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マーラーの交響曲第4番 バーンスタイン/ニューヨーク・フィル

ジメジメと蒸し暑い日々が続きます。夕方は大雨でした。
もうしばらく、梅雨の日々を過ごさねばならんようです。

さて、今日はバーンスタインを聴いてます。
録音の時期は、昨日のワルターと同じ頃、そして同じCBSです。

マーラーの交響曲第4番 ト長調。
レナード・バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルの演奏。
ソプラノ独唱はレリ・グリスト。
1960年2月の録音。CBS盤。

若々しく精気に満ちた演奏。朝露に濡れたような趣きもある。
バーンスタインの感性瑞々しく、解釈も平易で分かりやすい。解説的なマーラーなのだが、今聴いても実に新鮮でフレッシュな感じがする。

第1楽章はゆったりとした開始。噛んで含めるようなところがあるのは、マーラーの伝道師たるバーンスタインの面目躍如か。
途中からテンポは速まるのだが、演奏は通して屈託がなく明るい。
フルートのユニゾンがとてもキレイ。この部分は高原を渡る風のよう、いつ聴いても全く爽やかだ。
この楽章ラストはゆったりと音楽が広がってゆく。あの世ではない、現世の幸福が一杯詰まっている感じ。

第2楽章もゆったりと大らか。木管の響きなどは、微笑んでいるかのようでチャーミング。時に懐かしささえ漂う。弦楽セクションのビブラート・ポルタメントも効果的。とてもロマンティック。夢見るような美しさになっている。

第3楽章は、静かに穏やかな感情が流れてゆく。心の平安、静寂、ああ、マーラーが書いた最も心安まる音楽の一つだろう。
バーンスタインは、ここでは身を任せる(身を浸している)感じ。ニューヨーク・フィルの演奏も実に自然で、息長いフレージングは見事と思う。美しさが際だつ。

そして第4楽章。レリ・グリストの歌唱!
こんなに可愛らしく、美しく、花が沢山こぼれてくるような歌声はあまりないんじゃないか。ホンマに可愛い。そして、クールな爽やかさもある。蒼い色気とでも云おうか。胸がスーッとするような感じ。高原の空気を胸一杯に吸い込んだような爽やかさが、イイ。

この演奏が素晴らしく感じられ、時折取り出すのは、グリストの歌を聴きたいからなのであります。

録音は上々と思います。
1960年と云うことを思えば、好録音と思います。今の耳で聴いても、さほど古びていません。ニューヨーク・フィルのアンサンブルもまずまず。そんなに緩くないです。
楽器のバランスよく、定位も良好、奥行きもまずまずあって、十分に聴きやすい録音と思います。


AUTHOR: HABABI DATE: 06/21/2008 09:07:05 おはようございます。
「バーンステイン」、最初はこの表記でLPが出ていましたね。NYPとの1960年頃の演奏は、わかりやすい演奏のように思い、数年前にマーラーの全集他の中古LPも沢山集めました。一番よく聴くのは、ベルリオーズの「幻想」交響曲。マーラーは実は全部は聴いていないのですが、第4番では思い切ったテンポの動きや強弱、歌わせ方が音楽を分かりやすくしているようでした。私の場合、音楽に本当に集中できる時間は、休みの日でも2~3時間程度で、あとは単に流しているだけですが、その貴重な2~3時間に聴くと、バーンスタインの演奏から、大いに感動する不思議な感覚を覚えます。
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コメント

mozart1889さん、こんばんは!
バーンスタイン/ニューヨーク・フィルのマラ4はたしか、うぐいすがマーラーでは初めて買ったLPだったと思います。もったいぶった感じとかなくて、しかも幻想的になりすぎずに非常に直截的に表現していくので、曲がすごくわかりやすかったです。グリストの歌も素朴でいいですね!マーラーは最近あんまり聴いてないんですが、mozart1889さんの文章読んで、久しぶりに聴いてみようかな~という気になりました。

mozart1889さんこんばんは

バーンスタインのこのマーラー…、マーラーばやりの黎明期から有名な一枚であったと思いますが自分が初めて聴いたのは最近なんです。
レリ・グリストの可憐な名唱は、CBSソニーの「音のカタログ」で冒頭だけ知ってましたけどね…。

後年のボーイソプラノの演奏よりずっと好きですね。

>HABABI 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
バーンスタイン/NYPの演奏をLPでお聴きなんですね・・・・・エエですね。僕もLPでは幻想交響曲&「巨人」、「新世界」&「悲愴」の2LP廉価盤シリーズを昔買っておりまして、愛聴してきました。「新世界」は断然、NYPとの旧盤がエエです。
バーンスタインの指揮する演奏は、分かりやすいのがイイです。メリハリがきいているというか、聴きどころをグッと目立たせて聴かせてくれるというか・・・・そんな演奏が好きです。

>ひろはや 様
コメントを有り難うございました。いつもお世話になります。
マーラーの第4交響曲は、あの鈴の音がイイですね。開始からワクワクします。
バーンスタインの新盤は、ボーイ・ソプラノの起用でしたので、面白いとは思いつつ、やはりグリストの歌唱が素晴らしい旧盤の方が、出来がよいのではないかと思っています。演奏全体もサッパリとして、切れ味鋭いと思います。それにしても、グリストはエエですね。

>narkejp 様
コメントを有り難うございました。いつもお世話になります。
レリ・グリスト、でした(^^ゞ レイではありません。失礼しました。
素晴らしい歌唱ですよね。この人の声を聴くとホッとします。ホンマにキレイです。
クレンペラーの「フィガロ」では、スザンナを演じています。EMI盤です。これが最高でした。
TB有り難うございました。

>うぐいす 様
コメントを有り難うございました。
これ、うぐいすさんが初めて買ったマーラーでしたか。サッパリとしたイイ演奏でしたね。今も最高のソプラノ、グリストの歌唱もエエですね。
僕はCD時代になってから聴きました。新盤のボーイ・ソプラノ起用に比べると、旧盤の方が新鮮で爽やかな感じがします。
長く聴き続けたい演奏ですね。

>にこらす 様
おはようございます。コメント感謝です。
グリストの歌唱、イイですね。これ、ホンマに絶品ですね。
新盤はボーイ・ソプラノ、面白いとは思うんですが、やはりグリストの歌唱を知ってしまうと、こちら旧盤の方が出来が上ではないかと思います。
バーンスタインの指揮も、もったいぶったところが少なく、サッパリと新鮮でした。

マーラー「交響曲第4番」を子守唄にした子が

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先年、上の子どもが結婚した。この子が小さいときはまだLP時代だったので、回転するレコードプレーヤーに「おいたをしちゃダメよ」と言い聞かせるくらいではすまない。仕方なく、ホーレンシュタイン指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏をカセットテープに録音し、ラジカセで聞くようにした。これで、レコードの損傷もカートリッジの破損も防止できたが、幼児の頃には「子守唄の音楽」とか言っていたのに、ずいぶん大きくなってから「この曲の記憶ある?」と聞いたら、「全然。」だそうです。
マーラーの四番を子守唄がわりにした...

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