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ブルックナーの交響曲第5番 変ロ長調 カラヤン/ベルリン・フィル

昔、CDが出始めた頃、セット物(3枚組とか4枚組の見開き箱物)には、CDを保護するためにスポンジが入っておりました。
このスポンジ、長年放っておくと劣化します。ボロボロになるか、熱で(多分、部屋の温度が上がったときに)CDに張り付いてしまうか・・・・・。張り付いてしまうと、始末が悪いんです。剥がそうとすると、CDのレーベル面が傷ついてしまい、CDがダメになってしまう・・・・・・。
僕はこのスポンジで、カラヤン/BPOの「カルメン」(DG盤)がダメになりました。ジュリーニの「トロヴァトーレ」(DG)や、カラヤンの最後のベートーヴェン全集も危なかったなぁ。あれ?・・・全部DGか。

昔からのクラシック音楽ファンの方で、しばらくCD初期の古いセット物を聴いていない方・・・・・特にDG・・・・大変なことになっているかもしれませんよ・・・・・。

今日の1枚も実は危なかったCD。
カラヤン/BPOのブルックナー全集からであります。これは3つのセット箱物からなっておりまして、ご丁寧に、全部スポンジが入っておりました・・・・・(^^ゞ。


ブルックナーの交響曲第5番 変ロ長調。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏。
1976年12月、フィルハーモニーでの録音。DG盤。

第1楽章から大変雄大で輝かしい演奏。
この交響曲は中世の城塞を思わせるような古風な佇まいと、堅牢な造形が特徴と思うのだが、カラヤン/BPOで聴くと、それに光り輝く豪華さ加わる感じ。金管の響きは明るくピカピカしていて、贅沢なほど。木管や弦楽も素晴らしいアンサンブルで、極上至高の音楽美を聴かせてくれる。
ホンマに美しいブルックナー。磨き上げられ、化粧映えする飛びきりの美人。都会的な洗練と云っても良い。オーストリアの田舎の教会でオルガンを弾いていたブルックナーには縁遠いのかもしれないが、カラヤンの表現はとにもかくにも美しい。

第2楽章は遅いテンポが印象的。止まってしまいそうなほど遅い場面が幾つもあるアダージョ。そしてフォルティシモでの神々しいばかりの美しさ。それは全く壮麗。ブルックナーがこれほど美しく響くことはそうはないんじゃないか。
弦楽だけのユニゾンのところなどは、哀愁の調べ。郷愁を誘われる名演。美しい。
カラヤン/BPOの全盛期。こんなに美しい音楽を奏でていたんだなぁと再認識した。

第3楽章はふつうのテンポに戻って、快活なスケルツォ。ガッチリした構成で、金管の爆発が凄まじい。トリオでのストリングスは可憐な美しさ。

フィナーレは堂々たる演奏。ゆったりとスケール大きく、音楽が腰砕けにならず、立派な造形を保つ。壮麗な、これは城塞だ。
圧倒的な音響が部屋に充満する。ベルリン・フィルのパワーもスゴイ。
充実感ある演奏と云うべきか。


録音良好、十分に今も美しいです。
奥行きもまずまず、個々の楽器の美しさは、特筆もの。
弦も管も、いやまあ、綺麗なこと。


AUTHOR: ひろはや DATE: 06/02/2008 06:23:44 おはようございます。
CDを保護するスポンジ、ありましたね、昔の2枚組以上の高額の大枚を支払ったCDには付いていました。あの頃は何かステータスシンボルのような気でいました。レコード会社も気を使っておるなあと。それが数年前でしたか、むしろCDには有害であると知って、大慌てで片っ端からそのスポンジを外しにかかりました。幸い大きな被害にはなりませんでしたが、哀れスポンジはみすぼらしい姿になっておりましたし、CDにくっ付いていたのもありました。
あとのことを考えれば、むしろ有害なんだという発想がなかったのでしょうね。余裕無く走っていた時代の産物のような気がします。
さて、スポンジ話ばかりになりましたが、ブルックナー第5交響曲は、チェリビダッケ/ミュンヘンフィルのサントリーホールライヴ盤(1986.10.22)を最近愛聴しています。
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コメント

おはようございます。
スポンジの変質に気がついたのはバレンボイムのベートーヴェンのピアノソナタ全集(DG)を聴こうとしたときでした。
茶色に変色していてボロボロ、CDに張り付いていてびっくりしました。
完全には剥離できなかったのですが一応再生は出来ています。
同じ状態にあったのは同じくカラヤンの「カルメン」、ジュリーニの「トロヴァトーレ」等で殆どがDGレーベルでした。

ブルックナーの5番はいまだ仰ぎ見るだけ、未踏のチョモランマです。

こんにちは。
スポンジのことですが、それでダメにしたものが2つ。
「ばらの騎士」カラヤン/VPOと「パルシファル」カラヤン/BPOです。若かりし頃なけなしの金を何とか捻出して買ったものです。もう悲しくて仕方ありません。
ブルックナーは同じ全集の演奏から4番のみレコードで持っています。残念ながら5番は未聴です。

