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マーラーの交響曲第4番ト長調 クレンペラー/フィルハーモニア管・シュヴァルツコップ(S)

朝のジョギングには良い季節になりました。気持ちよく走れます。
この一年、怠ける日もあって体重増加しつつあるので、もう少しマジメに走らにゃアカンのですが、寄る年波、距離を増やすと膝が痛くなってきます(^^ゞ。無理せずトコトコ、しんどいときには休む・・・・・このペースがエエようです。しかし、基礎代謝が減ったのか、体重が巧いこと落ちません。油断するとすぐズボンがきつくなって・・・・・・・ガハハ。

さて、連日のマーラーであります。

マーラーの交響曲第4番 ト長調。
オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管の演奏。
ソプラノ独唱はエリーザベト・シュヴァルツコップ。
1961年4月、ロンドンのキングズウェイ・ホールでの録音。EMI盤。

一聴、頑固一徹、硬い表情、巨大なスケール、ガッシリした構築感などを感じさせる演奏。大河小説風の演奏でもあって、表現は孤高のものと思う。
マーラーの演奏というと、この4番交響曲などは特にそうかと思うのだが、私小説風に、優しく繊細に演奏させていく傾向が多いと思うのだが(我が家にあるCDやLPは大体そんな感じなのだが)、クレンペラーの表現はその対極にある。気骨ある男の指揮と云うべきか。時に無表情、優しさなんぞクソ喰らえ・・・・という感じさえする。

第1楽章の半ば、例のフルートのユニゾンなど、ふつう高原を渡る風のような感じで澄み切った美しさを感じさせる演奏が多いのだが、 クレンペラー盤で聴くと、ズッシリ重く響く。重量級のフルートだ。真実味というか、一種独特の凄みが出てくる。
テンポも遅い。先を急がない、堂々たる歩み。無愛想な巨人が、ノッシノッシと歩いてゆくような印象。大変面白い。
いや、ホンマに、これ聴き慣れたマーラーの4番かいな?

第2楽章もテンポゆったり、巨大な表現。
第3楽章は逆に速めの体感速度。この楽章こそゆっくりやる指揮者が多いのに、クレンペラーは全く逆だ。サラサラと進めてゆく。
ただ、そのサラサラ感の中に、ゾクッとするほど淋しい表情が見える。ニヒリズムとでも云うべきか。寂寥感のようなもの、孤独感のようなものが、この演奏から伝わってくる。クレンペラー独特の表現と思う。厳しい表情だからこそ、この孤独感ありか。これを聴いてしまうと、他の演奏はフォーカスの甘い感じがしてくるから不思議。

第4楽章はシュヴァルツコップの美声を聴こう。
コケティッシュに、妖艶に、時に清楚に・・・・・この歌唱も変化に富んで、味わい深い。巧いだけでなく、ハッとするような美しさが連続するのだから、これこそ名唱と云うべきなんだろうな。さすが、往年の名歌手、素晴らしい。

録音はさすがに古くなりました。
弦楽セクションは干からびた感じもありますし、ステレオ感もイマイチかな。奥行きなどの立体感がもう少し欲しい感じです。
しかし、フィルハーモニア管が巧いのでヨシとしましょう。このオーケストラの技量は素晴らしいです。アンサンブルも上々。
ああ、さすがにウォルター・レッグ。そしてカラヤンの楽器だっただけのことはありますな。


<マーラーの交響曲第4番の自己リンクです>
●バーンスタイン/ニューヨーク・フィル
●レヴァイン/シカゴ響
●ショルティ/シカゴ響
●シャイー/ロイヤル・コンセルトヘボウ管
●ノイマン/チェコ・フィル
●マゼール/ウィーン・フィル
●インバル/フランクフルト放送響
●タバコフ/ソフィア・フィル
●ベルティーニ/ケルン放送響
●シノーポリ/フィルハーモニア管
●ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管
●クーベリック/バイエルン放送響
●カラヤン/ベルリン・フィル


AUTHOR: あるべりっひ DATE: 09/10/2008 22:43:10 こんばんは。
4番、クレンペラーですね。
マーラー交響曲の中では間奏曲的でメルヘン風なこの曲を、真摯に受け止めた演奏ですね。この演奏を聴くとクレンペラーは3番どんな演奏だろうかとワクワクしてしまいますが、録音ないんですよね。
4番は個人的に『セル』かな・・・と思ってましたが。
そうそう、アブラヴァネル&ユタ交響楽団のマーラー演奏もなかなか聴きモノだと思いますよ。
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コメント

>あるべりっひ 様
おはようございます。いつもお世話になります。感謝です。
クレンペラー盤はおっしゃるように、「メルヘン風の曲を真摯に受け止めた演奏」と思います。ホンマ、3番だとどうなったんでしょう・・・・・7番のようにメチャクチャに遅い長い交響曲になったんじゃないか・・・・とか想像します。
さて、セル、アブラヴァネル&ユタ響盤は持っていないんです。評価高いですね。今度探してみたいと思います。
有り難うございました。

>ひろはや 様
おはようございます。いつもお世話になります。
クレンペラーのマーラーは独特ですね。巨大であり、ドッシリしており、しかもニヒルか感じがします。個性的な演奏で面白いですし、時々、これぞ最高の表現・・・と思うこともあります。
4番はハイティンク/ACO盤の新しい方がまたエエですよね。これはまた別格の楽しみです。

>HABABI 様
おはようございます。コメント感謝です。
ああ、これ、HABABIさんの愛聴盤でしたか。高校生の頃からというと、もう長年の名盤になるんですね。
シュヴァルツコップの美声、スケールの大きな演奏、もう、さすがクレンペラーと思います。2番「復活」も良かったですし、「大地の歌」は今も最高だなぁと思います。

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