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マーラーの交響曲第2番 ハ短調「復活」 小澤征爾/ボストン響

本日は職場の宴会。今年度、若い女性がさらに増えまして、大変華やかになりました。これがまた、いずれ菖蒲か杜若。そしてよく働き、よく笑い、よく飲む。元気いっぱいであります。
かくいうアタクシは鼻の下を伸ばしております。ウシシ・・・・・(と書くとイヤらしいので、ガハハにしておきまっしょい)。

さて、今日もまたマーラーでありまして・・・・・・・・。

マーラーの交響曲第2番 ハ短調「復活」。
小澤征爾指揮ボストン交響楽団、タングルウッド祝祭合唱団の演奏。
独唱はキリ・テ・カナワ(S)、マリリン・ホーン(Ms)。
1986年12月、ボストンのシンフォニー・ホールでの録音。フィリップス盤。

日本発売は1987年12月。クリスマス~ボーナス商戦にあわせての発売であって、当時は録音から1年で発売されるのは早いほうだった。
時、まさにバブル経済の時代、そしてマーラー・ブームの時代であって、次々にマーラーのCDが発売され、やがて多くは全集になっていった。
これもその一つで、小澤/BSOのマーラー第3弾。のちに全集になってゆく。

演奏は小澤らしく、繊細で精緻なのだが、ふだん以上に力感が加わっていて、ラストまで一貫して強靱さが感じられるもの。
ボストン響の音がふっくらとしていて柔らかく、しなやかでしっとりとした落ち着きもあって、実にイイ音。気品漂う音と云ってもいいくらい、全くイイ音だ。

小澤はオーケストラのすみずみまで光を当てて、細やかな演奏をさせてゆくのだが、ボストン響がそれに柔軟に応じつつ、あまり派手にならず、渋い音でマーラーを響かせてゆく。そこが良い。
特に弦楽アンサンブルは絶品であって、上品で暖かいのが印象的。第2楽章の冒頭など、その好例だろう。まったくもって、暖かく柔らかい響き。フィリップス・トーン。

テンポは全体的に落ち着いていて好感が持てる。
フィナーレだけは少し速め、アッチェランドがかかるところもあって面白い。ライヴ的な感興の盛り上がりもあり、大いに楽しめる。

マリリン・ホーンの歌唱は見事。この人、アバドの旧盤(シカゴ響との演奏)でも歌っていたが、さすがにベテラン、貫禄もあって素敵。

キリ・テ・カナワは出番が少ないものの、これもさすがの歌唱。録音当時はキリの全盛期になると思うのだが、もう少しクリーミー・ヴォイスだったような記憶もある。この演奏では少し抑え気味かな。イマイチ高音が伸びてゆかないのが残念。

録音は今も素晴らしいです。
ボストンのシンフォニー・ホールが良いんでしょう、残響・余韻の美しさ、定位に奥行きは十分で文句なし。、このCD、いいシステムで聴けばさらに栄えるんでしょうね。
オーディオ的快感が得られます。こういう良い音のCD、その真価を発揮させてやりたいもんです。


<マーラー「復活」の自己リンクです>
■アバド/ウィーン・フィル
■クーベリック/バイエルン放送響
■ハイティンク/ベルリン・フィル
■テンシュテット/ロンドン・フィル
■キャプラン/ウィーン・フィル
■メータ/ウィーン・フィル
■ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管(クリスマス・マチネ盤)
■ノイマン/チェコ・フィル(1980年録音盤)


AUTHOR: ニョッキ URL: http://blog.livedoor.jp/watahiroxp/ DATE: 09/12/2008 08:26:25 おはようございます。

マーラーチクルス、凄いですね。
さぞかし体力がいるのでは。改めて尊敬いたします。

小澤=ボストンは仰るようにフィリップスの録音が素晴らしくそれだけで
ポイント高いのに、小澤の「室内楽的」作り込みでさらに透明度がアップしてますね。

元祖シンフォニーホールの響きも楽器のように価値を高めているのでは。
サイトウキネンもこのホールで録音してほしいです。

このCD、私は確か5000円くらいで購入した記憶があります(高いので覚えてました)。

当時はこれほど見通しの良い+繊細な演奏はあとインバルくらいだったのではないでしょうか。

>弦楽アンサンブルは絶品であって、上品で暖かいのが印象的
同感です。この演奏、特に第2楽章がお気に入りです。

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コメント

こんばんは
意表をついて、Ozawaで来ましたね。Ozawaは、1番と8番だけ持っています。宗教色のない、少しあっさりした演奏かと想像します。2番では、よく知られた演奏録音のほか、案外最初に買ったウィン・モリス指揮のLPを聴いています。必要以上のメリハリを付けない、堅実な演奏という感じです。

