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マーラーの交響曲第9番 ニ長調 バルビローリ/ベルリン・フィル

今日も上天気のようです。
気持ちの良い季節の中で仕事がはかどります。

で、今日はマーラーの交響曲第9番 ニ長調。
ジョン・バルビローリ指揮ベルリン・フィルの演奏。
1964年の録音。

顔で笑って心で泣く・・・・。男は背中で泣くのだ・・・・。
バルビローリのマーラーを聴く時に、特に、この9番を聴く時にそう思う。
男のやさしさは口では言えない。つべこべ言わず、多くは語らず、でも、目を見ていれば云わんとするところは分かるだろう。

そんなことを思いながら、僕はバルビローリのマーラーを聴く。

マーラーは慟哭するし、身を捩って切々と訴える。バルビローリは、その心をすくい取っていくのだが、しかしこの演奏ではドロドロと溶け込むことはない。適度な甘さと抒情がイイ。

この録音については様々なエピソードがあって、今さら僕が何も云うことはない。よくぞ、バルビローリがベルリン・フィルと録音を遺してくれたと思う。
1960年代前半の、ベルリン・フィルの音がとにかく素晴らしい。強く、しなやかで、輝く音。聴き手に迫ってくる低音の力強さ、綿糸を太く編んで、それをピンと引っ張ったような強さを持つ高音(特に弦楽)が、全く素晴らしい。

そして、一聴、淡泊なようでいて、実に味わい深い、心の奥底から慈しみの情愛が滲み出てくるようなバルビローリの指揮が最高。自身は多くを語らず、オーケストラの能力を最大限に引き出し、マーラーの心をさりげなく伝えようとする指揮は、感動的と思う。

いやぁ、やっぱりこの演奏はエエなぁ・・・・・・。
録音は少し古ぼけてきましたが、イヤ、そんなことはどうでもエエんです。


僕がクラシックを聴き始めた1980年頃、マーラーの9番と云えば、バーンスタインにワルター、クーベリックにショルティ、クレンペラー、そしてこのバルビローリ盤くらいでした。マーラー・ブームの直前のころ。日本のオケだって、今のように、頻繁に9番を取り上げることはなかったと思います。大変な名曲なんでしょうが、演奏するのは難曲だったんじゃないかと思います。特に終楽章の熾烈な弦楽合奏!

そして、このバルビローリ盤は思い出の演奏であります。
高くてなかなか買えなかった・・・・というビンボー学生時代の思い出であります。
行きつけの高田馬場のムトウ楽器、クラシック売り場の担当は、当時年齢は40代半ばだったろうか、神成さんとおっしゃる方で、時々初心者の僕に優しく説明してくれたもんでした。
「マーラーの9番ですか?それならバルビローリがなかなかいいですよ」
神成さんのお薦めは、バルビローリ盤。しかし、2枚組LPで5,000円は当時の僕には高価だった。なかなか買えなかったんです。

就職して、円高が進行したバブル期に輸入盤CDが結構安くなりました。1980年代後半、ようやく入手しました。
イイ演奏でした。

この演奏を聴くと、懐かしい高田馬場界隈、ビッグボックスにムトウ楽器、近くのローリエという喫茶店で、買ったばかりのLPを開けて、ライナーノートを読んだことなど・・・・つらつら思い出すのです。




AUTHOR: ひろはや DATE: 05/07/2008 06:48:41 おはようございます。
この連休中は、マーラーをいろいろと聴いてましたが、第9番は聴いてなかったです。バルビローリの第9番は私も大好きで、今夜にでも聴いてみますね。
いまハマっているのは、交響曲第6番でハイティンク/シカゴ響の新盤です。その前のフランス国立管と聴き比べなどして楽しんでました。時間はいくらあっても足りませんね。
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コメント

>コメント 様
すんません。5回読んでも、意味が分かりません。僕には読解能力がないのかもしれません(^^ゞ
意味が分かるように書いて下さい(^.^)

お久し振りです。

ブログ更新、嬉しく思います。
mozart1889さんのブログが私の原点ですから・・・。

ところでマーラーの演奏、バルビローリは一枚も持ってません。
イマドキ恥ずかしいのですがそろそろバルビローリデビューしたいですね。

これからもよろしくお願いします。

再開ですか?
さてバルビローリ/BPOの9番ですが
かつて嗚呼かつて、LPの東芝EMIの2枚組を持っていました しかしクレンペラーのスコッチや真夏の夜の夢の例があったので、満を持して、ドイツエレクトローラの輸入LP盤2枚組を再購入したものです
お気に入りの米国シュアーのカートリッジで聴いたこれの第4楽章のアダージョには全篇全身まさに凍りつくような感動に打ち震えたものです
残念ですがCDではアビーロードテクノロジー盤であってもあの厚みと静謐感は出せないのではないでしょうか?