こんにちは。
まさにコレですね!(URLをクリックしてみて下さい)
皆さま同じような体験をされていて、少々ホッとしてます(笑)
どうやらDGがクセモノのようですね。
時々聴いてあげなければいけないと反省しました。
カラヤンのブルックナーは昔7番を聴いたのが最初です。
5番は1番と一緒に収録されたCDを持ってますが、久しく聴いて
ないので今度聴いてみたいと思いました。


こんばんは。
スポンジの件、我が家のCDもチェックしてみました。
いやぁ、危ないのが一枚有りました。
茶色いスポンジがぼろぼろになって、レーベル面を若干腐食してる感じです。
ま、音には影響ないでしょうけど。
レコードでも仏シャルラン盤がスポンジで挟み込むようになっていて、劣化して盤面にくっついていました。
これは無事除去できました。

カラヤンのブルックナーでしたね(笑)
羽根のジャケットが好きで、LPで何組か集めていたのですが、iTunesで全集を1500円で売ってたので迷わずゲットしました。

こんばんは。私もあわててみてみました。まともだったもの、あぶなそうなもの、絶望的なもの(アルミ蒸着が無くなって、CDの向こうが見えました)などさまざまでした。mozart1889さんのブログを見ていなかったら、より被害が甚大になっていたところでした。ありがとうございます。
ロンドン/DECCAやフィリップスも同様のものを使っていました。輸入盤も国内盤もですが、CD発売当初はほとんどディスクは輸入でしたね…。

さて、カラヤンのブルックナー、私が馴染んでいるのは2、7、8番で、中抜け(苦笑)なんです。4,5あたりも聴いてみたいと思います。

こんばんは。
自分もCD危ないところでした。
レーベル面が変な感じになっているのが何枚かありました。
ところでブルックナーですよね。
以前はカラヤンのブルックナーがきれいすぎてブルックナーらしくないと勝手に思い込んでいました。
最近ではカラヤンのキラキラトとしたブルックナーも好きです。
歳とってストライクゾーンが広がりました。女性への好みと同じでしょうか。

>よし 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
スポンジ被害が最小限だったようですね。それ、良かったです。
さてカラヤンのブルックナーは、豪華絢爛、カッコイイものでした。ラストでガッツポーズ・・・・・分かります。僕も、よくあります(^^)V

>天ぬき 様
おはようございます。いつもお世話になります。
やはりDGのセット物にはスポンジが殆ど入っておりました。あれ、茶色に変色して張り付くんですよね。昔からCDを聴いている人は、ホンマに危ないですね。時々取り出してやるとエエんでしょうが、ついつい買ったときに聴いてそのまんまにしておくと・・・・・・いやあ、僕も随分危ないCDがあったんです・・・・・・。

ブルックナーの5番は、中世の城塞を思わせる交響曲でした。

>yonchan 様
コメントを有り難うございました。
そうですそうです!僕もカラヤンのDG「ばらの騎士」、危なかったんです。恐る恐る、ゆっくりとスポンジを剥がして、何とか聴ける状態にはなりましたが、レーベル面を剥がさないように、相当気を遣いました。
それでも、跡が少し残って表面がベタベタしてます。

yonchanさんの「パルジファル」、残念だったですね。僕はその演奏、聴いたことがないんです。カラヤン盤は是非聴いてみたいと思っているんですが・・・・なかなか廉価盤になりませんですね(^^ゞ

>Hiroko 様
コメントを有り難うございました。Hirokoさんも、同じような経験をされていたんですね。
あれ、古くからCDを持っていて、しばらく聴いていないと起こるんですよねえ。セット物を大事にしていたつもりが仇になってしまう、何とも皮肉なスポンジめ!・・・・・・であります(^^ゞ
カラヤンのブルックナー、豪華絢爛、キラキラしていて楽しいですね。
何となく人工的な感じもあるんですが、巧いことこの上なし・・・・と思います。

>Summy 様
おはようございます。いつもお世話になります。
そうですね、LPの箱物にもスポンジが入っておりましたね。あれも危ないかもしれませんね。
CDのやつは、レーベルが腐食してしまうか、張り付いて再生不能になるか・・・・もう困ったもんです。
Summyさんのは取れて良かったですね。

カラヤンの羽根ジャケブルックナーLP、何枚か持ってます。
あれは格好良かった!若い頃、随分憧れたもんです。

>stbh 様
コメントを有り難うございました。stbhさんのカラヤン、中抜けブルックナーですか(笑)。僕は45789を愛聴してます。
なんだかんだと云われながら、やっぱりカラヤンはスゴイよなぁ・・・・・と思います。

