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ムソルグスキー(ラヴェル編)の組曲「展覧会の絵」 チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル

週末土曜日、僕は出勤、受験生の三男坊はマーク模試で学校へ、家人は趣味の絵手紙展の準備と・・・・それぞれに忙しくしておりました。
涼しい風が心地よい初夏の陽気でありましたな。

さて、今日の音楽。

ムソルグスキー(ラヴェル編)の組曲「展覧会の絵」。
セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィルの演奏。
1993年9月、ミュンヘンのガスタイクでの録音。EMI発売のライヴ盤。

チェリビダッケの演奏をFM放送で必死に聴いたのは1980年だったろうか(来日はロンドン響とだったのだか、FMでの放送はシュトゥットガルト放送響だったかもしれない)。
「シェエラザード」や「展覧会の絵」などを懸命にエア・チェックしたことを思い出す。
演奏はえらく遅かった。止まってしまうような遅さだった。ただ、それは粘り着くようなものではなく、細部にこだわって美しく演奏したら遅くなってしまった、という感じのものだった。
8年前にカセットデッキが壊れたのをしおに、カセットテープも処分してしまったので、今は手元にないのが残念。チェリビダッケの演奏は何回か聴き直したが、たいそう美演だったと思い出す。チェリビダッケはカラヤンとBPOの首席を争ったというエピソードは有名だし、互いに嫌っていたフシもあるのだが、「オーケストラに美しく演奏させる」という点では、いろいろ似ているところもあったような気もする。(カラヤンは速く、チェリビダッケは遅い、という違いがあるけれど・・・・)。

(そうそう、カセットデッキはオーレックスのPC-X88AD 、懐かしい「アドレス」録音が出来るデッキでありました)

さて、このディスクの演奏。
もちろん、チェリビダッケらしく、非常に遅い演奏。ミュンヘン・フィルがよくついていると思う。
冒頭のトランペットからして、もう飛んでもなく遅く、朗々と吹き上げる。このプレリュードのテンポ感が全編を支配しているのだが、時々に出現するそのテーマは実に美しく個性的。「ひなどり」や「サミュエル・ゴールデンベルク」などは、やや遅め程度、だからこの演奏の中では、まっとうなふつうのテンポのように感じてしまう。

全体的には、大変細かなところまで気を配って、それこそ微に入り細を穿つ演奏になっている。特に個々の楽器の音色が実に色彩的で、時間の経過とともに刻々と変化してゆく。
また、曲によってはガラッと音色が急激に変化する。それを聴くのは楽しい。
テンポが遅いだけではない、彼の本領は、音色の変化、響きの多彩さにあるのだろうなぁ。ディスクでこれだけ素晴らしいのだから、さぞや実演は凄かったんだろうと想像してしまう。


録音状態はまずますであります。
ライヴのハンディを感じさせず、よく録れていると思います。
臨場感は抜群、聴いていてその雰囲気を楽しめます。



AUTHOR: ひろはや DATE: 06/08/2008 06:59:28 おはようございます。
ムソルグスキー(ラヴェル編)「展覧会の絵」は、最初に選択したのがデュトワ/モントリオール管(1985年)のCDで、その色彩感のある素晴らしい演奏が私の原点になってます。チェリビダッケ盤は未聴ですが、よく比較されるカラヤンについては例のEMIのBOXのフィルハーモニア管盤(CD31)(1955/56年)を聴いてみて、そのテンポにはデュトワとさほどの違いは感じなくて、スッキリとした良い演奏だと思います。テンポが遅いと言われるチェリビダッケの演奏も聴いてみたいですね。
ちなみに、この曲のピアノ原典版ではアシュケージ盤(1982年)を聴いてますが、ピアノのもつ多能さをつくづく感じます。
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コメント

>ひろはや 様
おはようございます。いつもお世話になります。
「展覧会の絵」は若い頃から大好きで、よく聴いてきました。
初めて買ったLPはメータ/NYP盤です。デジタルのものすごい録音でした。カラヤンのは1960年代録音のLPと最後のデジタル録音CDで聴きます。巧いですよねえ。
エレガントなのはデュトワ盤、これも愛聴しています。

ピアノ版は、ひろはやさんと同じく、アシュケナージです。ピアノの音が綺麗なこと!

>hsm 様
おはようございます。いつもお世話になります。
ご教示有り難うございました。ロンドン響でしたか。エアチェックしたテープ、カセットデッキ処分のおりに一緒に始末してしまったんですが・・・今思えばちと残念でした。
ひょっとして、シュトゥットガルトだったかなあと思っていましたので、やはりロンドン響との来日公演でしたか。スゴイ演奏でしたよね。遅くて遅くて・・・ビックリしました。

ミュンヘン・フィルの演奏も同様、よくこのテンポについていっているなぁと感心します。

>あるべりっひ 様
おはようございます。いつもお世話になります。
なるほど、チェリビダッケの演奏は「水彩画」ですか。細部までホンマによく描いていますもんねえ。
遅さの中、よく聴いていると実に精妙にやってますね。

あるべりっひさんは、勿論ライナーですよね。
僕は浮気性、デュトワにメータにカラヤン、フェドセーエフなども好きです。

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