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ドヴォルザークの交響曲第8番 ト長調 作品88 アバド/ベルリン・フィル

台風の去った後、久しぶりの上天気だったんですが、気温は上昇、日中は冷房が要るほどでありました。
朝夕は秋の爽やかな気候ですし、田んぼでは早稲の収穫が始まっています。着実に秋の日々が始まっています。

さて、今日はドヴォルザークを。

ドヴォルザークの交響曲第8番 ト長調 作品88。
クラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルの演奏。
1993年11月16~19日、フィルハーモニー・ホールでのライヴ録音。CBSソニー盤。

僕がクラシック音楽を聴き始めた頃は、「イギリス」という副題がついていたものだったが(イギリスで楽譜が出版されたというだけの話 (^^ゞ)、今はとんと見かけなくなった。昔は、まあクラシック音楽というと、取っつきにくかったので、ニックネームでもつけて親しんでもらおう(レコードを買ってもらおう)ということだったのだろう。

さて、アバド&ベルリン・フィルによる、ドヴォルザークの第8交響曲は、まず第1楽章の冒頭、チェロのユニゾンが大変美しく、深々として、田舎の風景に溶け込んでゆくような風情がある。そこに絡んでくるフルートやオーボエの美しさは絶品。曲想がホンマに田舎風景、我が家の南面に広がる四国の田舎景色に、よく似合うこと、秋風が金色に染まりつつある田んぼの上を渡ってゆく・・・・そんな爽快感も音楽から聞こえくる。

アバドの指揮がまたイイ。ベルリン・フィルから、爽やかでスッキリした響きを引き出して、この第8交響曲の涼やかな魅力を存分に伝える。
ああ、この曲はこんなに爽快新鮮な音楽だったのかと思ったほど。厚ぼったくなく、やや軽めの音なのだが、それがとても良い。
(往年の重厚なベルリン・フィルのサウンドを好む人には嫌われるかも?)

第2楽章は、アバドらしく背筋が伸びて格調高い表現。ここでも歌がイイ。実にスッキリした歌であって、美しい旋律がベタつかないのがアバド流。
フォルティシモでのカンタービレは絶品。

第3楽章は、これぞボヘミア、ドヴォルザークのボヘミア魂丸出しの懐かしいメロディのオンパレード。暖かくも素朴さを残したワルツ。
ベルリン・フィルの弦楽セクションが美しい。弦楽が金色に輝く感じ。ダイナミック・レンジも大きく、特にピアニシモでのデリカシーは、たまらない美しさ。

フィナーレの変奏曲も綺麗。オーケストラはフル回転、管楽器、特に金管がよい。少壮気鋭と云うべきか、引き締まったリズム、爽快に響く旋律線、その上に頗る巧い金管が鳴り渡る。いや見事なもんだ。溌剌としたドヴォルザークが現れる。

録音は標準的でしょう。
1990年代の録音にしては左右前後の広がりがやや不足している感じ。ライヴ録音のハンディかな。
逆に、音の鮮度は上々で、ライヴ独特の熱気をはらんで進んでゆくところは、エエもんです。


AUTHOR: ニョッキ URL: http://blog.livedoor.jp/watahiroxp/ DATE: 09/21/2008 06:46:45 おはようございます。

この曲mozart1889さんがいつレビューするか待っておりました。
(1年前のいただいたコメントで「買ったけど未聴」とおっしゃってましたから)

この演奏って何でもないように見えて実は名演なんじゃないかと思っております。
私も久々に聴いてみますね。
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コメント

こんにちは。
 アバド/ベルリン・フィルのドヴォルザーク、いい演奏ですよね。
 ドヴォルザークに限らず、アバドは軽い、なんて言われますが、指揮者としても腕が良くて、演奏者に夾雑物を上手く整理させてしまうからだ、と思っています。無理がないんですよね。

 そういえば、最近アバドのBOXセットが出ましたが、どうしようか思案中です。あらかた持ってたりするしなぁ.....


>ニョッキ 様
こんばんは。コメントとTBを有り難うございました。
アバドのドヴォルザーク、未聴のままダラダラしておりました。
一聴、爽やかで軽快、実にスッキリとした響きで、心地よいドヴォルザークでした。モコモコしていないのがエエですね。名演奏と思います。

>ひろはや 様
こんばんは。コメント感謝です。
この曲、昔は「イギリス」とタスキにありましたね。僕の持つLPでも、やはり大きく入っています。
アバド&ベルリン・フィルの演奏は爽やかな響きが特徴的で、過去のBPOの名演奏と比べると、ホンマに軽快だなぁと思いました。カラヤンの演奏(EMI)やクーベリック(DG)の重心の低さに比べると、随分変わったなぁと思いました。この音がアバドの目指す音だったのだろうと思います。

>天ぬき 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
アバドの「新世界」は、確かCDがでていたと思うんですが、聴いたことがありません。天ぬきさんのエアチェック・テープによれば、8番と同じような傾向なんですね。スッキリと爽やかな響きが印象的でした。
昔のBPOの演奏に比べると、筋肉質で脂肪が少ない感じ、カロリーは低めなんでしょうが、僕もこの頃、こういう演奏を抵抗なく好んでます。
昔は熱い演奏が好きだったんですが・・・・・・・。
歳をとると好みが変化しますね。

>Verdi 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
お仕事も忙しいご様子、お疲れ様です。
アバドの演奏、そうそう、夾雑物を上手に取り除いて、スッキリ整理した感じに聴かせてくれます。巧いもんだなぁと僕も思います。
ドヴォルザークなど、ホンマにアバドらしい爽快でよく歌う演奏でした。名演奏と思います。

アバドのボックス、でたんですか?・・・・・・ちと検索してみます(^^)V

こんばんは。
アバド&ベルリンPOのこの演奏未聴です。
この頃のアバドのこと、透明感あふれる演奏なんでしょうね。重量感より透明度をベルリンに持ち込みそれを突き詰めていった。その最たる例が『トリスタン』だったのでしょうか。
民族色が強く現れるこの曲から多分にそれを廃して、心地よい演奏が文面から感じ取れます。是非聞いてみたい演奏です。

>あるべりっひ 様
おはようございます。コメント感謝です。
アバドのこの演奏は、透明度が高く、おっしゃるように重量感よりもスッキリした響きをベルリン・フィルに持ち込んだ感があります。
清々しい良い演奏と思います。
「トリスタン」がそういう傾向なんですか・・・・・・僕はアバド&BPOのワーグナーは聴いたことがないので、いっぺん聴いてみたいです。
ドヴォルザークの響きは印象的でした。これと同じ傾向だとワーグナーも・・・・・・想像してしまいます。

クラシックCD紹介その129(ドヴォルザーク 交響曲第8番ト長調)

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2週に続く3連休も終わり、いよいよ9月の最終週に突入しました。
どこの企業もそうですが上半期の〆でもあり、営業の身としては数字の追い込みでもあります。
今年の上半期は前半まずまずの成績でしたが後半に入ってかなり不調に陥っていてここが踏ん張りどころか....

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