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マーラーの交響曲第5番 嬰ハ短調 ノイマン/チェコ・フィル

秋の夜長にマーラーを。

今日は5番を聴いております。この夏、新宿のディスクユニオンで入手したノイマンの旧盤全集からの1枚であります。
すでにノイマン/チェコ・フィルのマーラーは2番4番を記事にしているんですが、これらは1枚物で持っていたのです。この全集でダブりました。確信的ダブり買い・・・・・こういうダブりもこの数年のボックス物激安化で我が家には増殖しつつあり、処分していかなくちゃアカンなぁと思うこのごろです。「コンパクト・ディスク」とはいえ、置き場所に困ってきました・・・・・・・(^^ゞ。オークションにでも出そうか知らん。

さて、マーラーの交響曲第5番 嬰ハ短調。
ヴァーツラフ・ノイマン指揮チェコ・フィルの演奏。
1977年、プラハ芸術家の家での録音。スプラフォン原盤。発売は日本DENONの全集から。

何とも素朴で飾り気のないマーラー。田舎風の味付けといったらいいか。
野暮というのではない。
いたずらに洗練を追わない・表面をことさらに磨き上げない・・・・と云ったらいいか。アッサリした感じで、淡彩画風のマーラー。
これは、ノイマンの目指す方向がそうであって、また応えるチェコ・フィルの持ち味でもあるのだろうが、極彩色のマーラーが続々と録音されてゆく中にあって、またマーラーのCDがあふれかえるような状況にあって、これはまた、何と素朴であることか。このマーラーは、野に咲く花だ。

第1楽章など、活躍するトランペットからして、派手ではない。ただし、音はイイ。実に心地よい。
弦楽セクションも穏やか。ザラつくところがあるのは、スプラフォンの録音の加減かな。(アンサンブルに問題があるのかも知れん)
ホルンなども太めの音で、質朴な響きを作り出してゆく。テンポも中庸からやや速めで、基本はインテンポ。マーラーの粘着質的なところ、分裂症気味のところは、あまり伝わってこない。メロディは粘らず、さらさらと進行してゆく。

こういったマーラー、僕は若い頃はあまり好きではなかった。劇的で、迫力があって、うねるような演奏こそマーラーと思っていたから。このノイマンのような演奏は、受けつけんかったろうなぁ。
しかし人間トシを取ると好みが変わります。こういう淡泊なマーラーもエエんじゃないかと思うようになった。瀬戸内の白身魚のようなものだ。ジワジワと旨味が広がってゆくような感じ。玄妙な味わい。旨味がしっとりと長続きしてゆく。それがイイ。

面白かったのは第3楽章。ここはスケルツォなのだが、今まで聴いてきたどの演奏と比べても、スケルツォ的ではない。克明に、しっかりと進んでゆく感じであって、揺れるリズム・感情、諧謔味などとは無縁。真面目で几帳面な演奏で、誠実さ十分。ただ、踊るような面白みがまるでない。面白さがないという点で、面白い演奏・・・という、いやはやパラドックスだが。

アダージェットは淡々と美しく、これも誠実。
フィナーレは名演奏。ラスト10分はチェコ・フィルの真価発揮、素晴らしいと思う。

録音から30年。
奥行きがやや不足気味の録音で、オケが平面的に並ぶのが惜しいです。
音は素朴で、あまりいじっていないんだろうなぁと思われます。その自然さはエエです。弦楽器群はすこしザラつくのがちと残念でした。


<マーラーの交響曲第5番 自己リンクです>
■エド・デ・ワールト/オランダ放送フィル
■ショルティ/シカゴ響
■ラトル/ベルリン・フィル
■カラヤン/ベルリン・フィル
■インバル/フランクフルト放送響
■スウィトナー/ベルリン・シュターツカペレ
■シャイー/ロイヤル・コンセルトヘボウ管
■テンシュテット/ロンドン・フィル
■バルビローリ/ニュー・フィルハーモニア管
■アバド/シカゴ響
■テンシュテット/ロンドン・フィル(LIVE)


AUTHOR: bruckner2006 DATE: 09/09/2008 10:26:50 ノイマンのマーラー全集、輸入盤で持っています。
まだそう言えば聞いていないなあ。

ご存じであれば教えて欲しいのですが、CDというのはなぜあの「ジュエル・ケース」に収納することになってしまったんでしょう?あのケースが実はかさばるんですよね。ケースを外してビニルケースを使ったこともありますけど、結局中古に売るときに必要なのでケースは取っておかなければならない・・・・。

レコード盤はボール紙のケースでシンプルで良かったのに。今は紙ジャケCDってありますけど、初めからあれをスタンダードにして欲しかったですね。
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コメント

>にこらす 様
おはようございます。コメント感謝です。
そうそう、ノイマンのマーラーはDENONから1,300円盤で出ていましたね。あのとき、買いそびれてまして、そのうちに見かけなくなってしまったんです。今夏、ようやく全集盤で入手できました。
素朴な響きがいいです。しっとりと潤いがあって、そんなに派手な音ではないんですがジワジワ心に響いてくるようなマーラー。こういう演奏もエエですねえ。
LGOとの5番はブリリアントの格安全集盤で聴きました。これも良かったですよねえ。

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