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モーツァルトのピアノ協奏曲第26番K.537「戴冠式」 カサドシュ(Pf) セル/コロンビア響

今日は協奏曲を聴いてます。
古い、そして懐かしいLPであります。

モーツァルトのピアノ協奏曲第26番 ニ長調 K.537「戴冠式」。
ロベール・カサドシュのピアノ独奏、ジョージ・セル指揮コロンビア響の演奏。
1962年11月、クリーヴランドでの録音。CBSソニーの廉価盤LP。
コロンビア響といっても契約上の問題でそうなっただけのこと、実際はクリーヴランド管の演奏。

セル/クリーヴランド管の清潔なバックがまずは素晴らしい。
カサドシュのデリカシーに富んだピアノもまた素晴らしい。これぞモーツァルトを聴く喜びと言いたい。名演奏と思う。

カサドシュのピアノは大家の芸。練達のアルチザンとでも云おうか。貫禄十分なのだが、それをひけらかさず、純粋にモーツァルトに向かって、奉仕している感じが伝わってくるのが嬉しい。
そして、軽やかなタッチ。羽毛がフワッと浮くような軽やかさで、モーツァルトを弾いてゆく。この軽さ、この優美さはロココそのものじゃないか。
ああ、これぞ「戴冠式」にふさわしいスタイルだろう。

特に第2楽章が良い。
カサドシュの芸は、このラルゲットで一番輝く。静けさの中にクリスタルのように美しく輝く。クールなのにしっとりとした潤いのあるセル/クリーヴランドの伴奏を背景に、カサドシュのピアノが浮かび上がるような美しさ。

第3楽章も名演奏。アレグレットなのだが、聴いた感じはもっと速い。その快活さが楽しい。
セル/クリーヴランド管のアンサンブルが素晴らしく、オーケストラ部を聴く楽しみもあって、協奏曲を聴く楽しみが倍加する。
そしてカサドシュはイキでイナセなピアニズム。めくるめくような快速パッセージもまた美しいこと!

録音はさすがに古びた感じ。高音の伸びがやや不足、音が詰まった感じがします。
まあ、いつものセルのレコードの音だなぁという感じです。
ただ、その貧しい録音の中からカサドシュとセルの至芸が聴き手に伝わります。
名演・名人芸は録音の良否を超えます。いつも云ってますが・・・。


AUTHOR: ひろはや DATE: 08/21/2008 22:58:29 こんばんは。
カサドシュ/セルの「戴冠式」、モーツァルトのピアノ協奏曲第27番とカップリングされたCBSソニーの同じLPを持ってます。軽快で愛らしく品のある演奏ですね。かれこれ30年前に購入したLPですが、この曲を聴く時は私の中では今でも現役盤です。
他にCDでは、内田光子/テイト盤、バレンボイムのピアノ/指揮盤などを好んで聴いてます。
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コメント

>narkejp 様
おはようございます。
ああ、さすがnarkejpさん、ベテランですね。日本コロムビア時代の、このLPをお持ちとは・・・・・・。
これ、カサドシュの名演は勿論なんですが、セルの清潔な伴奏が素敵で今も存在価値十分の名盤と思うんです。コロンビア響といいつつ、クリーヴランド管のアンサンブルも素晴らしいですしね。
CBSソニーの廉価盤にはカサドシュの家系などなく、シンプルなライナーノートだけでした。

ご無沙汰しております。
カザドシュ&セルのこのCDを、一昨日購入しました!。聴きました!。
これはイイ!。カザドシュの雲の上をスイスイと気持ちよくただようかのような誠に美しいピアノに、バックのオケが磐石のアンサンブルで支えるといった感じでした。
とにかくこれほどバックのオケの完成度が高いと、ピアノは気分良く弾けるんだろうなあと思います。

買って良かったです!。ありがとうございました。

>TATSUYA@ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
カサドシュのピアノ、エエですね。「雲の上をスイスイ」・・・・ですか。なるほど、言い得て妙ですねえ。あの軽やかなピアノは、まさにスイスイですよね。
セルのバックも最高のアンサンブル、気持ちいいくらいですね。
同好の方が増えるのは嬉しいです。こちらこそ、ありがとうございました。

これで録音状態が良ければ、もう、天下に冠たる名盤になると思うんですが・・・・我が家ではイマイチ良く鳴りません・・・・・。

モーツァルトのピアノ協奏曲第26番「戴冠式」を聴く

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まだ若い高校生の頃、モーツァルトのピアノ協奏曲は、眠くなる音楽の筆頭でした。ピアノの低音の迫力も、オーケストラの怒涛の咆哮もなく、ひたすらコロコロと鍵盤に戯れるような音楽が、どうも物足りなくて、それに標題もないし(^o^)/
いつ頃からでしょうか、モーツァルトのピアノ協奏曲が、無条件に幸福に聴くことができる音楽になってきたのは?それはたぶん、20代の後半あたりだったと思います。夏山を縦走して帰ってきたとき、快い疲労の中で聴くはずなのに、決して眠くなる音楽ではありませんでした。むしろ、微妙な音色の変...

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