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チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番 ギレリス(Pf) メータ/ニューヨーク・フィル

台風が南のコースを行ったので雨はあまり降りませんでした。
先週末から曇天続き、そろそろ秋の爽やかな空、柔らかい日差しが恋しくなってきました。

さて、今日も昔懐かしい演奏を。

チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23。
エミール・ギレリスのピアノ独奏、ズービン・メータ指揮ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏。
1979年11月14日、ニューヨークのリンカーン・センター、エイブリー・フィッシャーホールで行われた定期演奏会の実況録音盤。
デジタルのライヴ録音として発売当初は話題になったもの。CBSソニー盤。
ギレリスとしては6回目の録音。メータ/NYPとは初共演のレコードだった。

ギレリスのピアノが貫禄十分、大人風であって、フォルティシモで豪快にバリバリ弾きこなすところなどは、往年の「鋼鉄のピアニスト」なのだが、メランコリックなところでは大変抒情的、テンポを落としたり揺らしたりしながら、フッとため息をつくような風情を織り込んで実に美しい。
その表現は、風格があって、大人というか、またゴージャスというか、聴きながら惚れ惚れ、ピアノに酔ってしまいそうな感じ。見事なもんだなぁ。

メータ/NYPの伴奏も迫力と美しさに満ちて、時に豪快。怒濤の寄り身。フォルティシモでは少々荒っぽいが全く豪放、弱音でのデリカシーも美しい。ギレリスのピアノによく合わせるとともに、屈託なく伸び伸びと歌っていくのもイイ。これはメータの美質だろう。

第1楽章は、迫力と抒情性が同居する見事な演奏。冒頭は全く豪快で、これは大音量で聴きたい。主部以降では、ギレリスのピアノのタッチの変化を聴いているだけで楽しくなる。唖然とするほどの巧さ、美しさ。
メータ/NYPの伴奏も抉りが利いていて、メリハリがある。心地よい。

第2楽章は速めに過ぎてゆく緩徐楽章。ギレリスのピアニズムは鮮やか。

フィナーレは豪快にして壮麗。ピアノもオケもよく鳴っていて、爽快な気分になる。
ギレリスはたった一人で、圧倒的な音響のオケに対峙してゆく。その強靱さが凄い。
ラストはグイグイと加速、観客の拍手はフライング。曲が終わらぬうちに、猛烈な歓呼。昂奮したんだろうなぁ。

録音は少し古びてきました。
デジタル初期の硬さがCDになると出てしまうのかも知れません。
個々の楽器の音は実にクリアで見通しがよく、爽快な聴感を得られます。ただ、潤いがもう少し欲しいかな・・・と思いました。


<チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番の自己リンクです>
■クライバーン(Pf)・コンドラシン/交響楽団
■ボレット(Pf)・デュトワ/モントリオール響
■ポゴレリチ(Pf)・アバド/ロンドン響
■ワイセンベルク(Pf)・カラヤン/パリ管
■アルゲリッチ(Pf)・コンドラシン/バイエルン放送響


AUTHOR: TATSUAY@ URL: http://blog.livedoor.jp/ma4news8/ DATE: 10/02/2008 11:20:33 ご無沙汰してます。
ギレリス&メータの1番ですね。
私は未聴ですが、またまたこれを読んで聴きたくなってしまいました!。
デジタル初期の録音にありがちな硬さもあるし、ニューヨークpoの体質も若干あるのかな?っていう気もしますが。昔からニューヨークpoというと、
音量がデカくて、少し音がメカニカルで乾いてるという印象があるので。
これもまたアメリカンオーケストラっぽくて私は好きですが。

ブロムシュテットのブル4も購入して聴きました。ナント音色の美しくて柔らかいことか!。
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コメント

>あるべりっひ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
そういえば、ロサンゼルス・フィルだったらよかったかもしれませんねえ。メータはこの録音当時がピークだったような気がします。ということは、やはりロス時代が最も生き生きしていたということでしょうか。少なくとも録音の上では、DECCAの録音技術も含めて、最高だったんでしょうね。
さて、ギレリスはエエです。バリバリしっとり、心ゆくまでチャイコフスキーを楽しませてくれました。ラストは観客が我慢できずに歓呼してますね。

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