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ハイドンの交響曲第101番 ニ長調「時計」 マリナー/アカデミー室内管

いつも昔話で恐縮ですが、僕がクラシック音楽を聴き始めた1980年頃、ハイドンの交響曲といえば、C・デイヴィスとネヴィル・マリナーのレコードが「現代的感覚で新鮮」と云われて評判が良かったもんです。
いずれもフィリップス・レーベル。1970年代後半の、アナログ録音末期の名録音で、この両者は録音されました。まだまだ、ピリオド楽器でのハイドン演奏はふつうではない・・・・・そういう時代でありました。

今日は、そのマリナー/アカデミー・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズのLPを取り出してみました。
(ああっ!長い!やはり、往事のように、「アカデミー室内管」でいきまっせ 笑)

ハイドンの交響曲第101番 ニ長調「時計」。
ネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管の演奏。
1977年10月の録音。フィリップス盤。

第1楽章序奏部の美しさ、爽やかさが印象的。荘重さの中に漂う清潔感が何とも云えない。
主部に入れば生き生きと弾むハイドンが満面の笑みで登場する。陽性で楽天的、スカッと抜けるような明るいハイドンだ。オーケストラも楽しんで演奏している感じで、「ハイドンは我ら英国の音楽だ」とでも云っているかのよう。聴いていると、こちらも体が揺れてしまうように楽しい。まったく、共感がある演奏はエエもんだと思う。
テンポはちょうどよいもの。速度指定はプレストだが、あまり速すぎないのは英国紳士の嗜みと云うべきかな。

第2楽章アンダンテはこの交響曲を有名にしたあの「時計」のところ。穏健な表情でゆったりと進められてゆく。先を急がない穏やかさ、大らかさがイイ。
アンサンブルは美しく、室内オケらしいスッキリとした響きも耳に心地よい。管では木管。味わい深い名演だ。

第3楽章はメヌエット。ここも穏やかなテンポで、昔の室内オーケストラのハイドンらしい演奏。(今のピリオド楽器の演奏だと、もっと劇的激越にやるだろうなぁ。)
その分、この演奏はヴァイオリンの響きが美しく、余韻残響もたっぷりで実に心地よい。きょうび、こういう演奏は流行らないのかもしれんなぁ・・・・と思いつつ、僕らド素人には、やっぱりこういうハイドンがエエんだよなぁとひとりごち。
この演奏は、しみじみ穏やか、ダンディなパパ・ハイドンであります。

フィナーレは快活で元気いっぱい。躍動するリズムがイイ。オーケストラも軽快で、機能的。サクサクっとした軽やかさがたまらない。
といいつつも、上品さを失わないのはイギリスの室内管だから・・・・ですかね。


録音状態は、今も全く古さを感じさせない新鮮なもの。
左右奥行きとも広く、聴感は大変気持ちいいものです。
さすがフィリップス、品良く、美しくハイドンを聴かせてくれます。



AUTHOR: 吉田 URL: http://beethoven.blog.shinobi.jp/ DATE: 08/27/2008 15:07:16 こんにちは。
マリナーはニックネームつきの交響曲を続けざまに録音していましたね。これは懐かしいです。演奏もバランスのとれたいいものだったと記憶します。この一連のシリーズでハイドンの多くの曲を知りました。
同じ頃のデイヴィスもなぜかフィリップスだったのが、今思うとちょっと不思議です。当時はなんとも思っていませんでしたが。
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コメント

>HABABI 様
コメントを有り難うございました。いつもお世話になります。

ややっ!これはしたり。「時計」は101番ですよねえ。間違えました。104番は「ロンドン」です。早速訂正しました。ありがとうございました。
マリナーのハイドンは主にニックネーム付きの交響曲を録音していったようです。アカデミー室内管が絶好調、マリナーも1970年代は最も脂がのっていた時期だったでしょう。名演が多いと思いました。

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