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マーラーの交響曲第3番 ニ短調 ノイマン/チェコ・フィル(1994年録音盤)

今日は3番です。

マーラーの第3交響曲は、クラシック音楽を聴き始めて以来、ずっと苦手でありました。あまりにも長大で、捉えどころがない交響曲だなぁと思っておりました。聴いていて、その長さに辟易してしまうんですな。「所詮ド素人には分からんわい」と食わず嫌いを決め込んでいた時期もあります。

そこで、数年前に一念発起、なんとかものにしてやろうと毎日毎日聴き続けたのであります。車の中で、自宅で・・・・・10日間くらい毎日マーラーの第3。
さすがに慣れます。慣れると親しみが湧いてきます。メロディが体に染みつきます。冒頭のホルンの格好良さ、少年合唱の美しさ、フィナーレの魂の浄化・・・・・何となく、分かるようになっていきました。

結局、音楽を何とか自分のものにしようと思うときには、この手の鑑賞(訓練?)がエエようです。ノックを沢山受けないと、守備は上達せんのであります・・・・(^^ゞ

で、今日もマーラーです。

マーラーの交響曲第3番 ニ短調。
ヴァーツラフ・ノイマン指揮チェコ・フィル、プラハ室内合唱団、マルタ・ヴェニャチコヴァ(Ms)の演奏。
1994年8月~9月、プラハ芸術家の家、ドヴォルザーク・ホールでの収録。キャニオン原盤。

優秀録音。ホールが素晴らしいのだろう、大変臨場感があって、残響も美しい。

第1楽章に34分。ゆったりしたテンポで、スケール大きく、音楽は伸び伸びとして深い息づかい。ノイマンの晩年、こんなに雄大な音楽をやるようになっていたのか、と思う。勿論、細部の仕上げも丁寧で、職人指揮者の仕事ぶりでもある。
チェコ・フィルといえば「弦」だが、ここでも金管がイイ。ホルンとトロンボーンは特に雄壮で音もふくよか、実に良い。そして、その足取りは着実、この第1楽章の素材が、軍隊風音楽にあったことを教えてくれる。
第2楽章は弦が涼やかで気持ちいい。チェコ・フィルの本領発揮と云うべきか、実に美しい。繊細なソロ・ヴァイオリンの響きも印象的。木管の素朴な響きは牧歌風、中欧の穏やか風土を思わせる名演奏になっている。

ヴェニャチコヴァの歌唱も深々と落ち着いていてよろしい。やや暗めのヴォーカルが、バックのしなやかな弦とよく調和する。美しいなぁと思う。
少年合唱の素朴さもイイ。飾り気のない、洗いざらしの木綿のような質感で、初々しい。洗練されていないところが、かえって聴感としては良いようだ。
そして見事なフィナーレ。長大であるにもかかわらず、いつまでも続いて欲しい、終わって欲しくない、天上的な美しさの旋律が、しっとりと奏でられてゆく。
名演奏と思う。


録音は抜群、最優秀録音でしょう。演奏の素晴らしさを、さらに引き立たせる名録音と云えましょう。

結局ノイマンのマーラー新録音シリーズは完成しませんでしたが、録音されたものは、是非全部揃えてみたいもんです。しかし、ちと高いのが難点。このCD2枚組は近所のブックオフで1,350円でした。中古相場から云えば、まだ安い方でしょう。
廉価盤化は・・・・・キャニオンだけに無理かもしれません。


マーラーの交響曲第3番 自己リンクです
■シャイー/ロイヤル・コンセルトヘボウ管
■インバル/フランクフルト放送響
■マゼール/ウィーン・フィル
■メータ/ロサンゼルス・フィル
■ショルティ/シカゴ響



AUTHOR: narkejp EMAIL: narkejp@netscape.net URL: http://blog.goo.ne.jp/narkejp/ DATE: 09/11/2008 06:15:49 はじめて聴く曲は、とにかく繰り返し聴くに限りますね。同感です。ただいま、マルティヌーの千本ノックを受けております(^o^)/
ノイマンとチェコフィルのマーラーは、スプラフォンの旧録音しか聴いたことがありませんが、新しい録音は魅力的ですね。マーラー好きな知人も、ノイマンとチェコフィルの演奏のファンでありました。
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コメント

おじゃまいたします。

マーラーの第3番を10日間聞き続けるとは凄い
(確かに習うより慣れろとはいいますが)

自分も苦手な曲でしたがシャイー&コンセルトヘボウの実演を聴いて開眼した曲であります。(最終楽章の感動的な旋律にノックアウトされました)

ノイマンのシリーズ録音がいいですよね。自分は交響曲第9番しか所有しておりませんが再発売する事があったらぜひ一度聴きたい演奏です。


こんにちは。

マーラーの交響曲、一曲聴くだけでも覚悟が入ります。
こうして連続して聴いているというのは凄いとしかいえません。
私には拷問??(。ヘ°)

3番はオーディオ的に面白いのでメータ/ロス・フィル盤とショルティ/シカゴ盤をたまに聴きます。
ただし、第一楽章と終楽章のキセル聴きです(^^ゞ

こんばんは。
秋の夜長にマーラー、いいですね~。
私と3番との出会いはバレエでした!(URLをポチして下さると読めます)
初めて聴いたのはショルティ盤です。

で、よく聴くのはサロネン/ロスフィルの透明感溢れる演奏です。
体育会系のショルティも好きなのですが、スッキリとしたサロネンもいいです。
バーンスタインや朝比奈さんのも聴きます。
結局、この曲が好きなのです(笑)

