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モーツァルトの交響曲第36番 ハ長調 K.425「リンツ」 ワルター/コロンビア響

今年の梅雨は梅雨らしい梅雨です。
雨がよく降りますし、空はどんより。そして、この数日、蒸し暑いこと!
不快指数が高まります。

さて、今日はワルターのモーツァルトを聴いてます。
最晩年のモーツァルト6大交響曲集からのものです。人口に膾炙した往年の名盤、古典的演奏。懐かしい演奏であります。
古いなぁ・・・・・と思いつつも、しかし、ときどきワルターのモーツァルトを聴きたくなるのは、どうしてでしょう?


モーツァルトの交響曲第36番 ハ長調 K.425「リンツ」。
ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団の演奏。
1960年2月の録音。CBS盤。

第1楽章のゆったりとした序奏からして、もう歌が一杯。柔らかく暖かい歌が広がってゆく。これぞ、ワルターのモーツァルト。
主部にはいると、リズムはよく弾んで快速テンポ。実に気持ちよい。テンポの伸縮は自在なもので、さすがにワルターと思わせる。
そして、レガート(テヌートと云うのかな?)が随所に現れて、音楽を優美なものにしてゆく。畳みかける急速部分もあり、変化に富む。大家の至芸と云うべきか。

第2楽章ポコ・アダージョは柔らかい演奏。ここでも音が良く伸ばされて、ぶつ切りにしない独特のアーティキュレーション。優美な表情はここから来るのだろう。
大らかで朗らかな歌もイイ。微笑を浮かべたようなその歌は、ワルター以外ではなかなか聴けないところ。

第3楽章メヌエットは堂々たるテンポでスケールも大きい。表情も多彩で、音楽の色合い・陰影が微妙に変化してゆく。
コロンビア響も好演だが、匂うような音色にはやや不足している感じ。ワルターの意図するところを完全に表現し切れていないかなぁ・・・・とも感じる。十分に健闘しているんだが。

フィナーレは快速テンポ。若々しく溌剌としていて、リズムもよく弾む。音楽全体に活気があって素晴らしい。
これ、ホンマに老人の音楽かいな?
録音当時ワルター83歳。最晩年のはずだが、演奏はとても若々しい。これ、老人のつくり出す音楽ではないぞい。瑞々しく精気に濡れて・・・・。

録音はさすがに古くなりました。
間もなく録音から50年、致し方ありませんな。
しかし、演奏の素晴らしさは、いつも書いてますが、録音の良否を超えます。
良い演奏でした。


AUTHOR: TATSUYA@ URL: http://blog.livedoor.jp/ma4news8/ DATE: 06/20/2008 13:12:29 こんにちは!。
”男の優しさ”巨匠ワルターのモーツァルト。私もなぜか時々聴きたくなってしまいます。
ご指摘の通り、ワルターのコロンビア響のサウンドって、特に強奏になったときに、金属的な音に聴こえる瞬間があるような気がしますね。録音のせいなのかもしれませんが、当時のアメリカのオケのサウンドでもあるんでしょうか。。。
そう考えると、ベートーヴェンの「田園」での、あのなんとも平和な暖かいサウンドは価値があるじゃなかろうかと思います。
ほかにワルターのハイドン「軍隊」等も、テンポをゆったりとって暖かさを感じさせてくれます。私の愛聴盤です。
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コメント

ワルター。
若々しさや優しさだけでなく、非常に情熱的な演奏もコロンビア響との録音で残していると思います。
熱心なワルターの聴き手ではありませんし多くの録音を所有しているわけではありませんが、私も無性にモーツアルト演奏を聴きたくなる時があります。優しさの中にある若々しさを享受したい、いきなりそのような衝動に駆られます。
この『リンツ』、それに『プラハ』は私には無くてはならない録音です。

