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チャイコフスキーの交響曲第2番「小ロシア」 ロストロポーヴィチ/ロンドン・フィル

さてさて、激務の間を縫って、未聴の山を整理しております。
今日のような箱物も丁寧に聴いていきたいもんです。

チャイコフスキーの交響曲第2番 ハ短調 作品17「小ロシア」。
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮ロンドン・フィルの演奏。
1976年10月、キングズウェイ・ホールでの録音。
今春発売されたEMI盤の廉価盤全集BOXからの1枚。

ロストロポーヴィチが指揮を始めて、(同時にレコーディングを始めた)、1970年代中葉の名盤が全集で復活。ロンドン・フィルの演奏も好演で、LPで何枚か持っていたのだが、長いこと廃盤になっていたので、廉価盤での復活は喜ばしい。
このデビュー当時の録音では「シェエラザード」(オケはパリ管)も素晴らしかった。ロシアの血が濃厚に反映された演奏になっていて、強い共感で貫かれていた。
チャイコフスキーでは、初期の交響曲でも手を抜かない、全力投球の演奏で、熱血漢的な指揮振りが大変好ましいと思う。

第2交響曲でもロストロポーヴィチは一生懸命。
多用されるウクライナ民謡が、この演奏ほど熱く、懐かしく、共感を持って響くものはないだろう。他の演奏では聴けない、郷愁のようなものもある。

第1楽章の熱さ。主題がとても美しく、また熱い。
この懸命さが楽章全体を貫いてゆく。

第2楽章の行進曲も美しい。ファゴットなどの木管が活躍して、美しいソロを聴かせる。ロンドン・フィルは健闘、よくついて行っていると思う。味わい深い演奏で、しかもよく歌っている。楽章後半の盛り上がりは感動的。

第3楽章はスケルツォ。
トリオではまたも民謡風の曲想に変化して、ユーモラスな感じもある。木管もイイし、弦楽器のピチカートも楽しい。

フィナーレは豪快な演奏。大胆にして細心と言うべきか。
旋律は美しく、ロシア情緒満点。チャイコフスキーが無類のメロディ・メーカーであったことを示す楽章でもある。
そして、ロストロポーヴィチの熱い思い。
これがこの演奏をホンマに素晴らしいものにしているんだろうなぁ。

録音はまずまずです。可もなく不可もなし・・・・という感じでしょうか。
高音の伸びがもう少しあればいいなぁとも思います。
弦楽セクションの響きはGOOD。いい音で鳴ってます。


AUTHOR: あるべりっひ DATE: 06/25/2008 23:02:18 こんばんは。
突然『全集』が発売され、その望郷の思いの強い演奏に泥臭さを感じたものです。どの曲も、情熱的な直情的な演奏だったと思います。何しろ2回位しか全集を聴いてませんし、今は5,6番しか手元に残っていません。
特に『小ロシア』や1番の『冬の日の幻想』は、聴く機会も少なく比較が難しいのですが、ムーティの録音が何故か印象に残っています。
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