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J・S・バッハのゴルトベルク変奏曲 レオンハルト(チェンバロ) ~独HMのBOXから~

ドイツ・ハルモニア・ムンディの例の50枚組激安ボックスをボツボツ聴いています。
これだけ世が激安BOX時代になると、どうしてもミチョランマ(未聴の山)状態になってしまいますな。反省。
ボツボツでも聴かなアキマヘン。

そこで取り出したのは
J・S・バッハのゴルトベルク変奏曲 BWV988。
グスタフ・レオンハルトのチェンバロ独奏。
1976年9月頃の録音。

僕がクラシック音楽を聴き始めた頃、コレギウム・アウレウム合奏団の廉価盤LPが沢山発売されていて、いわばそれが僕の古楽器聴取体験の原点。キルハイムのフッガー城糸杉の間の名録音、エエ音だったなぁ・・・・。ただ、演奏は古楽器を使った現代風のものであったらしく、その後に知ったピノックやホグウッド、ブリュッヘンなどが随分切れ味鋭く、また快速に(時には前のめりのような感じにさえ)聞こえたものだった。

その時代、すでにレオンハルトは古楽器研究と演奏の泰斗。演奏はあまり聴いたことがなかったのだが、鋭い演奏という印象は強かった。
そんな記憶の中で聴き始めたゴルトベルク変奏曲だが、印象は、穏やかな感じだった。
あれ、もっとエキセントリックな感じだったのになぁ・・・・と思いつつも、長いこと聴いていると、1990年代以降の古楽器演奏が非常に激しく先鋭的だったので、1970年代のこの演奏などは、かえって穏やかに感じてしまう、僕の耳はそう変化してきたのだろう。

ゆったりとした主題で始まる。
チェンバロの音が美しい。心にしみてくるような音。響きも素晴らしい。部屋の隅に余韻が響いてゆく。
初夏の夜、水を張った田んぼが我が部屋の南面に広がり、カエルの盛大な鳴き声が届きます。少しボリュームを上げて、その声に対抗するようにして・・・・。
田を渡る風は涼しく、軽く頬を撫でてゆく・・・・。ああ、こんな季節、爽やかな空気の中でバッハを聴けば、カイザリンク伯爵以上に、よく眠れることだろうなあ。

レオンハルトの演奏は独特のアーティキュレーションがあって面白い。研究によって裏打ちされたものなのだろう。その演奏には揺るぎがなく、そして真摯な姿勢が伺えるのも良い。
使用しているチェンバロの響きは、やや細身で、実に軽やか。音色は明るめ。
サラッと乾いた感じがするのが、また良い。
録音も上々で、静かな夜に、あまり音量を上げずに聴くのがエエ感じです。

さて、次はこのボックスから何を取り出しましょうか。


AUTHOR: ひろはや DATE: 06/07/2008 10:48:26 おはようございます。
「ドイツ・ハルモニア・ムンディ限定BOX」は、私がグズグズしていたうちに廃盤の報を聴いて一時ガッカリしていたのですが、6月中旬再入荷されるということで今回早速に注文し、いまは楽しみに待っているところです。
mozart1889さまの文章を読んで、ますます期待感アップいたしました。ありがとうございます。
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コメント

>ひろはや 様
おはようございます。いつもお世話になります。
ひろはやさんも、ついにご注文ですか・・・・・。
僕はミチョランマにならぬよう、頑張っていこうと思うんですが、ついつい摘み聴きになってしまいます。その点、ひろはやさんはカラヤンのBOXでもきちんと聴いていらっしゃるので、すごいなぁと思います。

演奏・録音ともに素晴らしいと思います。
それにしても激安ですね・・・・・・・・。

>吉田 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
このBOX、ミチョランマが大量発生しそうでコワイです(^^ゞ
レオンハルトの演奏は、しっかりとしたイイ演奏でした。チェンバロでは他にリヒター盤やピノック盤を聴きます。
それぞれにエエなぁと思いつつ、やはりこの曲は名曲なんだと感じます。

ああ、それにしても激安時代、ついつい買ってしまうのは若い頃のビンボーだったこと、あの飢餓感のせいかもしれませんです。

>Verdi 様
おはようございます。いつもお世話になります。
ゴルトベルクは、ピアノだとグールドの新旧盤、それにペライア盤くらいでしょうか。確かに面白いのはピアノかもしれません。
チェンバロのリヒター盤もピノック盤も、Verdiさんがおっしゃるようにタイト感があってエエんですが、変化や色彩感を味わうのはピアノの方がよろしいようです。もっとも、グールド盤がスゴすきて、他の演奏では不満が出そうな感じもするんですが・・・・・・。

こんばんは。
最近は70年代ポップスばかり聴いています。

このBOXは一年がかりで聴くつもりなのでまだあまり進んでいません。
まだ1/3くらいですかね。
これまで聴いた中では、37枚目のイギリスルネサンス期の音楽がなかなかよかったです。

チェンバロでのゴルトベルクは、キース・ジャレットの演奏が気に入っています。



>Summy 様
おはようございます。いつもお世話になります。
イギリスのルネサンス期の音楽ですね・・・・僕も聴いてみましょう。頑張らないとミチョランマになってしまいそうで・・・・・・(^^ゞ

チェンバロで聴く人、一人忘れていました。
エディット・ピヒト=アクセンフェルトです。この女史の演奏も好きでした。
エラート盤のLP、カメラータ盤のCD、どちらも素敵です。

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