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シューベルトの弦楽四重奏曲第15番 ト長調 D.887 メロスSQ

この数日の暑さにげんなりしております。
今日はシューベルトの室内楽でも聴きまっしょい。
弦楽器の響きで、ちと、涼しい気分になるかいなぁ・・・・・。


シューベルトの弦楽四重奏曲第15番 ト長調 D.887。
メロス弦楽四重奏団の演奏。
1974年12月、シュトゥットガルトのモーツァルト・ザールでの録音。DG盤の全集から。
メロスSQの演奏は、ドイツ的な重厚さに加えて、現代的なシャープさを押し出してくるところに特徴があると思う。その中から、シューベルトの若々しい歌が湧き上がってくる。
4人のバランスがとても良いし、時にハッとするようなパッセージが浮かび上がる。そして、ゾクッとするような深淵も。シューベルトの「未完成」交響曲にも出てくる、シューベルトの恐さ、人生の深い闇というか、芸術のコワさとでもいうか・・・そういったものが、この弦楽四重奏からも聞こえてきた。

それが最もよく出ているのが第2楽章。シューベルト的な歌が続く、美しい楽章。ゆったりとしたアンダンテ・ウン・ポコ・モートから、ゾッとするほどの美しいフレーズが浮かぶ。トレモロが作る悲痛な恐ろしさ、音が震えて、常に危うさがつきまとう。
そのあたりをメロスSQは完璧なアンサンブルで表出する。素晴らしい演奏、そして鋭い演奏と思う。

第3楽章もイイ。音が震える。32分音符が多いらしい。
トレモロのように奏でられながら、何かに追われているような切迫感がある。それが、シューベルトの哀感となって、聴き手の胸を締め付けるのかな。

録音がやや乾き気味なのが残念。
第1ヴァイオリンの高音が、金切り声的に響くことあり。
シューベルトの悲哀がよく出ているとは思うのだが、時に耳に痛く、もう少しフワッとした音で聴いてみたい気がします。


この数日、Doblogが重くて更新しかねるような状態でした。
どうかしたんかいな。
コメントも書き込めない時もありました。ご迷惑をおかけしました。


AUTHOR: シャム猫 DATE: 07/12/2008 00:13:52 シューベルト晩年の室内楽曲やピアノ曲は自分にとってとても大切な宝物です。ときに怖いほどの寂寥感があって胸が苦しくなり、しょっちゅう聴けませんが。
この最後の四重奏曲も素晴らしすぎます。
この盤(私は聴いていませんが)の録音に関して満足されていないようですが、もし機会があったら同じメロスQが1991年にハルモニアムンディに再録音した盤も聴いてみて下さい。私は演奏も録音も素晴らしいと思います。その他ではエマーソンQがお気に入りです。
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