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ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第7番 OP59の1「ラズモフスキー第1番」 イタリアSQ

先週末に四国は梅雨に入りまして、しとしと雨の日々が続いております。
こういう日は、昔のLPを聴いてみたいなぁ・・・・・・と取り出したのが今日のレコードです。

ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第7番 ヘ長調 作品59の1「ラズモフスキー第1番」。
イタリア弦楽四重奏団の演奏。
1974年7月、スイスのラ・ショード・フォンでの録音。フィリップス国内盤のLP2枚組(廉価盤でレコード番号は15PC84-85)。1980年の発売でありまして、僕は発売直後に買ってます。「ラズモフスキー」という弦楽四重奏曲が素晴らしいと入門本(で読んで、高田馬場ムトウに走ったのでありました。

イタリアSQメンバーは、
第1ヴァイオリン:パオロ・ボルチアーニ。
第2ヴァイオリン:エリーザ・ベブレッフィ。
ヴィオラ:ピエロ・ファルッリ。
チェロ:フランコ・ロッシ。

ベートーヴェン中期の、いわゆる「傑作の森」作品群の一つ。力強く逞しい、雄渾にして闘志一杯の弦楽四重奏曲と僕は思う。
それを、イタリアSQは明快に、そして朗々と歌ってゆく。
一人ひとりの技術の確かさが伝わってくるとともに、艶やかな音色がとにかく素晴らしい。それは全くイタリア的な明るさであって、スカッと抜けるような青空の清々しさを感じさせるもの。アンサンブルも精妙で、イタリアの音楽家としては珍しいくらい(失礼!)、几帳面でもある。4人の奏者が均質で、精緻なアンサンブルを展開し、その響きは非常に明るく、聴いていると時折ベートーヴェンにしては明るすぎるかなと思えなくもないのだが、それはそれで、立派な演奏になっていると思う。

特に素晴らしいのは第2楽章。
4つの弦楽器が一体となって、それはまるで有機体のようで、たたみかけてくるような音楽を作ってゆく。素晴らしいアレグレットと思う。

第3楽章の哀しみの歌もイイ。
悲痛な旋律が、イタリアSQで聴くと、爽やかな風のような印象になる。ああ、これ、ホンマによく歌う演奏。

録音も上々で、LPらしい弦楽器の柔らかさ、トロッとした感じの響きがエエです。
澄み切ったヴァイオリンがちと太めに響くんです。それが上方に伸びていって、残響を伴いながらフッと消えてゆく時の美しさは、ゾクゾクします。
これ、LPならではの味わいと思います。
懐かしさの味わいかもしれませんが。




AUTHOR: ひろはや DATE: 06/03/2008 06:27:26 おはようございます。
私のクラシック入門本は、志鳥栄八郎著『増補改訂版 世界の名曲とレコード上巻』(誠文堂新光社)でしたが、この本の薦めもあって、最初に買ったラズモフスキー第1番はブダペストSQのLP(1959年録音)(CBS/SONY)でした。それまでは交響曲や管弦楽曲を中心に聴いていたのですが、しっとりとした情感のある演奏に虜になっものです。懐かしいな。そこで、そのLPをいま取り出して聴いてます。
CDは本当に手軽でありがたいですが、mozart1889さまの言われる「LPならではの味わい」、全く同感です。
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コメント

>天ぬき 様
コメント感謝です。いつもお世話になります。
天ぬきさんのご贔屓はベルリンSQですか。カール・ズスケの弦楽四重奏団ですね。僕はedel(ベルリン・クラシックス)の超廉価盤ボックスセットで買いました。セットで3,000円ちょっとだったでしょうか、あまりの安さに買ったのですが、素晴らしい演奏でした。
柔らかく暖かくしっとりとした名演。CDですが、エエ音してました。

イタリアSQのはLPで愛聴しています。LPの音はまたいいもんですね。

お久しぶりです。ブログ再開に気づかず、失礼いたしました。

ラズモフスキーは天ぬき様と同じく、ズスケSQが好きです。他にはジュリアードSQも聴いています。前者の柔、後者の剛、キャラクタは違えども、筋金入りは共通?
イタリアSQのベートーヴェンでは「ハープ」がダントツの名演と思います。

>hiromk35 様
おはようございます。ご無沙汰しておりました。またボチボチよろしくお願いします。
ズスケSQのベートーヴェンは、ふっくらとした柔らかさがエエですね。大好きです。イタリアSQはラズモフスキーしか持っていないんです。CDの全集も欲しいと思いつつ、まだ価格が高いです。
ジュリアードSQ・・・・・世評高いのは知っているんですが、まだ手が出ていません。いつかこのSQとブダペストは聴いてみたいと思っているんですが・・・。
梅雨時、ターンベリーがしっとりとした音を響かせております。hiromk35さんのところは、いかがでしょうか。

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