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ラヴェルの「スペイン狂詩曲」 アンセルメ/スイス・ロマンド管

多くの方々がそうなんでしょうが、ワタクシも年度末の引継業務に追われています。
支店のトップが異動し、その補佐をせなイカンので、ワタクシの仕事も増えます。
例年のこととはいえ、慌ただしいですな。

さて、今日はラヴェルの「スペイン狂詩曲。
エルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団の演奏。
1963年、ジュネーヴでの録音。DECCA原盤の国内では1,000円の廉価盤。

デュトワ/OSMが出てくる前、DECCAのフランス音楽といえば、アンセルメ/スイス・ロマンド管だった。
ラヴェルにドビュッシーは素晴らしかったし、ロシア音楽にバレエものも最高級の演奏を聴かせてくれた。デュトワ/OSMは、そのアンセルメのレパートリーをきれいに上書きしていった感がある。

そのアンセルメのレコードの中でも、特に優れているのがラヴェルと思う。
このコンビ特有の、ヒンヤリとしたクールな音色が、「スイスの時計職人」と称されたラヴェルの音楽にピッタリと僕には思えるから。
それに演出力。ラヴェルのオーケストレーションの面白さを余すところなく伝えてくれる見事な指揮ぶり。一聴、淡泊なのだが、明晰でメリハリのある音楽づくり。テンポも比較的速く、サラサラした感じがとても良い。

そのアンセルメの指揮に敏感に反応するスイス・ロマンド管も大変に巧い。このオケは、実演でがボロが出たという評を読んだことがあるが、LPやCDで聴く限り、たいそう上手と思われる。特に弦楽器群の、一本一本の弦が見えるような感じの繊細な響きは、いかにもラヴェル。エエ音やなぁと思う。管楽器の多彩なニュアンスも実によろしい。

さて、今日聴いた「スペイン狂詩曲」は、10分あまりの小曲なのだが、聴いていて実に楽しい。
第1曲「夜の前奏曲」や第2曲「マラゲーニャ」での精妙で新鮮な響き。ああ、フランス的だなぁ。
第3曲「ハバネラ」の異国情緒、第4曲の「祭り」でのスッキリとした管弦楽などは、アンセルメならではだろうと思う。

録音は今も十分に素晴らしい。
鮮烈な録音で、ちょいと化粧しすぎかな、とも思いますが、さすがにDECCA、エエ音です。もう45年も昔の録音ですが、信じられないくらいの鮮やかさです。

こういう録音も、あと5年で著作権が切れて、自由にネット配信されるようになるんですかね・・・。スゴイ時代です。


AUTHOR: ヤマちゃん DATE: 03/25/2008 20:01:03 こんばんは。
ラヴェルの「スペイン狂詩曲」は普段あまり聴かないので、今日は新鮮な気持ちで聴くことができました。これもmozart1889さんのおかげです。
アンセルメ盤は未所有なので、クリュイタンス/パリ音楽院菅で聴きました。。フランスのオケらしく縦の線は揃っていませんが、異国情緒たっぷりの濃厚な演奏です。
これを機に、ボレロだけでなく、もっと他の曲も聴くように心掛けたいと思います。
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コメント

近年、日本の中学、高校の吹奏楽部の世界では、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」や「スペイン狂詩曲」は、大人気曲です。
例えば、秋田市立山王中学吹奏楽部の「スペイン狂詩曲」のCDなどを聴いていると、夜の雰囲気や、けだるさなど、細かなニュアンスも完璧で、とても中学生の演奏とは思えません。昨年聴いた、この曲のフルオケのN響の実演など、全く問題にならない感動的な名演です。
この曲やドビュッシーの「海」などは、聴くだけより演奏した方が、ずっと面白いし、演奏して初めて理解できる楽譜上の発見なども、いっぱいあります。この意見に賛同してくれる中学、高校生の吹奏楽部部員諸君は、きっと多いはずです。

あ、忘れるところでした、アンセルメの録音も、勿論いい演奏です。

おはようございます。

mozart1889さまには、このところブログ更新がないので、年度末でお忙しいのでしたらよろしいのですが、もしやお体に何か変調でもあるのかと心配しております。

ラヴェルの「スペイン狂詩曲」は、ヤマちゃん様と同様で、普段あまり聴かない作品だったのですが、この機会にハイティンク/ボストン響やクリュイタンス/パリ音楽院菅で大いに楽しんで聴くことができました。このブログのお陰です。ありがとうございました。

>ヤマちゃん 様
こんにちは。長男の引っ越しで松山の道後や上一万周辺をうろうろしていました。ようやく完了です。
あ、クリュイタンス盤ですか。僕はLPで愛聴し、CDでも買い直してしまいました。録音の鮮度は今一歩のように思うんですが、演奏は素晴らしいですね。フランスものの得意な指揮者と、これ以上ないくらいのフランス的オケとの幸福な邂逅、そんなラヴェルと思いました。

>hiromk35 様
コメント感謝です。
小沢征爾/BSO盤はLPで聴いてます。おっしゃるように、明晰な演奏でした。ブーレーズ盤は聴いたことがないんです。昔、レコード雑誌等で絶賛されていた記憶があるんですが、未聴なんです。これは、いつか聴いてみたいです。
明晰路線では、アバドがロンドン響などを振ったDG盤が面白く聴けました。
ラヴェルの管弦楽は楽器の使い方が繊細・洗練・独特な感じで、僕は大好きです。

>猫よしお 様
コメント感謝です。
アンセルメの「オルガン交響曲」は、聴いたことがないんです。名録音と謳われたものですね。一度聴いてみたいものです。
レスピーギやR・コルサコフは、LPで聴いているんですが、確かに素晴らしい音で今も再現されます。DECCAの録音技術のたまものでしょうか。

>鞍馬天狗 様
次男坊が高校時代に吹奏楽部でしたので、愛媛県内のコンクール等で、高校生の演奏はよく聴きました。巧い高校はホンマに上手いもんですね。しかも一生懸命演奏していますので、実に心地よく、感心したものでした。大したもんだなぁと思います。
R・シュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲル」なんか、実に上手に演奏した高校がありまして、いたく感心した覚えがあります。

>ひろはや 様
コメント感謝です。
ハイティンク/BSOのラヴェル、ひろはやさんはお持ちなんですね。エエですね。僕は未聴なんです。いつの間にか入手困難なCDになってしまいました。オークションでも高価です。
いつか廉価盤になったときに、入手したいと思っています。

ご心配いただき恐縮です。
年度末・年度初めの超多忙期に入ったことと、長男の松山への引っ越しが重なって、ネットに触れる間もありませんでした。
また、「積ん読CD」が沢山ありますので、ブログを更新する暇があったら音楽を聴かなくちゃなぁと思っていた次第です。

伊予路は桜がようやく咲き始めました。エエ季節になりました。

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