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J・S・バッハのヴァイオリン協奏曲集 イ・ムジチ合奏団 アゴスティーニ(Vn)

蒸し暑い一日でした。残暑が逆戻り、ちっとも秋という感じがしません。
「秋はブラームス」といいつつ、気温がその雰囲気になりませんので、ちとお休みにしましょう。
今日の四国は大雨の予報、昨夜来から降り続き、雷も鳴っています。
どうも、週末はこんな天気、来週くらいから「秋」になるんでしょう。

そこで今日はバッハを。

J・S・バッハのヴァイオリン協奏曲集。
フェデリコ・アゴスティーニのヴァイオリン独奏、2ndヴァイオリンはアントニオ・ペレス。イ・ムジチ合奏団の演奏。
1989年7月、スイスのラ・ショー・ド・フォンでの録音。フィリップス盤。

イ・ムジチ合奏団としては、2度目のバッハ・ヴァイオリン協奏曲集の録音。1度目はフェリクス・アーヨとロベルト・ミケルッチによる1958年録音盤だった。このCDの主役、フェデリコ・アゴスティーニが生まれる前年のことだ。イ・ムジチも世代交代、収録当時のアゴスティーニは30歳。若々しいヴァイオリンの調べを聴かせてくれる。

何より、よく歌う。
ただ、それまでのアーヨやカルミレッリのように甘美に歌わせるよりは、一歩引いて、歌に流れすぎないように自制している感じもする。知性がやや勝る演奏と云うべきか、時にシックなイメージも浮かぶイタリアンだ。

3曲のうち、素晴らしいのは2つのヴァイオリンのための協奏曲。作品そのものが素晴らしいのだけれども。
両端楽章の緊迫感、緩徐楽章の類い希な美しさは、いつ聴いても名曲と思う。
イ・ムジチ合奏団のアンサンブルが実によく、アゴスティーニも伸び伸びと歌っている。2ndヴァイオリンのペレスもよく支える。両者の呼吸もよく合って美しい。第1楽章の緊張感など見事なものだ。

第2楽章はさらに良い。テンポがゆっくりで、柔らかな美しさを感じさせる。淡く優しい光が差し込んでくるような演奏。音色もメロディもイイ。二つのヴァイオリンが溶けあって、哀しくなるくらいの美しさ。ノスタルジーをかき立てられるような名演。

フィナーレの加速度も素晴らしい。その速さの中でも音楽のフォルムが崩れず、しかもよく歌うのだから、やはり、さすがイ・ムジチというべきか。

録音は上々です。
ハッとするような鮮やかさがないものの、フィリップス特有のウォーム・トーンが美しい。ロケーションは名にし負うラ・ショー・ド・フォン、美しいスタジオ録音盤であります。


AUTHOR: あるべりっひ DATE: 09/26/2008 23:52:57 アゴスティーニ、不思議な魅力のある奏者ですよね。冷静で知的な感じなんですが、とにかく歌うことは旨い!! イタリアの伊達男って感じですか。
こんばんは。
個人的には、アーヨとカルミレッリ時代のイ・ムジチが好きです。たしかヴィヴァルディの作品3でアゴスティーニとカルミレッリ共演してるんですよね。
この演奏、バッハが影響を受けたヴィヴァルディが見え隠れするイタリア色の明るい演奏ですね。
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コメント

すみません、下のコメントは私です。
名前が上手く入力できませんでした(ちょっと酔ってる)。

>木曽のあばら屋 様
おはようございます。いつもお世話になります。感謝です。
アゴスティーニのヴァイオリン、なかなか良かったです。

僕はアーヨ・ミケルッチ盤の方が未聴なんです。ヴィヴァルディの「四季」はそれこそ各時代のリーダーのソロで持っているんですが、アーヨ盤はさすがだなぁと思います。きっと、バッハのヴァイオリン協奏曲もエエんでしょうね。
木曽さんはサイモン・スタンデイジで驚かれたんですね。僕は、「四季」での刷り込みがアーヨ盤だったので、やはりピリオド楽器の演奏にはビックリしました。このごろはだいぶ慣れました(というより、当たり前になりましたか・・・・・・)。

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