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アシュケナージのブラームス ピアノ協奏曲第2番

午後に少し雨がぱらついたものの、路面が濡れるほどでもなく、降水量ゼロに変わりないようです。
四国では各地のダムで取水制限が始まりました。
7月上旬には平年並みに降るだろうと気象台が予測していますが、さて、どうなることやら・・・。
非常に蒸し暑い日でありました。個人的には多忙な日でもありました。

で、何か爽やかな音楽を・・・・と探しつつ・・・・。

今日は、ブラームスのピアノ協奏曲第2番。
アシュケナージがハイティンク/ウィーン・フィルをバックに録音したCD。1982年の録音。

アシュケナージは、万能ピアニストだと思う。
何でも弾くし、どんな作品でもそつなく仕上げる。
音色は透明感があって全く綺麗だし、技巧的にはほぼ完璧。
しかも情感豊かで、ダイナミズムも十分。

ボクがクラシック音楽を聴き始めた頃には、中堅からヴェテランにさしかかった頃だったろうか。ロンドン・DECCAのピアニストのエースとして活躍していた。録音も好きだったはずだから、レコード会社には貴重な存在だっただろう。

第1楽章。冒頭のホルン。あまりにも素晴らしい冒頭なので、ここだけ聴くこともあるくらい。ブラームスってスゴイと思う。そして、このホルンの音色!まさにウィンナ・ホルン!ブルックナーの「ロマンティック」、シューベルトの「グレート」と並ぶ、ホルン開始の名曲。
ハイティンク/ウィーン・フィルの深々とした音色が素晴らしい。そのバックに乗って、アシュケナージのピアノが縦横無尽に駆けめぐる。ブラームスの2番協奏曲らしくバリバリと弾くところもあれば、繊細にフワッと羽毛で撫でるよう音色のところもある。アシュケナージの面目躍如と言ったところ。

第2楽章もオケの厚みは十分。アシュケナージは、ピアノを技巧を駆使してデリケートに仕上げる。音色はクリスタル・ガラスの輝き。キラキラと輝きながら、あるいはコロコロと転がるように弾む。ピアノの音色だけで酔いそう。
第3楽章の低弦や木管は朗々と歌い、アンサンブルも見事。これはハイティンクの職人芸かな。

終楽章のピアノはまさに万華鏡。「千変万化」という陳腐な言葉しか思いつかないが、アシュケナージの演奏は、瞬間瞬間に色彩を変えて、左右のスピーカーの間から部屋全体にに広がる。ハイティンクもその色彩感について行くのが必死だったのじゃないかな?よくつけているが、少し持て余し気味。アシュケナージの演奏、テンポは揺れないが色彩の変化がスゴイんだなぁ。

演奏時間、51分。聴き手を幸福にするピアニスト・アシュケナージ。
指揮ばかりしていないで、もっと協奏曲録音を・・・、特に再録音を聴いてみたい・・・というのが本音であります。


AUTHOR: しのたか DATE: 06/22/2005 19:01:18 アシュケナージとバレンボイム、どちらも演奏を生で聴く機会に恵まれませんでした。日本だと高いんで行く気ないし、アメリカにいたときも、うまくスケジュール合わずに。
アシュケナージは何年か前にやっていたドキュメンタリーが印象に残っています。子供たちに亡命のいきさつとかを話し、自由と音楽について語るようなドキュメンタリーが数回シリーズでありました。
華麗さはないけど、そつなく無難に何でもこなすよねって感じですよね。口性ない人たちは、「日本の音大の学生が弾く様な面白みのない演奏」とか言いますが、笑。
僕もこのブラームス持ってますが、きちんとCDで残してくれるのって重要だと思ったりします。
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コメント

>カエル 様
こちらこそ、TB有り難うございました。アシュケナージは、ボクがしょっちゅうCDやレコードを取り出すピアニストなんです。ホンマ音が綺麗でイイですよね。

これはいいですな~。1楽章の途中でのピアノとオーケストラが対話する場面。あそこはこのコンビが最高ですね。音のやわらかさといい、ピアノの美しさといい、私も大好きな演奏です。充実した時間が過ごせます。

>yurikamome122 様
いつもお世話になっております。
音のやわらかさ、ホンマ、アシュケナージは良いです。第1楽章の、オケとピアノの対話・・・なるほど、じっくり聴き直してみたいと思います。
何回聴いても、この演奏は大好きなので飽きません(^-^)。

こんにちは!
mozart1889さんがエントリーされた曲つながりではないので恐縮ですが、アシュケナージつながりということでTBさせて頂きました。
アシュケナージさんのピアノは、透明感や情感、それからダイナミックも十分、私もおっしゃる通り納得です!
私もアシュケナージのピアノがまた聴きたくなってきました。

>stonez 様
こんばんは。どうぞどうぞ、TBは何でもしてくださいね。喰いタン、あとづけ、何でもアリですから(^-^)。
アシュケナージのショパンもイイですね。前奏曲も練習曲も、ボクはポリーニよりアシュケナージが好きです。バラードも夜想曲も、みんな良いです。
ああ、ポロネーズが聴きたくなりました。

大好きなピアニスト

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もうね、凄ーく好きなピアニストがいるんです。
CDやテレビやラジオで聴いても素晴しいんだけど
生で聴いたらほんと、鳥肌ものなんです。
その人の名は    アシュケナージ
大好きなんです。
素晴しい人だと思っています。
なんであんなに綺麗な音が出せるんだろう。
指揮者としての彼も素晴しいけれど
あのピアノの音は一度聴いたら忘れられません。
ずっと前にNHKだったと思うけれど
アシュケナージさんの特集みたいなのをやっていて
色んな話をしているのを見たんだけど
この人っ...

ブラームス作曲、ピアノ協奏曲第2番

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楽しみだった日食、9階建てのビルの屋上で観察できるように予定を組んだのに。残念。今日の1曲、ブラームスのピアノ協奏曲第2番。ブラームスはナルシストなんだろうね。他人を意識しすぎ。でもね、その人を超えようとしてもあなたが意識する限り無理。努力家の彼は凄い勉強するから音は鈍くさく野暮ったいけどアカデミックな匂いがする。これは中年の彼が自分の個性を限界と勘違いして憧れの人のようになれない自分を諦めきれないセンチな曲。語り、囁き、呟き、叫び、立ち止まり、メソメソして、昔を懐かしみ、昔々あったとさってな感じかな。

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