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シューベルトのピアノ・ソナタ第16番 イ短調 D.845 ウィルヘルム・ケンプ(Pf)

本日も雨、そして本日も仕事。雨と激務は続きます。

シューベルトのピアノ・ソナタ第16番 イ短調 D.845。
ウィルヘルム・ケンプのピアノ独奏。
1965年2月、ハノーヴァーのベートーヴェン・ザールでの録音。DG盤。
ケンプによるシューベルト・ピアノ作品集からの1枚。
(先頃、iTunes Storeで激安1,500円ダウンロードが出来たようですが、僕はCDですでに持っていました・・・・・買うのをもう少し待てば良かったかな・・・?今度また、激安セールがありましたら、「安物買い」大好きなワタクシに、教えて下さい(銭失いは嫌いですが))

このシューベルトはケンプの代表盤と称される作品集。詩的でファンタジーに富んだ演奏だが、その基盤にはケンプの誠実さ、几帳面さがある。その真摯な演奏態度が良い。そして、時折聴かれる感性の瑞々しさも(老大家なのに!)、特筆すべきだろうと思う。

このソナタはテレビドラマ「のだめカンタービレ」で一躍有名になったものだが、このマイナー作品を僕は若い頃から好きで、よく聴いてきた。グルダやブレンデル、ルプーのLPを聴き比べながら楽しんできたものだ。そして今日はケンプで。
録音当時、ケンプはすでに70歳(彼は1995年の生まれ)。ピアノに向かっている姿勢というか、感覚というか、とても若々しく、老人のそれではないと感じる。

特に第2楽章の、主題の静謐な抒情はケンプならではのものだろう。実に美しい。
柔らかく慎ましいまでのシューベルトで、朴訥なまでの純情が歌われてゆく。
その美しさは、派手ではないし、自己主張もそう強いわけでなく、野に咲く花のような素朴さなのだが、聴いていてたまらない魅力と思う。
ピアノの響きはとても綺麗。音もイイ。金属的な響きが一切なく、柔らかいベルベットのような音。音が消えてゆくときの清澄さもイイ。
このソナタの第2楽章は主題と5つの変奏から成っているのだが、その変奏も見事なものであって、シューベルトの天才を、ケンプは余すところなく伝えてくれていると思う。

第3楽章のスケルツォのダイナミズム、フィナーレの柔らかいタッチは聴きもの。
フワッとした高音が美しい。

録音は上々です。
40年も昔の録音なのに、あまり古びていません。
ダウンロード版でもきっとエエ音しているんでしょう。


AUTHOR: taizo DATE: 06/22/2008 07:13:36 こんにちは
このセット3月ほど前に購入し、良く聞いてます。
疲れた時など音を絞っボワーって聞くのが好きで
長時間聞いてしまうシューベルトです。

ケンプのゴルトベルクも良いすよ。
ケンプは最近のマイブームです。
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コメント

おはようございます。
シューベルトのピアノ・ソナタ第16番は、私の場合は、「のだめ」で知るようになってから聴き始めたというのが正直なところでして、CDといえばブレンデルのピアノ演奏盤(1987年:PHILIPS)しか持ってません。
このブレンデルの「Piano Works」(7枚組)(PHILIPS)というCDは、相当前に購入したものですが、一通り聴いた後は滅多に聴いてなかった反省もあり、今一度シューベルトのピアノの世界を味わってみたいなと思っております。

このケンプのシューベルトはiTunesで最近買った中でもピカいちです。^^/
シューベルトのピアノソナタが(16番に限らず)こんなに良いとは聴くまで知りませんでした。CDで買われた方は先見の明があるんですね。タッチのよさ自然な録音の良さなどまったくおっしゃるとおりですね。

(先のコメント、訂正ください)ケンプのシューベルトは、ほんとに味わい深いですね。私は、短調の曲はそんなに好きではなく、このD.845もそれほど熱心に聴いてはいなかったのです。今日の記事を読ませてもらって、フムフムと思って、聴きました。改めて、曲のよさをしみじみと感じました。ご教示、ありがとうございました。しかし、mozart1889さんは、休日でもほんとに早起きですねえ。

