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マーラーの交響曲第7番 ホ短調「夜の歌」 マズア/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管

今日もマーラーを聴いております。
秋の夜長といえば、やはり第7交響曲でしょうか。
第2楽章と4楽章の「夜曲」は、秋の夜長に似合います。・・・・田舎路に盛大に響く虫の音を聞きつつ・・・・・・。

マーラーの交響曲第7番 ホ短調「夜の歌」。
クルト・マズア指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管の演奏。
1982~83年、ライプツィヒの新ゲヴァントハウスでの録音。独シャルプラッテン原盤で日本発売は徳間音工。発売当初は3,200円。それでもメジャー系では安い方だった。

マーラーの交響曲では、この頃最も好んで聴いているのが、この第7番。
初めは何が何だか分からず、取っつきにくく、しかもどこが面白いのかちっとも分からん・・・・・そんな交響曲だったのだが、慣れてしまうとこの曲は実に楽しい。最もマーラー的な諧謔・暗喩・自嘲・肥大化がよく出ている交響曲ではないかな。
各楽章とも丹念に描きこまれて個性的、各所にちりばめられた美しい旋律、そしてマーラー特有の民謡・軍隊風の音楽・・・・・じつにマーラーらしい音楽だろう。

さて、マズア盤の演奏は、オーケストラが全く素晴らしい。
特に弦楽セクションの柔らかさ、落ち着いた、渋く地味なくらいの音が、聴いていて大変心地よい。鮮烈なことはないのだが、心に染みいるような音。これがたまらない。

新しくなったゲヴァントハウスのロケーションも良いのだろう。適度な残響が嬉しいし、楽器の定位も良く、臨場感十分。1982年と云えば、東独がだいぶ傾いていた頃なのだろうが、シャルプラッテンの録音は、これは見事なもんだと思う。誠実な仕事と云うべきだろう。

マズアの指揮はやや無骨ながら克明、四角四面な感じの指揮振り。ドイツ風の重厚マーラーという感じ。やや面白味に欠けるかな。テンポは速めの設定。
第2楽章と第4楽章の「夜曲」はサラサラっと指揮している感じで、あまりおどろおどろしくないし、魑魅魍魎は出てこない。怪しい雰囲気にはやや不足か。音はしっとりと落ち着いていて実にイイ。

フィナーレのカンカン照りの明るさは見事。アッケラカンとした単純さがイイみたい。
第3楽章のスケルツォは、もう少しひねりというかアイロニーというか、そんなものがあってもいいかなぁ。

録音は上々で、鑑賞に差し支えなし。
ゲヴァントハウス管の美しさが際だちます。


<マーラーの第7交響曲「夜の歌」 自己リンクです>
■ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管
■ラトル/バームンガム市響
■バーンスタイン/ニューヨーク・フィル

■アバド/シカゴ響
■クーベリック/バイエルン放送響
■ベルティーニ/ケルン放送響
■小澤征爾/ボストン響
■マゼール/ウィーン・フィル
■テンシュテット/ロンドン・フィル



AUTHOR: HABABI DATE: 09/07/2008 07:49:30 おはようございます。
マーラーの交響曲中、7番と8番はあまり聴いていません。それでも、先に書かれたショルティの8番は、CDで何度か聴きましたし、この7番もマズアで何度か聴きました。共に、自分にはなかなか捕らえ所のない曲を、聴きやすくしてくれているように思いました。
マズアのCDがどこに行ったのか分からず、暫く探してやっと見つけました。明るく、線の太い躍動感をもって細部に拘らずに演奏が進む感じですね。とにかく、この曲を聴いてみようと思う時には、一番いい演奏録音かもしれません。私は、他のものでは、なかなか最後まで聴き通せないでいます。
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コメント

>HABABI 様
こんばんは。いつもお世話になります。感謝です。
マーラーの7番交響曲は8番とともに、長いこと苦手でした。よく分かりませんでした。6番「悲劇的」も、分からんかったです・・・・・・・。
ようやくこのごろ慣れてきました。慣れるとこの7番は面白いです。第4学習尾までとフィナーレが全然曲想が違いますもんね・・・・・夜からカンカン照りの真昼になってしまう・・・・・・面白いもんです。
8番はショルティ、7番はマズア・・・・・・HABABIさんもでしたか。同好の方がいらっしゃるのはとても嬉しいですね。

>よし 様
こんばんは。こちら四国は残暑でありました。まだまだ秋風には至りません。
さて、マーラーの7番はずっととっつきにくかったんですが、このごろようやく慣れました。
アバドとシカゴ響の演奏、以前に取り上げたんですが実に爽やか、スッキリ系で歌に満ちた演奏で良かったですね。iTunesでダウンロード版が出てましたね・・・・・って、僕はすでにCD全集を購入済みでした(輸入盤でも1万円しました。。。。。(×_×)・・・・・)

>にこらす 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
マズア盤、僕のもCDです。1枚物で7番交響曲が聴けるんですから、CD時代に感謝ですね。LP時代はまず間違いなく2枚組5,000円でしたから・・・・・。
CD時代になって1枚3,200円が随分安く感じたもんです。

マズアの演奏は淡々としていて、いまいちドラマ性に書けるんですが、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管の音がなかなか良くて、聴き疲れしないのがエエです。
ブリリアントの全集も持ってます・・・・・ああ、ダブり買い!(^^ゞ

おはようございます。
マーラーの「夜の歌」については、今回のマズア盤は未聴なんですが、以前にmozart1889さまがご紹介なされたハイティンク/ACOの1982年盤を、遂に...(疲)、某オークションで手に入れました!
マーラー第4番もそうでしたが、80年代のハイティンク/ACOは、まさに黄金コンビですね。本当に素晴らしいです。
この勢いで、もしハイティンクがACOとマーラー交響曲全集を世に出してくれたらなと思いましたが、そうそう...、クリスマス・マチネ盤があったなあ....、これを久しぶりに聴きましょーっと。

>ひろはや 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。いつもお世話になります。
さて、ハイティンク/ACO盤はデジタル再録音盤が素晴らしいですね。僕も愛聴しています。
実は今、ハイティンクですと、BPOとの7番を物色中でして、某オークションに入札中です。今夜成否が出ますが、なかなか入手できないので何とか欲しいなぁと・・・それより、早くフィリップスがDUOシリーズで出して欲しいです。

クリスマスマチネ盤もエエですね。大好きです。

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