ご無沙汰してます。
再開を首を長くして待っていた一人です。
『カルメン組曲』の選択もお洒落でと思いますし、この9番も想い出のこもった良いCDなんでしょうネ。
私は、後先考えず欲しいものを買ってしまう性分のようで(我慢が出来ない・・・)この名盤も目に付いた時買ってしまいました。もちろん国内盤ですが・・・。聞くところによると英国盤は凄いらしいのですが、さすがの私も手が出ません。

これからも楽しい『日記』楽しみにしています。

>ニョッキ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ご無沙汰しておりました。

さて、バルビローリのマーラーですが、5番と6番のEMIスタジオ録音盤で持っています。こちらは情緒纏綿、甘ったるいくらい、やるせないようなマーラーでした。身を捩る感じでもありました。これに嵌ると、病みつきになってしまいそうなマーラーかなとも思います。

今後ともよろしくお願いします。

>neoros2019 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ボチボチ気が向いたときに書こうと思います。

独エレクトローラ盤ですか・・・・・エエですね。これ、音がスゴイとの評を読んだことがあります。羨ましいです。
CDではなかなかそこまでの音は出ないんでしょうね。僕のCDは1980年代後半の英EMIのミドルプライス盤です。演奏が素晴らしいので、録音の良し悪しはあまり気にならないんですが、やはりエエ音で聴いてみたいもんです。

>あるべりっひ 様
おはようございます。いつもお世話になります。コメント感謝です。
ボチボチ暇なときに書いていきたいと思います。どうぞよろしくです。
バルビローリ盤、国内;LPは高価でなかなか手が出ませんでした。ビンボーで、でも欲しいレコードは沢山あって、それがなかなか買えなくて・・・・・という学生時代の懐かしい思い出とともに、このCDの音は蘇ります。
バルビローリはイイ指揮者だったですね。

このごろ、LPをあまり聴いてません。
ゆっくり聴きたいもんです(^.^)

mozart1889さん、こんばんは☆お久し振りです。
私がこの演奏を知ったのはクラシック聴き始めの頃ではなく、比較的新しく7~8年前位です。名盤だとの噂でしたが、聴いてみて納得しました。ロンドーブルレスケは最初に聴いた時からお気に入りの楽章で、「きわめて反抗的に」の部分と、それに続く美しいメロディーが中々素敵だなと思います。バルビローリ、情熱的で、しかも泣けて来ます。本当にいいですよね~。

ご無沙汰しております、お待ちしてました(^^
mozart1889さんのレビューを拝見するとほっとしますね。
マーラー9番はマズア/NYP、ベルティーニ/ケルン放響で聴いていますが、バルビローリのマーラーは一度聴いてみたいですね。イギリス・北欧系をあたたかみのある演奏で聴かせる、という印象が強いです。

>Hiroko 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。こちらこそ、ご無沙汰してしまって申し訳ありません。
ロンド・ブルレスケ、凄い音楽だなぁと思います。僕はあの第3楽章の最後のところでは戦慄が走る感じがします。美しいところもあるんですが、最後のところの緊迫感は凄まじいといつも思います。
バルビローリの9番は、世評に違わぬ名演奏と思いました。よくぞ、録音を遺してくれたなぁと思います。

>stonez 様
こんばんは。コメント感謝です。ご無沙汰しておりました。
マーラーの9番は数年前に大変凝りまして、沢山CDを聴きました。凄い音楽だなぁと思います。
マズア/NYP盤もエエですし、ベルティーニの耽美的な演奏も大好きです。バルビローリ盤は、比較的早い時期に持っていましたので、愛着も大きいです。

ラストの弦楽合奏、熾烈ですよね・・・・・・。あまり聴くと、この頃は疲れます。トシのせいですかね・・・・(^^ゞ

こんばんは。
復帰されたのですね。嬉しいです。
バルビローリのマーラー9番、LP時代はなかなか買えませんでしたが、CD時代になってしばらくしてから出た輸入の廉価盤をようやく買いました。
この演奏を面白く聴けるようになったのは、この2,3年です。わりと速いテンポのなかに漲る弦楽器のうねりのすごさを、ようやくスゴイと感じるようになりました。

>吉田 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
また、コメントへの返信が遅れまして申し訳ありません。コメントへ承認制にしたので、見落としておりました。スミマセンでした。

さて、バルビローリ盤、エエですね。僕は学生時代から欲しいなぁと思いつつなかなか買えなかったものなんです。
CD時代になって、円高気味の時にようやく買えました。
「わりと速いテンポのなかに漲る弦楽器のうねりのすごさ」・・・・・ああ、ホンマにそうですね。。。。同感です。弦がスゴイです。

この頃のEMIは音をブリリアントに作っていますね。
本当の自然な音ではないと思います。

>adam 様
コメントを有り難うございました。
EMIの1960年代の録音は、我が家ではエエ音で鳴ります。この演奏も、輝かしいです。EMIでは、1980年代以降のデジタル録音がアカンです。どうも良く鳴らんです。

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