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ショパンのピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21 アラウ(Pf)・インバル/ロンドン・フィル

ショパンのピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21。
クラウディオ・アラウのピアノ独奏、エリアフ・インバル指揮ロンドン・フィルの演奏。
1970年10月、ロンドンのウェンブリーでの録音。フィリップス盤。

夏の夜には、ショパンのピアノ協奏曲を聴きたくなる・・・・・。特に第2番を。

僕がクラシック音楽を聴き始めたのは、二十歳過ぎてからであって、いわゆる「ヲタク」としては遅い方になるんだろうと思います。方々のブログやWebページを拝見すると、小中学生の頃からレコードやCDを盛んに購入していらっしゃる様子が見られ、つくづく感心するのであります。皆さん早熟だなぁ、凄いなぁと僕は思いますし(晩稲なのはワタクシだけか?)、楽器が出来たり、当たり前のように楽譜が読めたりするんだなぁと敬意を表するのであります。

ワタクシなど高校生までは洟垂れ小僧、髪を伸ばしてベルボトムを穿いてギターを抱えていればオンナのコにもてる・・・と錯覚していた年頃でありまして、クラシック音楽には縁なき衆生でありました。ようやく二十歳過ぎてクラシック音楽に触れ始め、今や全くヲタク化しておりますが(それでも、ミーハー・有名曲・メジャーレーベル路線は変わらんですなぁ・・・(^^ゞ)、その頃聴いた音楽は、今もホンマに懐かしく思い出されます。

ショパンは、よく聴きました。メロディが美しく、聴きやすかったんです。
特にピアノ協奏曲。その第2番第2楽章の美しさときたら、涙がこぼれるくらい。オケもキレイ。美しく感傷的なメロディで埋め尽くされて・・・・。

それもそのはず、この曲はショパンが恋人を想って二十歳の頃に作った曲。だから、当時青春期にあった我が身にも響いてきたのかな。

ああ、あの甘い甘い第2楽章。
ホンマによく聴きました。この曲を聴くと、フッと当時の記憶が甦ります。
日比谷公園の外灯のゆらめき、日本橋から銀座にかけての夕暮れの舗道、大学の図書館の古い本の匂い、馴染みの喫茶店の深い焙煎のコーヒー、(ああ、地下鉄口の純喫茶オリエント・・・・「純喫茶」なんて言葉はもはや死語か)・・・・。
青春時代、おそらく誰にでもある、甘い甘い一瞬でありました。


さて、演奏はアラウのピアノが素晴らしい。大人風のピアノ。グランドマナーと云うべきか。包容力があって、豊かな教養と知性を感じさせるオトナのピアノ。音には芯があって、内面から滲み出てくる靱さのようなものがある。
インバル/ロンドン・フィルの伴奏も美しいのだが、アンサンブルは少し甘い感じ。インバル独特の粘り(あのマーラー全集で聴かせてくれた独特の、しかし見事な粘り)に、オケがついていけていないところがある。インバルが若いってことかもしれません。

録音はもう40年近く前になるというのに、今も素晴らしい音で再現されます。
フィリップスの見事なアナログ録音。
音が暖かいです。

夏の風を部屋に入れつつ、今日はそんな風にショパンを聴いていたのであります。



AUTHOR: hiromk35 DATE: 07/02/2008 09:39:06 アラウのショパンは大好きです。アラウはベートーヴェンもシューベルトも、その他ぜんぶ好きですよ。
第2番はほかにポゴレリチ/アバドの演奏もよく聴いています。第2楽章は切ないような抒情がこぼれるようです。
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コメント

>narkejp 様
おはようございます。コメント&TBを有り難うございました。
では、こちら、ヴァーシャリ盤でTBさせていただきますね。
ショパンのピアノ協奏曲は、エエですねえ・・・・・・。素人受けするんでしょうねえ・・・・・ボクは大好きですから(^.^)

この人のショパンはあまりショパン弾きとしては話題に上がりませんが他の人にない味があっていいですよね。ためというか歌い口にある種の色気というかエロティシズムが感じられます。
自分は全て聴いてるわけではありませんがとくにノクターンは一番のお気に入りです。
コンチェルトは聴いてないので是非入手して聴いてみたいです。

>シャム猫 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
アラウのショパン、いいですよね。同好の方がいらして、嬉しいです。
シャム猫さんも夜想曲がお気に入りですか。僕も最もアラウのショパンでエエなぁと思うのは、ノクターン集なんです。
「ためというか歌い口にある種の色気というかエロティシズムが感じられます」・・・・って、まさにおっしゃるとおり!同感同感です(^^)V

ショパン「ピアノ協奏曲第1番」を聞く

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山形交響楽団の第177回定期演奏会で、メジューエワさんのピアノで聴いたショパンのピアノ協奏曲第1番、妻もお気に入りの様子。いくら有名な曲といっても、やっぱり実際に演奏会で生で聴いた曲は、また印象が格別なのですね。
私も同じことで、それまでは20歳の若いショパンが書いた、ピアノ独奏部の美しさは無類だが、オーケストラの音は案外うすい音楽、という認識をどこかに持っておりました。でも、実際に演奏を聴き、それだけで片付けるわけにはいかないものを感じました。ピアノソロを持つシンフォニックな音楽を求めるのなら、...

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