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シベリウスの交響曲第2番 ニ長調 バルビローリ/ハレ管

お盆になっても暑いのです。猛暑は続きます。
雨も降りません。渇水の心配もあります。いやはや、涼秋到来は、いつのこと・・・。

せめて涼しい音楽を聴きまっしょい。北欧の冷涼な空気が届くかな?

シベリウスの交響曲第2番 ニ長調 作品43。
ジョン・バルビローリ指揮ハレ管弦楽団の演奏。
1966年7月、キングズウェイホールでの録音。EMIの輸入全集盤。

男のやさしさとか、目に涙をたたえた微笑みとか、そういったものを聴くならバルビローリだ。
この人のやる音楽には抒情、愛情が一杯。特に弦楽の響きに哀愁・愛情が漂うのが独特で、いわゆる「バルビローリ節」になってゆく・・・・。

第1楽章の冒頭部分、ホルンの歌い回しなど、もう情緒纏綿、バルビローリ節丸出し。これぞ男の涙、男のやさしさ。一つひとつのフレーズの延ばし方や歌い方など、独特の指揮。歌ったり、泣いたり、そして内面に沈潜したり・・・・・。
その意を汲んだハレ管もまた素晴らしい。決して上等のオケではないだろうし、技術的なものも一流ではないと思うのだが(アンサンブルなどはちと粗い)、ここには指揮者を全面的に信頼した、幸福な結びつきがある。こういうオーケストラ音楽を聴くのは楽しい。聴き手まで幸せになってくる。名演と云うよりは佳演と云うべきか。しかし、これは愛すべき、慈しむべき佳演である。

第2楽章は木管の響き。これが涙が出るほど美しい。ファゴットの深い響きを聴いていると、バルビローリの愛情溢れる節回しにウットリとしてしまう。甘い、甘い音楽。包み込む甘さ一杯の音楽だ。

第3楽章は弦楽合奏がイイ。燻し銀の輝きとでも云おうか。
弦と木管の対話も楽しい。中間部の木管の美しさも実に良い。特にオーボエ。テンポがグッと落ちて、よく歌う。
楽章後半は精力的。スケルツォ的な弾みがイイ。

フィナーレは遙かな広がりを持った演奏。スケールを大きくしようとしているわけではないのだろうが、聴いている印象は草原を渡る涼風、森林から飛んでくる涼やかさのような感じ。しっとりとしたイイ演奏と思う。

録音は標準的。やや古びた感じもしますが、時代相応でしょう。
ステレオ的な広がりは十分で、各楽器の鮮度も上々でありました。


<シベリウスの交響曲第2番>自己リンクであります
■カラヤン/ベルリン・フィル
■マゼール/ウィーン・フィル
■ベルグルンド/ヨーロッパ室内管
■セル/クリーヴランド管
■C・デイヴィス/ボストン響





AUTHOR: あるべりっひ DATE: 08/16/2008 08:21:31 おはようございます。
残暑お見舞い申し上げます。
関東方面への旅行、充実したお休みだった様ですね。私は、2年ぶりに猛暑の中ゴルフを楽しみ(?)ました。2年前より10打以上悪かったですが・・・。 (>_<)
『男バルビローリ』のシベリウス第2番、EMI盤は持ってないのですがコアなロイヤルPOとのリーダーズ・ダイジェスト盤に浸っています。表現はEMI・ハレ盤とほぼ同様な演奏ですが音色が美しく感じます。男節丸出しは、ハレ管と英パテへの録音でしょうか。とにかく3枚とも凄い演奏だと思います。
お盆休みは、愛妻の実家へ・・・。久しぶりに『涼しい大ホール』へ。ミサトさん、シンジくん等は振り向きもしてくれませんでしたが、『不二子ちゃん』の投げキスが・・・・。 (^_^)v
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コメント

>あるべりっひ 様
コメント感謝です。猛暑お見舞い申し上げます。暑いですねえ・・・・・・。
バルビローリにはロイヤルPOとの演奏もあったですか。それは知りませんでした。未聴です。聴いてみたいなあ。
真夏のゴルフ、大変でしたねえ。熱中症、コワイですね。

涼しい大ホール、なるほどルパン3世!
僕はコツコツと使徒を殲滅しております。というか・・・・エヴァしか打たないので・・・・・・(^^ゞ

>ひろはや 様
おはようございます。コメント感謝です。いつもお世話になります。
さて、シベリウスの交響曲全集は、このバルビローリやC・デイヴィス/BSO、ベルグルンド(ヘルシンキ・フィルとヨーロッパ室内管)でよく聴きます。ザンデルリンクなどもエエですね。
なかでもバルビローリは情感溢れて、愛が詰まったような演奏。エエなぁと思います。

そして、そうですそうです!バルビローリといえば、ブラームス全集にマーラーの5・6・9番です!大好きです。これぞバルビローリですね(^^)V

>よんちゃん 様
コメントを有り難うございました。毎日暑いですね。なかなかクラシック音楽を聴く気分になれない暑さで。困ります。
さて、バルビローリのシベリウス、エエですね。往年の名盤、バルビローリの愛情が詰まった演奏と思います。愛情が一杯、節回しがもう全くバルビローリ・・・・・・。
ヒンヤリしたシベリウスではないんですが、このバルビ節を聴くと、なかなか他の演奏が聴けませんです。

バルビローリの全集のなかでもこれは出色のものでしたね
バルビローリといえばマーラー9を抑えてこれを代表盤として挙げるべきなんでしょう
70年万博の来日直前に亡くなられた名匠として鮮やかに記憶に残っています
ジョージ・セルはその万博来日直後に亡くなられました
中1だったわたしはレコ芸をみながら力が抜けたのを思い出します

>neoros2019 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
バルビローリのシベリウスにマーラー、良かったですね。今も聴く価値ある名演盤だと思います。ブラームスも含めて、独特の嘆き節、愛情が何とも云えずエエですねえ。
ジョージ・セルも好きですよ。どちらも万博前後に亡くなりました。
名匠でしたね。・・・・・・もっとも、その頃は僕は洟垂れ小僧、クラシック音楽には縁のない世界で、草野球に興じてました。

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