットのことを知りました。特に「田園」の評は印象的でした。何度もあの本は読み返しました。今や手垢で真っ黒です。

こんばんは。連休は休みが一日だけでしたが、しっかりオペラをDVDで見て潰してしまいました。
秋晴れの日に家にこもってオペラよりは、田園の方がよかったかな、と思ったりもしてます。
夏に聞き、コメントも頂戴しました。私もブロムシュテットの名盤は田園にブルックナーですね。
ともかく素晴らしい、絵に描いたような田園ですね。

>yokochan 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
僕は三連休、野暮用が多く、あまり音楽を聴けませんでした。ちと残念。
さて、ブロムシュテットのベートーヴェン、エエですね。ブルックナーも素晴らしかったです。
特にこの「田園」はブロムシュテット&SKDのコンビ最高傑作の一つだろうと思っています。音のまろやかさ、アンサンブルの良さも思えば、この時代、SKDの全盛期だったのではなかろうかと思うんです。

こんばんは。このコンビのベートーベン、中古で第2、4と第9を買いましたが、感想としては演奏自体は穏健というか至極オーソドックス_さてそこから何を見出せるか、といったところでしょうか。発売当時、諸井誠や大木正興が賞賛する一方で、出谷啓がレコ芸の相談コーナーで「ブロムシュテットのイモぶりは相当のもので、この優れたオーケストラの表面を取り繕っただけ、という印象。こんなレコードがなぜ推薦盤になるのかよく分からない」などと酷評していたのを思い出します。未だにブルックナーやシューベルトも結構人気があるようですが、日本人の好みに合っているのは指揮者よりむしろDSKの音色なのかもしれません。先日購入したスウィトナーのボックスでも、なかなかに魅惑的な響きを聴かせてくれました(続く)。

さて、私もたまにボックスセットに含まれる未知の曲に興味をそそられることもありますが、実際聴いてみるとやはり「名曲」との格の違いを実感する、といったケースが大半です。他方で「名演」もその多くが廉価で入手できる昨今、あえて対象を広げようとは思わない_というか、今月に入ってほとんど聴く時間が取れなくなってしまい、このブログを読んで聴いた気分になっている?といった悲惨な状況なんです。それでもバロックやピアノのボックスセットを始めとして続々購入_愚かというか、更にソニー・RCA系のボックスは限定盤といいながら発売後暫くするとHMVの本日の特価コーナーで更に安くなったりして、アホらしくて笑っちゃいそうですが_ま、LP時代から散々使われた手口ですからね、こんなものなんでしょう。ではまた。

>shibera 様
コメントを有り難うございました。
そうですか、出谷啓はブロムシュテットを酷評していたんですか。でも僕はデーヤンの評論、好きだったです。少し好みが偏っているところがありましたが・・・・。ブロムシュテットの演奏、やはりそれを支えているのはSKDでしょう。このオケはホンマにエエ音を出しますね。深々とした響きにはいつも魅了されます。
ところで、BOXもの激安の件、全く同感です。僕もついつい買ってしまうんですが、貧乏性の性で、見つけたときに買っておく、買えるときに買っておく・・・・でないと、後でなくなってしまう・・・・・とよく経験しましたから。こればかりは性分ゆえ、仕方ないですね(^^ゞ

ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」 ブロムシュテット指揮

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夏の陽光まぶしい庭園。くっきりと影を落す木々。日差しを浴びた芝生の緑との対比がと

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