>taizo 様
コメントを有り難うございました。
ケンプのシューベルト、ええ、おっしゃるように、音を絞って聞くのがエエですね。ゆったりと聴けると思います。
ゴルトベルクは聴いたことがないんですが、ケンプのバッハは2枚組LP廉価盤で今もよく聴きます。これも心温まるバッハです。

>Verdi 様
いつもお世話になります。
そうですそうです、昔はシューベルトのソナタ全集といえば、ケンプ盤しかなかったですね。長いこと、定盤でした。
今聴いても色あせない名演奏と思います。
古典派につながる基本形式としてのソナタをきちんと演奏・・・・・なるほどなぁと思いました。ケンプの詩情と格調の高さは、無類であると僕は思います。

>天ぬき 様
コメント感謝です。
イ短調のソナタ、ポリーニ盤もあるんですよね。僕はブレンデル、ルプー、グルダは持っているんですが、ポリーニは昔からその存在を知っているのに聴いたことがありません。鋭い演奏なんでしょうか・・・・・・。
ケンプはほのぼのした感じだと思います。ルプーは沈潜、グルダは自在・・・・。それぞれのピアニストの個性がよく出ていると思います。
ポリーニ、聴いてみたいです。

>ひろはや 様
いつもお世話になります。
僕も全く同じなんです。ブレンデルのシューベルト作品集はCDのボックス輸入盤を発売当初から持っているんですが、あまりよく聴いていないんです。聴かなくちゃイカンですね・・・・・。
もっと恥ずかしいのは、その前のフィリップス録音でLPの箱物(アナログ録音です)も持っています。これも、そういえばあまり聴いていなかったなあ。。。。と反省してます。

>よし 様
いつもお世話になります。
iTunesで1,500円は凄かったですね。また激安情報があれば、教えて下さい。
それにしてもケンプのシューベルトは味わい深い名品と思います。ドイツの老巨匠の、ボツボツとした素朴な語り口、エエなぁと思います。

>mikotomochi58 様
お世話になります。
ケンプのシューベルト、ホンマにエエですね。あの素朴な語り口が何とも云えません。詩情もあって、ほのぼのと聴けます。
前の方のコメントを削除しておきました。

加齢のせいか、早朝覚醒の習慣がついてしまいました(^^ゞ
夜は早くに寝てます(笑)

i-tuneは音質大丈夫かな・・・と結構心配したり、データが消えたらたいへんだなと思ったりで、トライしておりませんが、安いのは魅力ですね。
ケンプのシューベルト全集は近所の図書館であったので借りたことがありますが、個人的には別のディーター・ツェヒリンがお気に入りです。
東ドイツのシャルプラッテンはどれもよいです。シューベルトのソナタ21番はなぜか一時期はまりまして、色々聞きましたが、ブレンデルの最新盤とツェヒリンがよかったです。

>bruckner2006 様
コメントを有り難うございました。
ディーター・ツェヒリンは、名前だけ知ってます。独シャルプラッテンにディスクがあったなぁ・・・・・程度です。たぶん、『レコ芸』の広告で見覚えがあるんです。でも、聴いたことがないんです。そんなにエエんですか・・・・聴いてみたいですねえ。東独シャルプラッテンは好きです。ペーター・レーゼルのボックスなど良かったです。
ソナタ21番での、ブレンデルの新盤(実は旧盤もLPで持ってます)、これもそう真面目に聴いていないので、ちと腰を据えて聴いてみます。ありがとうございました。
iTunesのステレオでの再生、USBオーディオプロセッサを買って、つないでみたいと思っています。

シューベルト作曲、ピアノソナタ第16番 D.845

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 今日はシューベルト作曲、ピアノソナタ第16番 D.845。ポリーニのピアノで。
 結構ドラマティックでダイナミックなこの曲の2楽章、このためらい、そして優しさ、迷いのいじらしさ。
 そんなこの曲を会社帰りに聴いているとなんだか人恋しくなり夜の寒さが身にしみるのです。
 ポリーニは鮮やかなテクニックでこの曲を弾きまくるんだけど、そんな中にハッとするシューベルトの優しさ、平安へのあこがれがしっかり刻まれている気がするのです。
 今日は、本社~本牧O邸~H不動産~FCD~本牧O邸。12番。
 ...

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