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マーラーの交響曲「大地の歌」 バーンスタイン/ウィーン・フィル

ここのところ、仕事は忙しく(今日も出勤・・・・・(T.T)・・・)、しかし体調は良く、マーラーを聴き続けて疲れません。
こうなりゃ勢いで、「大地の歌」を聴きましょう。今日のは、カロリーの高い「大地の歌」でありますぞ。


マーラーの交響曲「大地の歌」。
レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルの演奏。
歌唱はジェームズ・キング(T)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)。
1966年4月、ウィーンのソフィエンザールでの録音。DECCA原盤、国内ではロンドン・レコード発売のLP。
当時、バーンスタインはCBS専属。VPOはDECCA専属。そこで専属両社が合意、バーンスタイン/VPOの組み合わせで、CBSにヴェルディの「ファルスタッフ」を録音するかわりに、DECCAにこの「大地の歌」とモーツァルトの「リンツ」・ピアノ協奏曲第15番を録音するというバーター契約が成立したのだった。このコンビは実に相性が良く、後年のDGでのバーンスタイン/VPOによる数々の名演奏が生まれることになった。

さて、「大地の歌」。
噎せ返るようなロマンが一杯。情熱的で血潮が滾り、やがて激流となってゆく演奏であって、バーンスタイン渾身の一枚。バーンスタインが遺した夥しいレコードの中でも、おそらく十指に入るのではないか?

第1楽章の冒頭からして、もう徹底的にバーンスタインの世界であって、熱い熱い、もうホンマに熱い演奏になっている。
そしてジェームズ・キングの歌唱が素晴らしい。彼の最良のパフォーマンスがここにあると思われる。情熱と孤独と虚無と。様々な情感が歌に込められている。
ウィーン・フィルも軋むような音を響かせる。優美なだけではない、スゴイ表現力。マーラーの複雑な思いと、バーンスタインの憑かれたような魂を、オーケストラが音にしてゆく。

第2楽章「秋に寂しき者」でもウィーン・フィルの音がスゴイ。管楽器がやるせない響きを紡ぎ出し、弦楽セクションは孤独感をひそやかに、時に妖しく描き出す。
そして・フィッシャー=ディースカウの歌!巧いなんてもんじゃない、巧さを越えた凄さ。声の美しさはもう格別だし、ゾクッとするほどの寂しさを漂わす歌唱は見事しか云いようがない。言葉も綺麗。発音、発声がいいんだろうなぁ。

全編を通じての聴きものは、やはり「告別」か。
30分にわたる長大な楽章が、手に汗握る緊張感で貫かれている。ウィーン・フィルは凄絶なまでの美しさ。特にウィンナ・オーボエにウィンナ・ホルンの響きは得も言われぬ寂しさ。弦のさざめきは寂寥感をいや増してゆく。
マーラーは、寂しがり屋だ。人間が恋しくて、こんな音楽を書いたのか。

録音は今も素晴らしいのです。
音の艶、輝き、響きの豊かさ、ピアニシモの青白いまでの美しさ・・・・・これぞ、ウィーン・フィルと云いたい名録音。
DECCAの録音はホンマに良い。この音、この響きで聴けるのなら、もう何も要りません。

僕にとってはエヴァーグリーン的な名盤であります。
LPがまた、ことのほか音が美しいのです。

<マーラー「大地の歌」の自己リンクであります>
■ジュリーニ/ベルリン・フィル
■ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管
■クレンペラー/フィルハーモニア管
■カラヤン/ベルリン・フィル


AUTHOR: ひろはや DATE: 09/15/2008 06:47:13 おはようございます。
マーラーの「大地の歌」は、ワルター/ウィーンフィル(1952年)のLPで聴き初め、その後のCDファーストチョイスも同じくワルター/NYフィル(1960年)でありました。どうもワルターの印象が色濃く私の体にしみ込んでいるようですね。
バーンスタイン/ウィーンフィル盤はCDの交響曲全集で持っていますので、久しぶりに聴いてみることにします。通常は女声(アルト)と男声(テノール)で共演されると思ったのですが、バーンスタイン盤では男声(バリトンとテノール)なんですね。テノールのジェームズ・キングは、ハイティンク/ACO盤(1975年)にも登場していますので(共演はアルトのジャネット・ベイカー)、聴き比べてみようかな........。
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コメント

>ひろはや 様
いつもお世話になります。コメント感謝です。
ワルター/VPO盤は往年の名盤、僕はCD時代になって初めて聴きました。二人の歌手も素晴らしいですよね。ワルター/NYP盤も持っているんですが、よく聴いていません。こりゃ、聴いてみなくちゃイカンですね(^^ゞ
バーンスタインの「大地の歌」はLP以来の愛聴盤でした。F=ディースカウのバリトンも存在価値が高いと思います。

>砂漠 様
コメントを有り難うございました。
砂漠さんのブログも拝見しました。買ったCDを記録されるのはエエですね。僕はどんどん買ってしまってアカンのです。このごろクラシックのCDは激安でして、ついつい買ってしまいます。昔の高価な時代を思うと・・・・・・ついつい、今のうちに買っておこうと・・・・・・・ビンボー症です。
バーンスタイン/VPOの「大地の歌」は素晴らしい演奏です。大好きなんです。

>mikotomochi58 様
おはようございます。コメント&TBを有り難うございました。
バーンスタインのマーラーは素晴らしいですね。激しく熱いです。「大地の歌」もホンマに素晴らしいと思います。マーラーが分かるのには、僕は随分時間がかかったんですが、「巨人」と「大地の歌」は若い頃から好きでした。思えば、どちらもバーンスタイン盤でした。初心者にも思いが伝わる指揮者だったんですね・・・・・・まさにマーラーの伝道師・バーンスタインでありました。

3日間仕事でしたので、10番はアダージョだけにしました(^^ゞ

バリトンで大地の歌

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先週末、またまた岡山の中古やさんで、マーラーの交響曲「大地の歌」を買いました。レナード・バーンスタイン指揮のVPO。テノールはジェームス・キング、バリトンはディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウの超有名な演奏であります。実は、このCDはもう20年以上前に買ってました。というのも、今でもあるんでしょうが、正規盤ではなく、正規盤からコピーしたものを1000円くらいで売っていたCDなんですね。もちろん、違法のものなんでしょうね。当時、CDは3000円くらいしていたのが当たり前だったので、同じ音源で安い...

今日買ったCD 2つで3,095円

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バーンスタイン&ウィーン・フィル 『マーラー:大地の歌』 新品CD 1291円
所有していたがあまり聴いてなかった大地の歌を改めて購入。
この盤はアルトではなくバリトンのフィッシャー=ディースカウが歌ってる。
フィッシャー=ディースカウと聞いて思い出すのは、

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