こんばんは。
このCD持ってます。
DADマスタリングで作られた国内盤で、大変鮮明な音質です。
ワルター/コロンビア響の録音は、CD時代になって大幅に音作りが変わったようで、若干ハイ上がりの印象を受けます。
この演奏はLPでも持っていますが、そちらはナチュラルな音作りで、僕はどちらかというとLPの音の方が好きです。

ワルター晩年の演奏は無条件に好きなので、オケの音色とかアンサンブルとか全く気になりません。
こういった良い音で録音を残してくれただけで大満足なのです。

>丘 様
おはようございます。コメント感謝です。
丘さんにとっても思い入れのある演奏でしたか。

ワルターのモーツァルト、懐かしい演奏です。僕はワルター盤でモーツァルトの後期交響曲を知りましたので、(あとはクーベリック/バイエルン放送響盤)、今も、時々取り出して聴きたくなります。
リミックス盤で音も良くなってますね。LPの音も暖かいんですが、国内盤はイマイチの音でした。

>あるべりっひ 様
おはようございます。いつもお世話になります。
これ、やはり名盤ですね。心に残る演奏と思います。

ワルターのモーツァルトは、あの暖かさがエエんでしょうね、ふと取り出して聴いてみたくなる、懐かしい演奏です。
ワルター/コロンビア響の演奏は好きなものが多いんですが、よく考えてみれば、ステレオ録音がいっぱいあって、嬉しいことですね。

>Summy 様
おはようございます。いつもお世話になります。
ワルターのステレオ録音、よくぞ長生きしてくれたと感謝ですね。
僕もワルターとコロンビア響の演奏、大好きなんです。ベートーヴェンもブラームスもマーラーも、みんな素晴らしいです。
LP時代に(CD時代幕開け直前だったと思います)、ついにワルター/コロンビア響の演奏が廉価盤、1,500円盤になったとき、大学生協で沢山買いました。1,200円で買えたので・・・・・懐かしい思い出です。

そんな郷愁まで、聞こえてくるのがワルターのエエところかもしれません。

おはようございます。
ワルターの「リンツ」のCDを私も持ってます。それこそCDを初めて購入した頃の1枚でして、「プラハ」とカップリングされた輸入盤(CBS)です。秋葉原の石丸電気で買った記憶があります。何せあの頃は国内盤はおおむね3000円以上だったので、ほとんど輸入盤を購入していましたね。
さて、この演奏は、今でも頻繁に取り出して聴いております。歯切れ良くて快活で優美で、気持ちが清々しくなります。モーツァルトの3大交響曲以外の、この「リンツ」や「プラハ」を大好きにしたのもワルターのお陰と思っています。

mozart1889さん、こんばんは。
ほんとに今年の梅雨は、よく雨が降りますね。
私は蒸し暑さに参っている今日この頃です。

ワルターの「リンツ」は未聴なので是非、聴いてみたいです。
お歳を召されても若々しい演奏なんですか・・・凄いですね。
「リンツ」のCDがないので、ワルターの「プラハ」を、これから聴いてみます。



>ひろはや 様
おはようございます。いつもお世話になります。
ワルターのモーツァルトは暖かくも清々しい、ホンマの名演奏ですね。僕も大好きです。時々、無性に聴きたくなることがあります。
石丸電気は昔、僕もよく行きました。そしてCDは3,500円くらいが相場でしたねえ・・・・・・そんな思い出も、ワルターのモーツァルトとともに蘇ります。
録音状態もまずまずですし、いつまでものこしておきたい演奏ですね。

>yuri 様
おはようございます。今日も四国は雨です。蒸し暑いです。ホンマに、よう降りますね。
コメントを有り難うございました。
ワルターの「リンツ」、暖かくてほんのりと包まれるようで、僕は大好きです。クーベリック/バイエルン放送響盤も大好きなんですが、この2枚が一番よく聴く「リンツ」なんです。
yuriさんのお気に召すとエエのですが・・・・。

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