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マーラーの交響曲第8番「千人の交響曲」 ショルティ/シカゴ響、ウィーン国立歌劇場合唱団 他

日が暮れるのが早くなってきました。夜が長くなってきました。
秋です。秋の夜長です。いよいよクラシック音楽の季節ですね。

そこで、マーラーを取り出してみました。

マーラーの交響曲第8番 変ホ長調「千人の交響曲」。
ゲオルク・ショルティ指揮シカゴ響、ウィーン国立歌劇場合唱団の演奏。
独唱はルチア・ポップ(S)、ルネ・コロ(T)、シャーリー=カーク(Br)ほか。
1971年8~9月、ウィーンでの録音。DECCA原盤。

ショルティ&シカゴ響のヨーロッパ楽旅の際に、ウィーンで録音された往年の名盤。
僕がクラシック音楽を聴き始めた頃、「千人の交響曲」のLPは少なく、このショルティ盤以外では、バーンスタイン/NYP、ハイティンク/ACO、それにクーベリック/バイエルン放送響盤くらいだったように思う。
中でも評価が高かったのは、演奏・録音とも鮮やかなショルティのDECCA録音であって、当時はLPでこの大合唱の迫力を捉え、再生することは大変難しいとされていたものだった。ということで、ショルティ/シカゴ響の新しいLP全集が出たときは、早速購入したものだった。16枚組25,000円。それにしても高価な時代だった。

一聴、よく分からなかった(◎-◎)。二度聴いても、なんだかなぁという感じ。これ、交響曲かいな。ワイワイ、ガーガーと歌っているだけのようで、聴き慣れない耳には、しかも素人かけだし、難しかったなぁ・・・・。

しかし、このショルティ盤、他の演奏と聴き比べられるようになると、やはり優秀と思うようになった。30年近く経過した今も録音状態は優れているし、歌唱も粒ぞろい。
特にルネ・コロの若々しく張りのある声は最高だろう。また、我が愛しのルチア・ポップの、透きとおらんばかりの美しいソプラノは、もう比較するものはないくらい。2人とも生き生きと、蒼いくらいの、突き抜けるような美音、美声。たまらない。
シャーリー=カークのバリトンも絶妙。格好良く、しかも逞しくガッシリとしたヴォーカル。シカゴ響を向こうに回して、一歩も引けをとらない強さも良い。

シカゴ響の巧さも圧倒的。金管の威力はいつも通りだし、弦楽の繊細さも云うことなしの素晴らしさ。
ショルティの指揮も構成感があってイイ。引き締まった造形も実にスマートだ。音はデカイし、音楽のスケールは雄大なのだが、肥満していない、ブヨブヨとしていないのがイイ。ショルティの音楽はカロリーは高いが、脂質が少ないのだ。

第1部の豪快な盛り上がりは最高。
第2部は冒頭の静寂からラスト宇宙の鳴動まで、心憎いばかりの巧みな演奏と思う。

さすがに名演奏。堪能しました。


AUTHOR: stbh URL: http://classicalandsoon.blog.so-net.ne.jp/ DATE: 09/07/2008 09:33:18 はじめてこの演奏のLPに針を落としたとき、オルガン、合唱、オーケストラとたたみかけるような導入部から、圧倒されっぱなしでした。以来、私の中では第8の「不動のスタンダード」です。今でも折に触れて聴いています。CDで第2部を一気に聴けるようになったときは、嬉しかったですね。
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コメント

>ニョッキ 様
コメントを有り難うございました。いつもお世話になります。
ショルティ盤、890円ですか・・・・・LPは高価でした(×_×)。
エエ時代になりましたね。
インバル、小澤・・・・・今聴いているところです。8番の演奏にもようやく慣れて来ました。
この曲は、やはりスンゴイ交響曲と思います。

こんばんは。ショルティ(S)のマーラー(M)、30年前私もLPの全集を購入し、ワクワクしながら針を落としたものでした。第8については最も期待していただけに、「なんじゃこりゃ」的なつんのめり感が大きく、他の曲もイマイチ良さが分からず、その後かなりの間SもMも疎遠になったことを思い出します。当時の私の耳とオーディオシステムでは無理からぬことだったのかもしれません。時は流れて廉価CD1枚で聴ける今_SもMもやっとその真価を享受できる状況になったということでしょうか。高カロリー低脂肪_まさにそのとおりですね。当時のデッカ録音の輝かしさに、思わずヴォリュームを上げたくなりました。「巨人」も「復活」も同様です(続く)。

ところで先月は約70時間聴けた計算になるのですが、未聴盤を解消するだけでもその何倍もの時間が必要です。しかし来月からはほとんど聴けなくなってしまうかも_なのに購入依存症は続いており、Mならアバドの2,4とメータの1,3をオーダー中_特に欲しいというわけでもないのでキャンセルしようかなとも思うんですが、mozartさんの連日のM特集に触発されてやっぱり買うことになりそうです。全曲いけそうですか?私も今のうちに聴いておきたい未聴盤を選んで集中的に聴ければ、と思っています。ではまた。

>shibera 様
コメント感謝です。shiberaさんも「なんじゃこりゃ」だったですか。同じ感想の方がいらして嬉しいです。ショルティのLP全集を買ったときはホンマにワクワクしながら聴きましたので、自分が分からんのが辛かったです(^^ゞ。
CDで聴ける今はオーディオ的にも不安がなく(LPは音が歪むところありました)、万全の状態で聴けます。嬉しいです。そしてマーラーも分かるようになりました。嬉しいです(^^)V。さて、アバドの2番4番、メータの1番3番、エエですねえ。アバドの4番とメータの3番はもう最高の名演、素晴らしいと思います。僕は大好きです。アバドの2番(多分CSOとの旧録音)は未聴なんですが、欲しいんです。いま2枚組でしか入手できないので、4番ダブり覚悟で欲しいんです・・・・・。

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