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チャイコフスキーの交響曲第6番 ロ短調「悲愴」 フェドセーエフ/モスクワ放送響

夕方から秋雨でした。
そぼ降る雨の中、聴きたくなったのはチャイコフスキーであります。
気温が下がってくると、チャイコフスキーがエエですね。
今日もまた、通俗名曲を。

チャイコフスキーの交響曲第6番 ロ短調 作品74「悲愴」。
ウラディーミル・フェドセーエフ指揮モスクワ放送響の演奏。
1981年6月、モスクワ放送大ホールでのデジタル録音。
JVC(日本ビクター)の海外録音シリーズの1枚。

デジタル初期、日本のレコードメーカーは元気だった。DENONやSONY、そしてこのJVCが盛んに海外で録音し、その音質の優秀さを謳い文句に国内発売していた。
JVCが起用したのはメロディア・レーベルを持っていたためだろう、ソ連のフェドセーエフ/モスクワ放送響。このコンビでチャイコフスキーの交響曲や管弦楽曲、ムソルグスキー、R・コルサコフ、ストラヴィンスキーなどのロシアものを録音したのだった。プロデュサー、エンジニアともに日本人(野島友雄に服部文雄)。時あたかもオーディオ・ブームの真っ最中(スピーカーの598戦争の時代ですな)、その時流に乗って、これら海外録音は結構なセールスを記録したのではなかったか。

さて演奏であります。
ソ連(ロシア)のオーケストラというと、弦はゴリゴリ、金管バリバリ、そして重低音ズシン・・・・という音が多いのだが、このフェドセーエフ/モスクワ放送響のコンビは至極まっとうな音で(というと失礼なのだが(^^ゞ)、チャイコフスキーを聴かせてくれる。とてもオーソドックス、正統派という感じ。西欧的と言ってもいいかもしれない。(尤も、チャイコフスキーはロシアの中でも最もヨーロッパ的な音楽を書こうとした人だったが)。

もちろんそうは云っても、ダイナミック・レンジは大きく、ここぞという時の金管の爆発力はスゴイ。下品なくらいのバリバリ感はある。しかし、弦はしっとりと滑らかな響きを獲得しているし、木管などは実に柔らかく、優しい響きで聴かせてくれる。これは名演奏だろうと思う。
ロシア的な土臭さは十分に残しつつも(第3楽章のリズムの処理やティンパニの強打は全くロシア的)、ほど良く、オトナびた演奏と云うべきかな。

ラストのアダージョはやはり悲痛、悲愴。凍った北の大地を思わせる侘びしさ、アンサンブルは上々で、スッキリしや響きが実によい。

録音は、低音を無理して出そうとせずに、中高音を重視した音づくりと思われます。
全体的に爽やかな響きが印象的で、音場は上下左右によく広がります。奥行きがイマイチなのはどうしてかな。

昔懐かしい、良い演奏でした。


<チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」の自己リンクです>
■フリッチャイ/ベルリン放送響
■ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管
■小沢征爾/パリ管
■カラヤン/ベルリン・フィル(1971年 EMI)
■ベーム/ロンドン響
■ザンデルリンク/ベルリン響
■オーマンディ/フィラデルフィア管
■ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル
■ジュリーニ/ロサンゼルス・フィル
■ロストロポーヴィチ/ロンドン・フィル




AUTHOR: narkejp EMAIL: narkejp@netscape.net URL: http://blog.goo.ne.jp/narkejp/ DATE: 10/11/2008 13:42:40 フェドセーエフとモスクワ放送響のチャイコフスキー「悲愴」交響曲、すでにコメントをいただいておりましたが、当方の記事をトラックバックいたします。第1楽章がよくつかめず、しばらく敬遠しておりましたが、ある時、一週間ほど反復して聴いておりましたら、ようやくもやが晴れたようになりました(^o^)/
たぶん同じ録音だと思います。
当地はようやく稲刈りが一段落しました。我が家の稲作はすっかり委託しておりますので、できあがりの飯米を蔵に運び込み、これで一安心です。一年以上、安心して食べられます。
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コメント

>shinichirosawai 様
こちらにもコメントを有り難うございました。
フェドセーエフの海外録音、懐かしいですね。「春の祭典」で針が飛ぶ話、そうですそうです、昔アナログ時代は、高音質録音でカッティングレベルが高いとトレースできないLP、結構ありました。
shinichirosawaiさんのイチオシは「シェエラザード」ですか。これ、我が家にもあります。「展覧会の絵」も持ってます。これは、是非聴き直してみようと思います。
有り難うございました。

チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」を聴く

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チャイコフスキーの交響曲第6番は、実はずっと苦手な曲でした。「悲愴」などという暗いタイトルも、終楽章の陰々滅々たる終わり方も、やっぱりチャイコフスキーの交響曲は、第4番のほうがいいなぁと思っておりました。特に長い第1楽章をつかまえそこなって、この曲のLPはついに購入しませんでしたし、CDも某中古書店で購入した250円のものや、例のロイヤル・フィル300円シリーズなどを、一応持っているという程度。われながら、いかにも扱いが冷たいです(^_^;)>poripori
ところが!
先ごろ、車の常備CD...

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