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岡城千歳の弾くマーラー「巨人」 ピアノ編曲盤

職場の同僚で、クラシック・オタクが一人おります。
コイツは全くのオタクで、特に現代物に強いんです。
現代音楽を殆ど聴かないボクにとっては変人にしか見えません。
いわゆる「ゲテモノ趣味」ですな。(現代音楽ファンの方には申し訳ない・・・(^^ゞ)

先日も、ヘンツェの自作自演の交響曲全集(DG盤)を、ジャケット違いを見つけたから買い直したと言って、1組余ったとボクにくれました。
全く同じ音源のCDです。ジャケットだけ違います。それでも買い直す、その根性がオタクです(^^ゞ。

もっとも、現代音楽だけでなく幅広くクラシックを聴く同僚ですので、ダブリ買いもしょっちゅう起こりまして・・・。
かく言うボクも、ダブリ買いは日常茶飯事。
全集が出たからと言っては、単品物が余り、箱物で買ったらやはり今までの単品が余る。

さらに、CDショップで目に入るとつい買ってしまう習性をお互い持ちつつ、情けないことにお互いに老化してきているので、ついつい我が在庫を忘れてダブリ買い。
帰宅してから「ギャァッ」と言うこと数知れず・・・・(^^ゞ。

こういう友人がいるのは、しかし有り難いものです。
互いのダブリ買いをカバーできるんです。
「おまえ、○○持っとるか?」「いや」「ほんなら、余っとるけん、あげようわい」・・・。
こういう会話で話がまとまります。CDがまた1枚増えた(^-^)。

もっとも、お互いに盤鬼。こんな会話も行われます。
「おまえ、○○持っとるか?」「当たり前やろ。まぁまぁエエ演奏じゃったなぁ」「そか。ほうじゃわいのう、持っとるわいのう」
そして、内心思うわけです。「コイツ、またダブリ買いしよったな・・・ニヤっ」


今日のCDは、その貴重な友人がダブリ買いした貴重な一枚。
ボクにとっては大当たりでありました。

マーラーの巨人」のピアノ独奏用編曲版。
ピアノ独奏は岡城千歳。
ブルーノ・ワルターが編曲した4手用連弾版に基づいて、さらに岡城千歳が編曲したもの。

岡城自身がカナダで設立した「ジャトー(城)レーベル」から、2002年の発売。

「巨人」のピアノ版ってどんなものかいな?と好奇心で聴き始めたら、もう第1楽章でブッ飛んだ(^^ゞ。
ピアノの音色がもの凄くきれい。録音も全く素晴らしい。
岡城のナイフの切れ味のようなピアノが、鮮やか録られている。
低音はずっしりと、高音がキラキラと輝くように。
特に高音は、朝日を浴びた輝かしさ。

上等なレストランの食卓に朝日が差し込んで、真っ白い磁器の皿や、磨き上げたステンレスのナイフやフォークがまぶしく輝いている・・・そんな感じの音。
爽快で、涼やかで、聴き手をハッとさせるような燦めく音。

技巧も素晴らしい。よく指が回ること。
しかも、編曲がまた素敵だし、聴いていて実に面白い。

木管や金管に高音を割り当てているのだが、その高音部が輝くばかりに美しい。
上へ上へと突き抜けて、しかも冴え冴えとしている。

マーラー好きな人には退屈しない1枚と思います。
こんな良い音のピアノ録音、初めて聴いたような気がします。
素晴らしい。

我が同僚にして変人友人のダブリ買い = 老化 に感謝(^-^)。



AUTHOR: ensemble EMAIL: ensemble@janis.or.jp URL: http://ensemble.ameblo.jp DATE: 06/12/2005 10:53:19 <ほんなら、余っとるけん、あげようわい

この会話、いいですねぇ!
上質のホーム・ドラマよりほのぼのとします。

ところで、そうですか!
いや、岡城のピアノですが、申し訳なくも、侮って
全く聞く気になりませんでした。
目前を通過させてしまいましたが、今度通ったら
捕獲してみます。
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コメント

ピアノ編曲版というのがあったのですか。それは面白い。7番は持っていて帰ってピアノの方が重なり合った構造がよく見えて面白かったりもしました。ところで、私も「巨人」でちょっと皆さんのご意見をお伺い致したくTBさせていただきました。恐縮ですがよろしければご意見をいただきたく存じます。

私もensembleさんと同じ意見です♪
「あげようわい」が良いですね~。(^^)
ピアノ編曲関連でTBさせていただきました☆
「おさかな」「ブログ」でGoogle検索するとなぜか2番目に出てくる記事です。

>クラシカルな某 様
こんばんは。いつもお世話になります。
確かに「記憶に残る演奏が減ってきた」のかもしれません。聴き手がマジメに聴いていないので、忘れてしまうのかも知れませんし、自戒を込めて、真剣に聴いていきたいと思っています。
物をくれる友人は大切にしたいと思います(^-^)。

>yurikamome122 様
こんばんは。TB有り難うございました。ピアノ版の巨人も面白いです。
「巨人」に対する意見、余り大したことを考えてはいないのですが・・・(^^ゞ。
そちらに書き込みしますね(^-^)。

>おさかな♪ 様
こんばんは。コメント有り難うございました。イゾルデ・愛の死、良いですね。ピアノ版は聴いたことがないのですが、管弦楽盤は大好きです。
「ヴァイオリンを始めたきっかけ」、楽しく拝読いたしました(^-^)。頑張ってくださいね♪

生で聞きたいものです
その前にCDですけど
予算がありません
スネかじりが三人もおり
当分の間むかし買ったレコードと
図書館から借りたCDのコピーで我慢我慢
マ-ラーの巨人のピアノ版聞きたいものです

>take3 様
こんばんは。コメント有り難うございました。
ボクもスネかじりが3人おります。大学から高校、中学と揃っております。
いやはや、大変です・・・・・。
それでも、ついついCDを買ってしまいます・・・・・(^^ゞ。
岡城のマーラー、面白かったです。図書館にあれば良いのですが、少しマイナーかもしれませんね。

岡城千歳のCDは4枚購入
坂本龍一作品集(売っちまった)
ワーグナー超絶技巧編曲集(自分が所有してるのを今、発見??)
スクリャービン作品集(15番目の練習曲嬰二短調がえらくいい)
そして、チャイコフスキー悲愴交響曲全曲ピアノ版
悲愴は第4楽章だけ聴いてるか。

>ros2019 様
おはようございます。こちらにもコメントを有り難うございました。
岡城千歳のCDは、マーラー以外はよく知らないんですが、ワーグナーものや「悲愴」などは是非聴いてみたいですね。
素晴らしい表現力と思います。
彼女のCDは友人からのもらい物でした・・・・。

マーラー作曲、交響曲第1番「巨人」(ブタペスト初演稿に基づく1893改訂版)

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 マーラー作曲、交響曲第1番「巨人」(ブタペスト初演稿に基づく1893改訂版)。若杉弘指揮、東京都交響楽団。
 随分慣れ親しんだ響きと違うところが多い演奏だけど、この演奏の魅力は、色彩感が淡くなった分、マーラーの感情がより剥き出しに感じるところと、なんと言っても「花の章」でしょう。饒舌は時としてその饒舌さに気を取られて、肝心な中身が後退しがちです。
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イゾルデの愛と死 ピアノバージョン

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今日は、「トリスタンとイゾルデ」の最後に流れる「イゾルデの愛と死」の素晴らしいビアノバージョンをご紹介します。URLはコチラ。上の方の「etc」を押して、左下のメニューの「sound」をクリック。
タイトルは「♪Isolde's Liebestod」です。
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