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ワーグナーの舞台神聖祝典劇『パルジファル』 レヴァイン/バイロイト祝祭管

僕はワーグナーの良い聴き手ではありません。
LPやCDは幾つか持っておりますが、そう頻繁に聴く方ではありません。
僕にとってのワーグナーは管弦楽曲の作曲家であって、オーケストラ曲ばかり聴いてきたんですが、この春、「バイロイト33枚組BOX」が届いたこともあって、ボチボチ聴いております。
しかし、33枚も長けりゃ、1曲1曲も十分に長い。ステレオに正対して聴いていると寝そうになって、いや確実に寝てしまうだろうと思い、カーステレオ12連奏にぶち込んで通勤音楽にすることにしました。これなら飽きずに、しかも否応なく聴くことが出来ます。

という訳で、今日はワーグナーの楽劇を。
舞台神聖祝典劇『パルジファル』全曲
ジェームズ・レヴァイン指揮バイロイト祝祭管弦楽団の演奏。
録音は1985年7~8月、フィリップスの原盤だった。

クラシック音楽を聴き始めて20数年、実は「パルジファル」は持っていなかった(^^ゞ。
LP時代にはこれという廉価盤がなかったし、CD時代になっても目につかなかった。そのうちに聴こうと思いつつ、今日まで放っておいてしまった。
そしてこの数日、車の中では「パルジファル」ばかり聴いていると、いや、これ、やはり名曲。息の長い旋律、もうどこまでも伸びてゆく旋律、独特の和声、崩壊しかかった調性、リズムは著しく衰えて・・・・・と、なるほど様々な書物が「パルジファル」について書いているとおり。
そしてこのレヴァインの演奏、歌手も立派。
アンフォルタスはサイモン・エステス、ティトゥレルはマッティ・サルミネン、グルネマンツにハンス・ゾーティン、そしてパルジファルは当時絶好調のペーター・ホフマン。充実した男声陣に華やぎを添えるはクンドリーのヴァルトラウト・マイアー。
充実した歌手陣と思う。云うことなし。
そして、レヴァインの指揮棒の充実(といいつつ、僕は「パルジファル」のことはよく分からんので、偉そうなことは書きまへん。)

車の中で聴きながら、おおっ?と思った箇所が幾つもあった。
ブルックナーの音楽が聞こえてきたり、マーラーそっくりのフレーズが出てきたり、R・シュトラウスと同じようなオーケストレーションが響いてきたり・・・・・。

これ、違うんですな。逆です。ワーグナーの音楽があって、ブルックナー、マーラー、R・シュトラウスが出てくる訳です。

そして、ぼくは吉田秀和のかの名著『LP300選』を思い出したのです。
吉田秀和は云います。
「しかし、ヴァーグナーは、絶対に、きかなければならない。それでなければ、ブルックナー、マーラー、R・シュトラウスはいうまでもなく、ドビュッシーの『ペレアス』も、シェーンベルクの『月に憑かれたピエロ』も、(中略)・・・みんなある大切な体験を素通りした上の新音楽になってしまう・・・・。

まさしくその通り。僕はまたその本のワーグナーのところを読み返しました。



AUTHOR: ひろはや DATE: 06/17/2008 07:31:21 おはようございます。
吉田秀和氏の『LP300選』は、私も座右において再読を繰り返していますが、あらためてヴァーグナーのページを読んでみました。吉田氏が鑑賞すべき4作品の中にこの「パルジファル」が入っていたのですね。私は全くこの作品を聴いたことがないので、是非この機会にCDを手に入れたいと思います。
HMVサイトを覗いたのですが、一応ケーゲル盤とクーベリック盤をウィッシュリストに入れましたが、カラヤン盤もクナッパーツブッシュ盤など数多くあり、迷ってしまいますね。
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コメント

