スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

R・シュトラウスの交響詩集 マゼール/クリーヴランド管

蒸し暑い一日でした。
残暑が戻りましたが、朝晩はやはり涼しいですね。

さて、今日はR・シュトラウスの交響詩集。
「ドン・ファン」、「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」、「死と変容」の3曲を所収。
ロリン・マゼール指揮クリーヴランド管の演奏。
1979年5月9日、クリーヴランドのメイソニック・オーディトリウムでの録音。CBSソニー盤。
データによれば、一日で録音してしまったようだ。さすがだな、マゼール。

マゼールがクリーヴランド管に着任したのが1972年。ジョージ・セルの死後、ピエール・ブーレーズが振っていた後を受けたものだった。
1982年にウィーン国立歌劇場の総監督に就任するまでの10年間は、それまでのアクの強い、ラジカルな音楽づくりから、成熟した大人の音楽を聴かせる指揮者に、マゼールが変貌した時期になるのだと思う。
このR・シュトラウスなどはその例だろう。

マゼールのR・シュトラウス作品集には、DECCA(ニュー・フィルハーモニア管)、CBS(クリーヴランド管)、BMG(バイエルン放送響)の3つのレーベルに録音があるのだが、このCBSでの演奏が、最も落ち着いた、ハッタリがない、耳当たりがよく聴きやすい音楽になっていると思う。

尤も、だからこそ好みが分かれるところだろうと思うのだが、僕は、このクリーヴランド管の演奏は好きです。
同時期の「英雄の生涯」も不純物を取り去った純粋な姿の「英雄」で、実に素晴らしい演奏だったのだが、この作品集も、R・シュトラウスの、見事な、ため息が出そうになるほど見事なオーケストレーションを完璧に再現して、しかも作品自体に音楽を語らせるような演奏になっていて、「マゼール大したもんだわい」と思うのだ。

そうそう、「英雄の生涯」は驚くほど透明度の高い演奏として激賞され、レコード・アカデミー賞をとった名盤。カラヤン/BPOの濃厚なR・シュトラウスの対極にあるものだった。
このクリーヴランド管との作品集も、「英雄の生涯」と同じ路線上にある快演と思う。

アンサンブルはセル時代の伝統、ヴァイオリン群などは音が細く聞こえるくらいの、贅肉のない見事な合奏だし、音楽の進行がとても自然で聴きやすい。金管のふっくらした響き、甘い音色も大変美しいものだ。
「ドン・ファン」の出だしの快速テンポなど、鮮やか。そして、見事なアンサンブルを聴かせてくれる。

録音はヨーロッパ・トーンといった感じで、残響成分が多く、臨場感たっぷり。音も柔らかく、ふっくらとしていて聴きやすいものです。
同じCBSなのに、セル時代のクリーヴランド管の音と、明らかに傾向が違います。
これが本来のクリーヴランド管の響きなのかもしれません。
エエ音で聴けます。



AUTHOR: あるべりっひ DATE: 09/02/2008 22:40:26 こんばんは。
今日も・・・雨です。先日の様に強い降りではないのですが・・・。
同じ課に納車まもないスポーツカーが水没した子がいます。私の地域では『憎い雨』です。他方、渇水で困っている地域もあるんですよね。
マゼールのこの頃の演奏は、本当に透明度が高いですね。多分にオーケストラの影響も強いのでしょう。クリーブランド後は、また脂肪分の多い演奏に変化していったように思います。

最近、シンジくん、アスカ、レイ、・・・会いに行ってません。時々自宅のTVで会うくらいです。う~、広いホールで会いたいです・・・。
スポンサーサイト

コメント

>吉田 様
コメントを有り難うございました。
マゼールのクリーヴランド管時代の演奏は、賛否両論、評価もまちまちだと思いますが、僕も吉田さん同様、気に入っております。R・シュトラウスでは「英雄の生涯」も素晴らしかったですね。実に透明でスッキリした英雄でありまして、あまり肉感的でないのが新鮮な印象を与えていました。
CBSソニーの録音も良好でした。
(というか、セル時代の録音が我が家ではあまり良くないんですが・・・・・・・)

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。