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ベルリオーズの幻想交響曲は、ストーカー殺人事件・・・・? C・デイヴィス/ウィーン・フィル

今日は雑誌のお話と「幻想交響曲」です。

ベルリオーズの幻想交響曲 作品14。
コリン・デイヴィス指揮ウィーン・フィルの演奏。
1990年1月、ウィーンのムジークフェラインザールでの録音。フィリップス盤。

本屋に立ち寄って、ふと見つけた本。
『男の隠れ家』7月号。初めて知った雑誌。ふだん、こういうのを読まないからなぁ・・・。男性(というより、オジサンのための)趣味誌のようだが、今月号はクラシック音楽の特集。題して「大人のクラシックpart2」。(ということは、part1があったのか)。
で、パラパラ項を捲って、そこそこ楽しめそうなので買ってきたのであります。

特に面白かったのは、幻想交響曲のところ。
ベルリオーズの幻想交響曲はストーカー殺人事件を扱ったもので、その殺人は第3楽章に行われる・・・・という新説(珍説と云うべきか)。これは面白かった。確かにこの交響曲は、「夢・情熱」、「舞踏会」と続く中で、女優ハリエット・スミッソンへの憧れが描かれ、第4楽章「断頭台への行進」で、女性を殺した罪で処刑されることになっている。となると、殺人は第3楽章で行われているというのだ。

なるほど、そんなものかと思いつつ第3楽章を聴いていくと、確かに、これは面白い。筆者の樋口裕一はこの説を知って第3楽章を聴くのが退屈でなくなったと書くのだが、そういえば、この楽章はウトウトしやすいところだわいなぁ。僕も、よう寝てしまいますもん・・・(^^ゞ

でどこで殺人が行われたのかを探そうと、第3楽章を真剣に僕は聴いたのであります。

確信を持って「ここだ」というのは分かりませんでした(^^ゞ。
でも、第3楽章後半、曲想が変わっていくところ、怪しいムードが漂い始め(これは主人公の心の動揺だろう、そして愛と憧れゆえの殺意が目覚め・・・・おお、恐ろしい!)・・・・。
楽章の始まりは、イングリッシュ・ホルンとオーボエ。二人の羊飼いの歌は同時にベルリオーズとスミッソンの愛の語らいの象徴かな。主人公の勝手な思いではあるのだろうけれど、幸福な、穏やかな心情を歌い上げる。
しかし、楽章中盤にスミッソンが現れると、主人公の心は千々に乱れ、彼女の心が離れるのを恐れ・・ついに。おお、恐ろしい。

さて、演奏であります。
そんなことを思いながら、このC・デイヴィスの新盤を聴いていたのであります。
これはオケがウィーン・フィル。フィリップスの素晴らしい録音もあって、聴き応え十分。旧盤のアムステルダム・コンセルトヘボウ管との演奏も素晴らしかったのだが、しなやかさではウィーン・フィルが一枚上かも。

第1楽章はしっとり感あり、第2楽章の舞踏会は全く見事、ホンマのエレガンスを感じさせるワルツ。
そして第3楽章は、すでに書いたとおり、ドキドキしながら聴いてしまいました。木管が抜群。
第4楽章以降の迫力も素晴らしい。ウィーン・フィルは、エレガントだけではない。パワーも素晴らしい。
ストーカー殺人事件のことを考えつつ聴いていたので、ラストの鐘の音が大変不気味に聞こえました。他の演奏より、なおいっそう不気味だったのは、こちらの感情のせいかもしれません・・・・。


<幻想交響曲の自己リンクです>
■マイケル・ティルソン・トーマス/サンフランシスコ響
■ミュンシュ/パリ管
■デイヴィス/アムステルダム・コンセルトヘボウ管
■ハイティンク/ウィーン・フィル
■チョン・ミュンフン/パリ・バスティーユ管
■カラヤン/ベルリン・フィル(1964年盤)
■アバド/シカゴ響
■ブーレーズ/クリーヴランド管
■デュトワ/モントリオール響


AUTHOR: yonchan URL: http://shibashi.blogspot.com DATE: 06/23/2008 09:11:24 こんにちは。
「男の隠れ家」は2週間ほど前だったと思います。新聞の広告に出ていたので、書店に行ってぱらぱらとページをめくり、おもしろそうだったので買いました。
幻想交響曲の第3楽章ですが、樋口さんは「第3楽章後半、ありありと殺人の現場を想像するようになった」と書いていますが、この記事を読んだあと数回聞いていますが、感受性と想像力不足のため感じ取るところまでいっていません(苦笑)
全身の神経を集中して聴かないとわからないのかもしれません(涙)
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コメント

『男の隠れ家』ですか?
単身赴任のころ、よく品川駅で立ち読みしてました。何故か懐かしい雑誌です。
今は暖かい家族に囲まれ・・・、『篭り部屋』で心置きなく音楽に浸っていると・・・、「ごはん!」「○○乗せてって!」等、それはエンリョウなしです (>_<)
しかし『男の隠れ家』に入ろうものなら、私は間違いなく『餓死』。ですから、上記は『暖かいお言葉』と心に留めていますです。感謝感謝!!

『幻想交響曲』、マルティノン&フランス国立管で楽しんでいます。鈍感な私には『3楽章』の件、よくわかりません。

こんばんは。

「男の隠れ家」、買いました。
基本的に3000円のものはなかなか買いませんが、1000円以下は躊躇なく買ってしまいます(小銭の無駄遣いでお金がたまらないタイプです)。

このボリュームですと安いですね。
でもこの雑誌、女性は買ってはいけない雰囲気のネーミングです。

デイヴィスの幻想は仰るように鐘の音が素晴らしいです。
たぶん感情のせいではありません。

幻想を「審査」するにあたって、鐘の音は重要なポイントです。
この鐘を聴くために私は時たまデイヴィスを引っ張り出して聴いております。

>narkejp 様
おはようございます。コメント感謝です。
幻想交響曲はストーカー殺人事件・・・・・・と思いつつ、普段退屈な第3楽章をワクワクしながら聴いておりました。楽しめました。
男の隠れ家・・・・・・・自宅には一部屋あてがってもらっておりまして、いつも、そこに隠れてます。パソコンも音楽も・・・この隠れ家です(笑)

>あるべりっひ 様
いつもお世話になります。感謝です。
僕も篭もり部屋なんです。メシをよばう声、電話との声に、時々呼び出されますが、休日など篭もりっぱなしです(笑)家族みんな慣れてます・・・・・・・・・。

マルティノン盤は未聴です。そういえば、我が家にはフランスの指揮者とフランスのオケによる幻想交響曲がないかもしれません・・・・・ミュンシュ盤といってもミュンシュはアルザス系でしたよね・・・・・ドイツ領の。
フランス的な指揮とオケで聴いてみたいです。

>ニョッキ 様
コメント感謝です。いつもお世話になります。
あ、デイヴィスの新盤の鐘、やはり不気味だったですか。殺人云々と思いつつ聴いていますと、いや、ホンマに恐ろしい感じがしました。
また、他の演奏で不気味なのがあったら教えて下さい。

『男の隠れ家』は内容の割に安かったですね。ふだん雑誌をあまり買わないんですが、これは楽しめました。

クラシックCD紹介その258(ベルリオーズ 幻想交響曲)

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CDを購入するとき、国内盤と輸入盤があるけれど、基本的に値段が安いほうを
選ぶ。値段が一緒であれば国内盤を選ぶと思います。
あとCDの国内盤についている帯ですがこれは中のブックレットの外側に挟み、
プラスティックのケースの中に入れます。
さらにケー....

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