こんばんは。
このセットは価格もパッケージ容積も気に入りましたが、ドキュメント・レーベル激安ボックス・シリーズと違って収録ボリューム・作品の長大さのため、気合いをいれないと聴き始めることが出来ませんね。聴き手サイドの「精神力や好奇心の若さ」についての試金石ではないかという気もし始めました(笑)
 
「オランダ人」から聴こうと思っています。アニヤ・シリヤが歌っています・・・昔、ベームVPOとともにドホナーニが来日した際、アニヤ・シリヤもまた来日してもちろんドホナーニ指揮にて「トリスタン」中の「愛の死」を歌っていました・・・テレビ放映され、とても魅力的な歌手だと思ったものです。歌手のルックス面の理想のひとつとして、わたくしの頭の中には当時の姿が残っています。また、このセットにおける歌唱はきっと素晴らしいに違いないと、なぜか直感し、勝手な期待を膨らめているところです。

パルジファル、好きなオペラの一つです・・・、と言うよりワーグナー作品は好きです。
若い頃は、そのドイツ的重厚さに憧れあれこれ聴き倒しました。『ドイツ的重厚さ』に対しては、よく自問自答しているのですが・・・。ブーレーズ&バイロイト以降その呪縛から開放されたように思っています。
最近は、あまりにも俗世間を皮肉ったリブレットの内容と音楽のギャップを楽しんでいます。特に『指輪』はその傾向が強いと感じまが・・・、今の時代にも通じると思っています。
最近よく聴く『パルジファル』は、クーベリック盤ですか。

先週末、『みさと』さんには見向きもされませんでしたが、『主水』さんが恨みを晴らしてくれました。

こんばんは。
ワーグナーはどうも苦手です。
音楽そのものがどうというより、あまりにも長大なので聴き続ける気力が湧かないのです。
オペラはどうも、ヤナーチェクあたりのCD2枚に収まる程度の長さが限界のようです。

ドビュッシーの「ペレアス」も、シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」も好きな曲です。
確かにワーグナーの影響は有るような気はします。

>yonchan 様
こんばんは。コメント感謝です。
「パルジファル」、僕はようやく聴きました。息長い旋律とゆったりとした音楽の運びが独特ですね。ワーグナーの麻薬的な響きも魅力ですね。
そうそう、yonchanさんはスポンジ被害者でしたね。カラヤンの「パルジファル」、残念でしたね。僕はこのカラヤンの演奏と、クナッパーツブッシュ盤を聴いてみたいと思っています。
しかし・・・・・・僕の近所のブックオフには、クナッパーツブッシュの「パルジファル」なんて置いてそうにもありません。yonchanさん、エエ買い物されたですね(^^)v

>クラシカルな某 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。感謝です。
アニヤ・シリヤ、僕はこのBOXのサヴァリッシュ指揮の演奏で、初めて聴きました。美しい歌唱でした。ルックスもエエんですか・・・・これは、一度画像を検索してみないといかんですね。有り難うございました。探してみます。僕は、美人、好きです(^^)V

ユニヴァーサルのバイロイトBOXは、33枚の大冊ですが、車の中に積んでずっと聴いています。オペラは、部屋で聴いていると途中で寝てしまうので、車の中でボンヤリ聴くのが僕には良いように思います・・・・・。

>あるべりっひ 様
こんばんは。いつもお世話になります。
そうそう、あるべりっひさんはHNからして、ワーグナーですね。僕は初めて「パルジファル」を聴きました。面白かったです。実にワーグナーらしい作品でした。
クーベリックに「パルジファル」があったんですか。それは知りませんでした。ブーレーズの「リング」は衛星放送で観ました。衛星放送がまだ実験段階の時に放映してまして、僕は一生懸命録画したもんです。懐かしい・・・・。

さて、仕事人、おめでとうございます。僕はこの頃不調です。シンジもアスカも弱いです。レイに至ってはもう・・・・・・(^^ゞ
カヲルも出てこんですし・・・・ちと休養して、音楽でも聴こうと思います(笑)

