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ブラームスのヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77 ムター(Vn) ・ カラヤン/BPO

週末を休んでの月曜日は、忙しいんです。ふつうに、土日を休んでいただけなんですが、いやはや、バンバン仕事が舞い込みます。アレしてくれ、コレを頼む、アレはどうした?、コレはこうせよ・・・・・・・。アタシャ職場のヨロズ引受人。何でもやりまっせ。まこと充実した一日でありました。

さて、秋はブラームスです。
今日は、ブラームスの最高傑作ではないかと僕が思う作品です。

ブラームスのヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77。
アンネ=ゾフィー・ムターのヴァイオリン独奏、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏。
1981年9月、フィルハーモニーでの録音。DG盤。

第1楽章の序奏部、カラヤン&BPOの雄大な伴奏で始まる。強弱の幅が大きく、ピアニシモのデリケートさはさすがに素晴らしいし、フォルティシモでの爆発力もスゴイ。BPOが凄まじい威力を発揮する。
ムターのヴァイオリンもダイナミックだが、音が細身でしなやかなので、とても鋭敏な演奏になっている。いわば、俊足で機動力溢れる攻撃力・・・・か。決然とフォルテで歌わせるところの、すがすがしいほどの潔さ、ピアニシモで柔らかく歌わせる繊細な感覚、どちらもエエなぁと思う。また、終始強い緊張感に貫かれているのも、聴いていて気持ちよいくらい。
カラヤンの伴奏は、協奏曲としては立派すぎるかなとも思うのだが、(まあ、それがカラヤン流なのだろうが)、ムターの若き才能に刺激されたのか、この演奏では、カラヤンがいきり立っているようなところも散見される。これが面白い。ムターは、カラヤンが発掘してDGで大事に育て上げた才能だが、カラヤンの目論見より遥にその才が大きかったこと、このカラヤンのいきり立ち(苛立ち?)が証明していると思う。大音量のBPOを向こうに回して、ムターは絶好調。カデンツァはヨアヒム作のもの。これも傾聴に値する名演。

第2楽章も序奏部がスゴイ。BPOの独壇場。管楽器も弦楽器も全く美しい。そして巧い。もうメチャクチャに巧い。技巧が安定完璧で、これは天下無双の伴奏だろう。
ムターのヴァイオリンが美音。時に妖しい魅力を放つ。録音当時、ムター18歳。
この若さでこの妖しさ。後年の艶麗さは、もうここで聴かれる。栴檀は双葉より芳し、なのだ。

終楽章はジプシー風のロンド・フィナーレ。
ムターの技巧も素晴らしいが、BPOのテクニックもスゴイ。両者一体となって、力感あふれ、熱いフィナーレになっている。ヴァイオリンとオーケストラの見事なこれは「交響」だろう。
こういう演奏を聴いていると、やはりブラームスの最高傑作は、このヴァイオリン協奏曲かなぁ・・・・と思う。

録音は今も上々であります。
オケとヴァイオリンのバランスも良い。とても綺麗です。
カラヤン伴奏なので、例によってオケが少しかぶり気味なんですが、大音量で聴くと気になりません。
素晴らしい録音であり、演奏であると思います。



AUTHOR: ニョッキ URL: http://blog.livedoor.jp/watahiroxp/ DATE: 10/08/2008 08:11:53 おはようございます。

お仕事お疲れ様です。こんな時代ですから忙しいのはとても良いですね。
私も「暇」だと結構焦ります(営業職なもので・・・)。

さてムターとカラヤンのコンチェルト。「競奏曲」といった趣ですね。
ベルリンフィルのパワー全開。ムターも若さでとても勢いがありました。

秋に癒されたい・といった類の演奏ではないけれどこれはこれで魅力的だと思います。

>強弱の幅が大きく、ピアニシモのデリケートさはさすがに素晴らしいし、フォルティシモでの爆発力もスゴイ。BPOが凄まじい威力を発揮する。

まさにおっしゃるとおりですね。
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コメント

>ニョッキ 様
おはようございます。コメント・TBを有り難うございました。
仕事、忙しいですねえ。しかし、まあこの御時世、給料をもらえるだけでも有り難いと思わんといかんのかもしれません。
さて、ムターのブラームスは発売されたときから聴いているんですが、少女のヴァイオリン弾きとおもっていたら、なんのなんの、スゴイ演奏なのでビックリしたことを覚えています。カラヤン/BPOのバックも圧倒的でした。
凄まじかったですね。

>hsm 様
おはようございます。コメント感謝です。
なるほど、この曲の第2楽章は、BPOの主席オーボエ奏者の聞き比べができるんですねえ・・・・・。hsmさんの挙げられた名前、錚々たるメンバーですよねえ。これはちとBPO盤を探してみて、じっくり聴いてみましょう・・・・・・と思ったらあまりありませんでした。
VPOでもそうですから、興味深いです。
とても聴く楽しみが増えました。ありがとうございました。そういう聴き方、エエですねえ。

>吉田 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
コッホでしょうか・・・・(と僕は思っているんですが)・・・・、シェレンベルガーかもしれません。
この演奏、ソロはもちろん素晴らしいんですが、カラヤンのバックが凄いんです。圧倒されますね。名演奏と思います。
僕もベスト・スリーに入れたいです(^^)V

初めまして、mozart1889さんのブログを見るのが日課の様になり、毎日楽しみしています。
さて、この曲の2楽章のオーボエソロですが、私も大好きな箇所です。
以前、BPOのシュレンベルガーの演奏が聴きたいが為に、アバド/ムローヴァの来日公演ライヴCDを購入したことを友人に話すと笑われてしまいました。
ラトルがバーミンガム市響と来日した際に、この曲のゲネプロを札幌キタラホールで聴く機会がありました。その中で、オーボエのソロ無しで、木管の伴奏のみ演奏していましたが、これがまた想像力を描き立てられて、天上の音楽の様な素晴らしい体験でした。変な話、本番の演奏より感動しました。これからも、偶にお邪魔するのでどうかよろしくお願い致します。

>KMオペラオー 様
初めまして。ようこそおいで下さいました。コメントも感謝です。
毎日同じような音楽しか聴いていないんですが、どうぞよろしくお願いします。
さて、シェレンベルガーを聴きたいがためにムローヴァのブラームスを買う・・・・というのがエエですね。僕はこの演奏は持っていないんですが、シェレンベルガーを聴きたくて、DENONのバロック・オーボエ協奏曲集を買いました。彼、当代一流の演奏家と思いました。
ラトル/バーミンガム市響のゲネプロの話、面白いですね。木管だけであそこを演奏する・・・・・僕も想像してしまいました。そういうの、聴いてみたいもんです。

クラシックCD紹介その21(ブラームス ヴァイオリン協奏曲)

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今日紹介するCDは
ブラームス ヴァイオリン協奏曲
ムター(Vn)カラヤン指揮 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団

ヴァイオリン協奏曲もいろいろあってメジャーなところでメンデルスゾーンやチャイコフスキーがあるけれど私のお気に入りはブラームス...

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