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ブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」 ケルテス/ウィーン・フィル

ブラームスが作曲した「ハイドンの主題による変奏曲」は名曲と思います。
変奏曲の大家ブラームスがらしく、とても精緻でしなやかな書法で書かれた名品。管楽器のソロなどは実に美しく、チェロやヴィオラなどの内声部も充実している。曲想は変化に富むし、旋律も美しいので、大変聴きごたえがある、
ブラームス若書きの作品、管弦楽作品としては第3作なのだが、よく出来ているなぁと感心する。

変奏は全部で8つ。

主題「聖アントニー・コラール」アンダンテ
第1変奏:ポコ・ピウ・アニマート
第2変奏:ピウ・ヴィヴァーチェ
第3変奏:コン・モート
第4変奏:アンダンテ・コン・モート
第5変奏:ヴィヴァーチェ
第6変奏:ヴィヴァーチェ
第7変奏:グラツィオーソ
第8変奏:プレスト・ノン・トロッポ
終曲 アンダンテ

今日はケルテス盤で聴こう。

ブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」 作品56a。
イシュトバン・ケルテス指揮ウィーン・フィルの演奏。
1973年3月の録音。DECCA盤。レコードはキング発売のLP全集からの1枚。

この演奏はケルテスが夭折した際の録音。ブラームスの交響曲全集はケルテスの白鳥の歌となった。特に、このハイドン変奏曲は、ラストのパッサカリアの収録が済んでいなかったので、ウィーン・フィルがケルテスの死を悼みつつ、自分たちだけでラストを録音したというもの。名演奏と思う。
(僕など、そんなエピソードだけでも涙がこぼれそうだ・・・・)

第7変奏の静謐感、心の平安。美しく盛り上がる弦楽器群。やがてフォルティシモに上り詰めてゆく時の美しさも格別。

フィナーレの荘厳さも素晴らしい。中庸で充実した演奏は、ケルテスの最期にふさわしいと云うべきか。あの主題が戻ってくるところなど、感動的。

ケルテスこのとき43歳。早すぎた死だった。
彼のブラームスやモーツァルト、シューベルト、ドヴォルザークなどを聴くたびに、彼こそ現代最高のシンフォニー指揮者になるべき人だったと、惜しまれてならない。

録音はさすがにDECCA、35年経過した今も十分に美しいです。
ウィーン・フィルの艶やかな響きを見事に再現しています。やはり。ウィーン・フィルは、DECCAで聴くと鮮やかだなぁと思います。迫力も十分、名録音と思います。



AUTHOR: よし URL: http://otsusan.cocolog-nifty.com/genki/ DATE: 06/27/2008 08:17:56 ケルテスのブラームスはLPで1番と4番を持っていますが「ハイドン変奏曲」も確認します。^^;
ウィーンフィルがレヴァインと京都でゲネプロを公開したときにシューベルトの9番の4楽章の途中でいきなりレヴァインが指揮台を離れて客席に(響きの確認のため)降りていったのですが、最初こそ乱れたものの指揮者がいるよりも生き生きと演奏したことを覚えています。完全に自分たちの音楽だという自負を持っていますね。
この時は亡くなる半年前の(痛々しい姿の)武満さんが舞台に上がられてレヴァインと楽員から盛大な拍手を贈られたことも思い出します。
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コメント

>ジュリーニ 様
おはようございます。初めまして。ようこそ、おいでくださいました。
コメントを有り難うございましす。
ハイドン変奏曲、さすがブラームスの名品ですよね、僕も飽きません。ブラームスの交響曲の余白には、この変奏曲か、悲劇的序曲か、大学祝典序曲が収められていることが多く、昔から、よく聴いてきたように思います。
さすが、変奏曲の名手・ブラームスの傑作やなぁ・・・と聴きながら感心しきりです。

こんにちは。
ケルテスのブラームスは名演ですよね。この変奏曲もエピソードが本当に泣かせます。私も愛聴してます。ジャケットのグリーンの瞳もちょっと淋しそうですが、たまりませんよね~。

>Hiroko 様
コメント感謝です。
ケルテスのブラームス全集のジャケット、遠い目をしています。あれ、どこを見ていたんでしょうねえ。そうそう、瞳が青いんですよ。
遙か遠いもの、大きなものがケルテスには見えていたんじゃないかな・・・・と想像してます。
素晴らしいブラームスと思います。

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