>Summy 様
こんばんは。いつもお世話になります。
Summyさんもワーグナー苦手でしたか。僕もそんなに聴きません。バイロイトBOXを車に積んで、否応なく聴いております。
でも。「パルジファル」は何回も聴いているうちに面白くなりました。

今はドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」の挑戦してます。カラヤンのEMIコンプリート2巻に入ってました。

今度は、Summyさんご推奨のヤナーチェクを聴いてみたいです。

こんばんは。このセット、HMVに再入荷して人気のようで、私も興味はあるんですがやはりワーグナーは苦手で_未体験だったローエングリンを最近やっとカラヤンで聴いて、その美しさに圧倒されました。このような演奏でないと、全曲聴きとおすことは私には難しいんじゃないかな。実はパルジファルも未聴なんですが、聴くとしたらおそらくカラヤン盤_それも人生の最後の方の楽しみとして取り置いておこうか、などと思ったりもしています。ところでLP300選、私の記憶では「現代の作曲家が何故聴衆に背を向けたような作品を作り続けているのかは、ワーグナーを徹底的に聴かなければ分からないと思う」なんてことも書かれていませんでしたっけ?(続く)

初めてリングを聴いた時、調性が崩壊しかかったうねるような旋律が延々と続く中、なんとなく吉田秀和の言葉の意味合いが分かったような_結局途中でダウンし、今に至るまで聴いていないんですが_気がしたものでした。彼はやっぱり別格だと思います。上から目線的な発言でも嫌味より格調を感じさせるところがすごいですね。ところで最近オペラのCDを購入することが多く、今日もオーダーしていた100枚組のボックスセット_全曲盤が50曲_が届きました。かなりの名演も含まれていて、楽しみではあるが時間を考えると憂鬱_そして明日はプッチーニとレオンハルトが到着予定_パルジファルはまだまだ先の話になりそうです。ではまた。

>shibera 様
おはようございます。コメント感謝です。
人生最後の方の楽しみに、カラヤンの「パルジファル」・・・・ああ、エエですね。ぼくもそういう境地に成りたいと思います。そうそう、吉田秀和は「現代の作曲家が聴衆に背を向けた」云々、書いてましたね。『LP300選』を読み返してみて、つくづく感心しました。確かに吉田秀和の文章は分かりやすく、的確で、しかも格調高いなぁと思います。上から目線でも、読んでいて腹が立ちません。
プッチーニ、僕も注文しようかと躊躇してます。ここのところ散財しすぎ、買いすぎで未聴盤が増殖していますので。でも、聴けるとき・買えるときが華かなぁとも思いまして・・・・・(^^ゞ。
オペラ100枚組ボックス・・・・・スゴイですね。また感想を聞かせて下さい。

このセット、HMVで売り切れていたのでタワーで買いました。でもまたHMVでも再入荷してますね。(待つが肝心?)
一枚目から聞いていますが、まだローエングリンにたどり着いていません。
ただ、ハイライト盤で持っていたベームのリングが手に入ったので、よかった。リングはこれ一セットでいいやと思っています。
DVDでは激安のハルトムート・ヒェンヘンの1万円未満DVDを持っていますが、ラインの乙女がデブ過ぎてちょっと途中でとめてしまいました。映像がないのもCDならでは・・・ですね。

>bruckner2006 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
そうそう、HMVで再入荷してましたね。僕はHMVの通販サイトで初回発売を知ったときに、「これは売れるだろうなぁ」と、すぐにクリックしてしまいました。タワーの方が高かったですか?・・・・あれ、価格が安い方を買いのがすと、僕は悔しくてたまらない性分なんですが・・・・・(^^ゞ
ベームの「リング」、引き締まった名演ですね。歌手も素晴らしいです。「トリスタン」もヴィントガッセンが最高でした。このセット、ホンマにエエですね。
「リング」のDVD、そうですか、ラインの乙女がふっくら系ですと・・・・・ちと興ざめですね・・・・。僕は、オペラもCDで聴くことが多いので、実はDVDを買ったことなくて・・・・・。

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