ところで、先の第4番の時のコメントで、「4楽章の出だしで一気に盛り上がり」と書いたのですが、これは「3楽章の終わりの方で盛り上がり」の間違いでした。失礼しました。

ついでに、第3番ではノイマンの1982年頃の録音が好きで、子供達の歌声が最高です。ノイマン+ライプツィッヒ・ゲヴァントハウスの第6番は、モノトーンで「ドイツの重戦車」のイメージでユニークです。第5番で最初に買ったのがノイマンの旧盤LP。

こんばんわ。「復活」は、「巨人」以外聴かず嫌いだった私を目覚めさせた曲でした。それから全曲を聴きだしましたが、7番は未だに苦手ですね。8枚ほどCDありますが、クーベリック、バイエルンのライブ盤、ショルティ、シカゴ盤が好きですね。ブロムシュテットもいいですよ。1度だけ実演聴きましたが、この曲実演最高です。ラストの盛り上がりも良くて、お腹一杯の満足感を得られます。

>ニョッキ 様
コメント感謝です。TBも有り難うございました。
マーラーは大好きなのでナンボ聴いても飽きないです。特にサラッとした演奏ですと、そう疲れないです。もっとも、このごろはあまりカロリーの高いマーラーを聴いていないせいかもしれません。
小澤征爾のマーラーは1980年代末の録音、当時は高価だったですね。ボストン響の響きが素晴らしく、実にスッキリとした演奏でありました。インバルのも良かったですが、小澤盤はオケがエエですよね。
これだけ沢山マーラー全集が出ますと小澤盤、ちと忘れられがちなのは残念ですが。

>よんちゃん 様
コメントを有り難うございました。
小澤とサイトウキネンの「復活」、まだ聴いたことがないんです。「復活」や9番は評判高いですね。これは是非一度聴いてみなくちゃイカンなぁと思っているんです。
中古盤で出ないか、ちと探してみましょう。

>吉田 様
コメントを有り難うございました。
そうそう、このCD、2枚組なのにボックス入りでした。バブル期の組み物はだいたい大きな箱でしたね。まだスリムケースがなかったです。今では場所を取って困るんですが、この箱物は、何となく贅沢感があってエエなぁと思ったりもします。
さて、演奏は全く小澤流、よく鳴りますし、サラッと爽快でありました。あまりゴテゴテと飾らないのが良いようです。

>HABABI 様
こんばんは。いつもお世話になります。感謝です。
ウィン・モリス・・・・・・懐かしい名前ですね。僕は彼の「復活」は未聴です。というより、今は廃盤かもしれません。クック版の交響曲第10番などがありましたね。
ノイマンのマーラー、3番は今から聴こうと思います。ようやく今夏に全集を入手しましたので・・・・・・HABABIさんのお薦め、楽しみに聴こうと思います。
ノイマンが振ったLGOの演奏は5番と9番しか聴いてことがないんです。6番や7番も聴いてみたい物だと思っています。

>ジュリーニ 様
コメントを有り難うございました。
「復活」はやはり実演ですか・・・・・そうですよね・・・この交響曲、ラストまでナマで聴いたら感動するでしょうね。僕も聴いてみたいです。
ブロムシュテットのマーラーは聴いたことがありません。サンフランシスコ響との演奏でしょうか・・・・・ちと探してみます。

クラシックCD紹介その69(マーラー 交響曲第2番「復活」)

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指揮者にはピークがあっていろんなタイプがいます。
若い頃が天才的で音楽が完成している人。晩成型で60過ぎてから有名になる人。
前者ではマゼールやメータ。後者ではバントや朝比奈。
今日紹介する小澤やラトルは前者かも知れません。言い方を変えるとラトルや小....

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