スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ドビュッシーの「夜想曲」 デュトワ/モントリオール響

ブログを始めてから、沢山のコメント・助言を頂戴して、僕のレパートリーは随分広がりました。刺激を頂いたんであります。特にフランス音楽を随分聴くようになったこと、ドビュッシーが聴けるようになったのは、大変有り難いことと思っています。
3年前は、あまり聴かなかったんです。何枚かLP・CDは持っていたんですが、得意ではなかったんです。過去に、そんなことを僕は書いてます

それが皆さんのアドバイスで、だいぶドビュッシーに慣れました。そして、何となく分かるようになりました。
ドビュッシーは天才であります。吉田秀和が『LP300選』の中で云ってます。「われわれの知るヨーロッパ音楽、千年の歴史を通じて、第一級の天才だった」と。

ドビュッシーの音楽は独特だと思います。その音、その響き、色彩・・・・ドビュッシーの音楽からは、それまで僕が聴いたことがないような音、色合い、光と影、ニュアンス、繊細な息づかい・・・・そういったものが聞こえてきます。

今日、聴いている「夜想曲」など、実はずっと何が何だか分からないまま聴いてきました。僕はようやく分かりました(と云うか、慣れました)。ドビュッシーはメロディを楽しむのではなく、その響き、色彩、陰影、和声、ニュアンスなどを楽しめばいいと。

というわけで、能書きが長くなりました・・・。

ドビュッシーの「夜想曲(ノクチュルヌ)」。
シャルル・デュトワ指揮モントリオール響の演奏。

デュトワのドビュッシーは大変美しい。また、楽しい。
デュトワほど、ドビュッシーの繊細な音楽をさらにデリケートに、精妙に、美麗に再現する人はいないんじゃないか・・・・・と思えるほど、この演奏は細やかで綺麗。

第1曲「雲」の、はるかな響き。ヴェールのかかったような響き。
春霞の中にいるような、微妙な音の具合がたまらない。

第2曲「祭り」は活気あるリズムが面白いが、管弦楽の微妙な味わいは変わらない。すごい音楽と思う。

第3曲「シレーヌ」は女声合唱の響きが素晴らしい。デュトワ/モントリオール響の演奏はここでも精妙を極める。ドビュッシーの鋭さよりも、音楽の暖かみを再現しているかのよう。音や響きはクールな感じなのに、出てくる音楽は暖かく、甘い。素晴らしい再現と思う。

録音は今も極上です。最高です。
デュトワ/モントリオール響のDECCA録音は、どのディスクも素晴らしいんです。
フランスものをこれほど美しく、またフランス的なセンス・肌触りで演奏し、なおかつそれを見事に捉えきった録音・・・・DECCAはスゴイですね。


AUTHOR: ひろはや DATE: 06/29/2008 09:23:12 おはようございます。
ドビュッシーの管弦楽曲は、好きで時々聴くのですが、この「夜想曲」は、ブーレーズ/ニュー・フィルハーモニア管(1968.12)とハイティンク/ACO(1979.5)のCDしか持ってません。残念ながら、デュトワ盤は未聴です。「海」とか「牧神の午後・・」では聴いているのですが。
mozart1889さまの言われる「ドビュッシーはメロディを楽しむのではなく、その響き、色彩、陰影、和声、ニュアンスなどを楽しめばいいと。」とはその通りですよね。気忙しい毎日の中でも、ドビュッシーの音楽を聴くと、心が穏やかになります。1週間の中にきちんと聴く時間を取り入れたいなと思いました。
スポンサーサイト

コメント

こんばんは。
ドビュッシーの夜想曲はブーレーズの旧盤が刷り込みになっていて、ちょっとひんやりした感じが気に入っています。
最近聴いた中ではサロネン盤がなかなか良かったですよ。

近代フランス音楽って、響きの中に身を浸すような聴き方が心地よいように思います。
そういう聴き方だと、ミヨーでもプーランクでもジョリベでも、メシアンでさえ抵抗無く聴けることが最近わかりました。