でも、まだまだ勉強不足なので、ご紹介のノイマンを初めとして色々な
指揮者で聴いてみたいものです。

マーラーの3番は大曲ながら後期のような難解さがなく、メルヘンチックなところは4番と通ずるものがあります。ノイマンは素晴らしい演奏で、この曲を語るに欠かせないですね。より万人向けなのが、同じチェコフィルのマーツァル盤で、より分厚くコクがあり、オケの技量もアンサンブルも上がっていますので、騙されたと思って聴いてください。

>narkejp 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
マルティヌーの千本ノックですか・・・・・僕はマルティヌー、全然聴いたことがないんです。スプラフォン・レーベルには録音が結構あって、DENONから何枚か出ていますね。そのうちに・・・・・・と思いつつ、買っていないんです。また、いろいろ教えてください。
チェコ・フィルの音、エエですねえ。ノイマンの旧盤全集を今夏入手しましたので、じっくり聴いていきたいと思っています。そして僕の千本ノックは現在マーラーの8番をやってます。ようやく「千人」が分かるようになりました。

>ひろはや 様
コメントを有り難うございました。いつもお世話になります。
マーラーの3番交響曲は、今や大好きな交響曲になりました。ここのところ、欲しいなぁと思うのは3番と7番の演奏です。この2つは凝り始めると非常に面白いですね。
ハイティンク&シカゴ響の3番、ええですか・・・・・・これまだ買っていないんです。ちと高いなぁと思い、中古盤でそのうちにゲットできればと考えてます。
第6楽章はエエですね。魂が浄化されます。この楽章だけでも切り取って聴いていたいです。

>タカ 様
コメント感謝です。
なるほど、確かにチェコ・フィルにはマーラーの録音が多いですね。ホンマにダークホース、良い演奏も随分ありますし、独特の響きがエエです。
第3交響曲の実演、聴いたことがないんです。タカさんはマーツァル&チェコフィルの実演、いいですね、羨ましいです。ホルンが巧いっていうのがエエですね。
合唱のところや、終楽章の美しさなど、実演で聴くと素晴らしいんでしょうね。僕も是非一度は聴いてみたいもんです。田舎ではなかなかマーラーの3番は聴けませんです(×_×)。

>やったくん 様
コメント感謝です。ありがとうございました。
やったくんさんは、シャイー&コンセルトヘボウ管の実演ですか・・・・・これもエエでしょうねえ、聴いたみたいなぁ、羨ましいなぁ・・・・・シャイーのマーラー全集は音も良くて素晴らしかったんです・・・ああ、聴いてみたいです。
3番交響曲はホンマに長くて、初めの頃は聴くのが辛かったんですが、マーラーを聴く体力がつくと、実に面白く楽しいですね。
特に終楽章は最高に綺麗です。心洗われます。

>天ぬき 様
コメントを有り難うございました。いつもお世話になります。
マーラーの交響曲を聴くのに、初めは随分辛い思いをしました。もう長くて長くて、飽きてきて・・・・・・。ものによってはオペラより長いですし、特にこの3番交響曲は最長でした。ようやく聴き慣れましたが・・・・やはり長いですよねえ・・・・・(^^ゞ
メータ&ロスPO、ショルティ&シカゴ響の両盤は、DECCAの誇る名録音、演奏も素晴らしく、愛聴盤です。大好きです。

>Hiroko 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
URLもありがとうございました。拝見しました。HirokoさんのHP、素晴らしいですね。
ショルティ盤は愛聴してます。サロネン、朝比奈盤は聴いたことがないんです。バーンスタイン盤もDGの全集盤だけで・・・・。サロネン盤は良さそうですねえ。探してみたいです。
ベジャール振り付けのばれえ、これは観て聴いてみたいです。

>Candide♪ 様
はじめまして。コメントを有り難うございました。
マーツァル&チェコフィル盤、エクストンの発売と思うんですが、ちと高いなぁと思いつつ、そのうち中古盤で・・・と思っておりました。
そうですかコクがあってアンサンブルも向上ですか・・・・・ああ、聴いてみたいです(^^)V
マーラーの3番は長大なんですが、慣れるとホンマに楽しいですね。

こんばんは。
以前の記事へのコメントすみません。

NHKsoの茂木氏は、クラシックを聴くのには体力が必要と言ってました。
ノックを受けないといけないというのは分かるような気がします。

第3番は第1楽章のトロンボーンももちろんですが、
第5楽章のアダージョも大好きです。

この盤は聴いたことないのですが、
太い筆にタップリを墨を染み込ませて、
ぐいっ、ぐいっと書いたような感じのような印象を受けました。
精緻なマーラーとはまた異なる魅力がありそうですね。

1,350円で入手、羨ましいです。

>hsm 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ノイマンの新盤は、中古でも結構高く入手できなかったんですが、ふとブックオフで見つけました。ブックオフの値付けはよく分からんですね。どう見ても500円以下だろうという盤でも一律1,000円になっていたりしますしね。この盤についてはラッキーでした。
さて、3番は分かるまでに沢山聴きました。長時間の交響曲なので、いつも飽きてしまっていましたが、沢山何度も聴くと、身につくものですね。N響の茂木さんもそう云うのなら、今後も、レパートリーを増やすのにはノックを受けましょう。ちょっと、嬉しくなりました(^。^) 有り難うございました。

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