さて、スポンジです。そうそう、酷いのになると、蒸着面が透けて見えて、穴が開いているのが見えたりします。いやあ、保護するはずの物が仇になってしまうんですから、困ったもんです。被害、多かったですか?
昔は殆ど輸入盤でしたし、しかも高価でしたから、いろいろメーカーも気を遣ったんでしょうが・・・・・。
DECCAやフィリップスもでしたか・・・・・・我が家ではDGが最悪でした。

>DEREK 様
おはようございます。コメント感謝です。
トシをとるとストライクゾーンが広がる・・・・・ええ、全くそうですね。女性の好みと同じです(^^)V
僕は元々ゾーンが広かったんですが、この頃は、ボール球でもOKであります・・・・(笑)

カラヤンのブルックナーの話題でしたね・・・・(^^ゞ
キラキラして色っぽくとびきりの美人、化粧映えする感じですね。技巧も完璧、大変巧いので、安心して身を任せられる演奏と思います。

こんばんは。EMIの7番にDGの5番_70年代、カラヤンのブルックナー(以下B)といえば、アンチ派から「神聖なBをムード音楽に堕した」などと誹謗され、愛好する人を嘲笑するかのような風潮さえありました。彼らは独善かつ排他的な精神論を展開する評論家Uの尻馬に乗り、「Bの神髄ここにあり!」とばかりにKやS,Mらの古ぼけた野暮天演奏を崇め奉り(実際はほとんど聴いていないのでは?)、ショルティやポリーニも一緒くたにして「技術だけで精神性に欠ける」とワンパターンの批判を声高に叫び続けたのです。広範に愛好される演奏にケチをつけることで、自分が選ばれたエリート音楽ファン(しかも「高尚な」クラシックの)であることをアピールしたくてしかたなかったのでしょう。(続く)

彼らの批判がいかに的外れなものであったかは、没後20年を経た今でも衰える気配のないカラヤンの人気が証明しています。楽曲を美しく、完璧に演奏する_それは作曲者自身望むところであり、聴く側にとっても必要にして十分な芸術表現にほかなりません。精神性なるものは、音楽に浸って日々の疲れやストレスを癒す中で、そこはかとなく感じられればいいのであって、演奏者からの押し付けは願い下げです。その意味でBはカラヤンによって現代の音楽環境に蘇ったのであって、DGの全集は楽曲を味わうには最適の演奏であり、EMIの4、7番はBPOの威力に圧倒される驚異の名演・名録音であると思います。カラヤンについてはボックスの声楽編からのエントリーにも期待しています。ではまた。

>shibera 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
Kはクナッパーツブッシュ、Sはシューリヒト、Mはマタチッチでしょうか・・・・。(違っていたらスミマセン)。日本の評論家は、彼らを褒めること多く、カラヤンのブルックナーは評価を得られませんでしたね。
でも、カラヤンのブルックナーは、ホンマに美しいですよね。見事な再現と思います。DGの全集も、EMIの4番7番も素晴らしい演奏と思いました。
EMIの声楽編もボチボチ聴いています。オペラでも、イヤ、オペラこそカラヤンの本領かと思いました。

まあ、評論家U氏の功罪はありますが、最初にカラヤンのブルックナーでブルックナー入門しなかったことは正解だったと私は思っています。
最初のブルックナーはクナでしたか。そのあとアーベントロート、次にレーグナー、スイトナー、ハイティンクで、最後にカラヤンです。カラヤンの全集はパワフルで良いのですが、疲れているときには聞けません。外出時に聞くのは良いですが。ただ、全集を入手する前から、9番だけ一枚で入手していて、これはかなり良いと思っていました。今でもアイポッドに容れています。抽象もここまで極めると美になるというか。個人的にはこの全集は最晩年のVPOとの演奏より良いのではないかと。
ただ、よく聴くのはヴァントとか朝比奈(大フィル以外)ですけど。
スポンジは見たらすぐ取り外して捨てるようにしています。今のところ、スポンジでCDがダメになったことはありません、幸いにして。

全然関係ないですが、最近、カール・ムック指揮のワーグナー管弦楽曲集を聞きました。ナクソスなんですが、リマスターがすばらしく、大恐慌まえの録音とは思えないんですよ。最後のジークフリート牧歌は夢中になって聴いてしまいました。30年代後半よりも下手すると録音が良いですよ。これは。

>bruckner2006 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
僕はブルックナーの全集を初めて買ったのはカラヤンのでした。それまでに単品でオーマンディやブロムシュテット、ヨッフム、ヴァント(ケルン放送響)などを聴いていました。
何となくブルックナーが分かるようになったのはハイティンク盤などを聴き始めてからだったと思います。そうすると、カラヤンのブルックナーがとても面白く聴けるようになりました。ホンマにキレイやなぁ・・・・・と思いました。
聴き手の変化(成長でしょうか)で、演奏の受容も変わるもんやなぁと思った次第です。

カール・ムックという指揮者の名前さえ知りませんでした(^^ゞ
古い録音なんですねえ。大恐慌前、ナクソスの復刻って凄いんですね。
一度聴いてみたいと思います。

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