こんばんは。吉田秀和氏が「はるかな響きに魅せられる」と評したドビュッシー(D)の夜想曲、一方でラヴェル(R)との比較で「(Rは)天才の高み、という点でDに一歩譲る」「Dは詩人でRは芸術家」などと述べていましたっけ。うまいこと言うもんだなア、と若かりし頃の私は感心したものでした。雲・祭り・シレーヌ_香気漂うタイトルが音として奏でられた時、印象派の画家が描く情景が目に浮かんできます。小粋で繊細、彩り豊かでありながら、どこか茫洋としてつかみどころのないようなもどかしさ_Dの作品すべてに言えることですが、とりわけこの曲は瑞々しさも加わって、「春」とともに特に愛好しています(続く)。

LP時代はアンセルメとマルティノン、CDになってからはブーレーズとデュトワが双璧かな。やっぱりフランス系の演奏者でないと味わいをかもし出すのは難しいのかもしれませんね。そういえばデュトワもモントリオール響も、最近とんと録音の話題がありませんが、どうしちゃったんでしょう。80年代辺りにかなりまとめて録音したようだから、やり終えた、ってことなのかもしれないけど、確かにこのコンビのベートーベンやマーラーは想像し難いというか_「領分」というものがあるんでしょうね。蛇足ですが本日ブック・オフでカラヤンのドン・ジョヴァンニを950円でゲット、こんなこともあるから止められないんですよ、困ったことに_ではまた。

>ひろはや 様
こんばんは、いつもお世話になります。
ドビュッシーの管弦楽曲を、この頃、夜、帰宅してからボンヤリ聴いています。和声や響き、音色を楽しむように聴いていると、だいぶドビュッシーの音楽に慣れてきました。
ハイティンク盤はLPで持っています。これ、録音が抜群で、今も最高の音で聴けるドビュッシーじゃないかと思います。ハイティンクは、実にイイ仕事をACOでしていましたね。大好きな演奏です。

>天ぬき 様
コメントを有り難うございました。いつもお世話になります。
いやあ、天ぬきさんのおっしゃるとおり、「横のメロディではなくて縦の和声の音楽である」・・・・と僕にも思えます。
Aの評価がついたというのは、まさにその通りだったんでしょうね。
ドビュッシーの音楽は、ホンマに天才のワザやなぁ・・・・・と思います。響きに音色、全く他の作曲家と違いますね。独墺系に慣れてしまうと、ビックリするような感じです。しかし、センスが良いですし、独特のメロウな響きは何とも云えません。

>yonchan 様
コメントを有り難うございました。
カラヤンのBOX、僕も今「ペレアスとメリザンド」を通勤の音楽にして、車中で聴いています。ボンヤリとした感じの音楽が進んでいって、淡い色調の響きが全編漂っている感じです。
何度も聴いて慣れてくると、ドビュッシーの「言語」が身につくんじゃないかと、通勤音楽に期待しているところです。フレデリカ・フォン・シュターデの声は素晴らしいですね。彼女の全盛期かな・・・・・・・。

>Summy 様
コメント感謝です。いつもお世話になります。
おっしゃるように、「響きの中に身を浸すような聴き方が心地よいように思います」・・・・同感です。僕もだいぶその聴き方に慣れてきました。理屈で聴くより感覚・雰囲気で聴く方がエエようです。
ブーレーズのドビュッシーにも慣れました。CBSソニー盤なんですが、さすがにブーレーズは上手いもんですね。

プーランクやダリウス・ミヨーにはまだまだ慣れませんです。

>shibera 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
なるほど、ドビュッシーは詩人で、ラヴェルは芸術家ですか。さすが吉田秀和、巧いことを云いますね。ラヴェルのこと、「スイスの時計職人」と評した言葉も好きです。僕はラヴェルは超一級の職人だったと思います。
ドビュッシーの遙かな響きは、エエですね。デュトワ盤やハイティンク、マルティノンなどをよく聴きます。特にデュトワ盤はDECCAの録音も抜群で聴きやすいです。

それにしてもカラヤンの「ドン・ジョヴァンニ」、950円はスゴイですね。僕が購入した頃は高かったです。9,000円以上したんじゃないかと思います。隔世の感がありますね。

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。