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モーツァルトのピアノ協奏曲第25番K.503 ハイドシェック(Pf)ヴァンデルノート/パリ音楽院管

ポカポカ、春の陽気。エエ土曜日でした。
窓外でウグイスが鳴きます。田舎はエエでしょ?庭の木立にウグイスがやってくるんですから。ところが、このウグイス、まだまだ鳴き方が下手なんです。春先のウグイスは「ホー ケッキョ」と詰まるような鳴き方をします。巧くなると(つまり、春たけなわになると)、「ホ~~~~~ ホケキョッ」とよく伸びた声になるんです。そして最後にキュッとお尻が上がるんですな。この上がり方が、エエんです。
今日のウグイスなどを聴いていると、上天気とはいえ、まだ寒さが戻るかもしれんなぁ、と思っておりました。

しかし、ああ、そんな良い春の日に、ワタクシは休日出勤で、月曜からの会議の準備をしておりました。部下も数名出てきてくれて、何とか仕上げたものの、今日は別件で出勤せにゃなりません。
この良い天気に出勤かよ・・・・・と思いつつも、まあ定期的に給料をもらっている訳であって、贅沢は言えません。このご時世、有り難いと思いつつ、今日も若い士と仕事に励みまっしょいっ。ちとこのごろ偉くなってしまって、責任と仕事が増えて困ります。いやはやであります。

さあ、今日もモーツァルトであります。
晴れた青空にふさわしい、ハ長調のスッキリとしたピアノ協奏曲を取り出しました。

モーツァルトのピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K.503。
エリック・ハイドシェックのピアノ独奏、アンドレ・ヴァンデルノート指揮パリ音楽院管弦楽団の演奏。
1962年の録音。EMI盤。
長らく東芝EMI(セラフィム)の廉価盤LP、例の緑色のジャケット1,300円盤で聴いていたのだが、数年前にCD2枚組を購入して、今はCDを聴くことの方が多い。ピアノの音は、どうもCDの方がスッキリ聞こえる感じがする。

演奏はもうハイドシェックの魅力満載で、実に楽しい。
自由奔放、才気煥発、ピアノは天馬空を行く勢いで、聴いていて実に面白く楽しい。ある意味では好き放題な感じなのだが、即興的な装飾音など、ゾクゾクするほどセンス抜群。そして、勢い。若者らしい覇気と、清冽な抒情が同居している演奏であって、ピアノの音色が刻々と変化してゆくところなどは、ああ、巧いなぁと思う。
青年独特のナイーヴさもイイ。

そして、オケと合わない・・・・。合わせようとしていないのかもしれない。
ヴァンデルノート/パリ音楽院管は、よくついているのだが、何せハイドシェックがどんどん弾いてしまうので、(速いところなど、すっ飛ばしてゆく感じ)、これはオケも大変だっただろうなぁ。
そのオケは、今はなき名オーケストラ・パリ音楽院管。巧いのだが、ハイドシェック同様で、精妙さには欠ける感もあるのだが(だからこそ、これぞフランスのオケと云うべきか?)、そんなことよりも、管楽器の素晴らしい音色を聴いていると、ウットリとするほど巧いし、実に洗練されていると思う。
ピアノと木管の絡みが多い第1楽章など、聴いていてとても楽しい。特に良いのはバソン。多分バソンと思う。ファゴットとは少し違う音色に聞こえるから・・・・。テナー・サックスのような感じ。その響きがとてもイイ。

カデンツァはハイドシェック自作のもの。これもセンス溢れるもので、キラキラしたピアノがとても良い。

詩的な表現の第2楽章、フィナーレは愉悦に満ちた演奏。どちらもハイドシェックの快演が(好き勝手のようなところもあるが)楽しめる。ただ、彼の本領は速い楽章の方にあるような気もする。

録音はさすがに古びてきました。ヒスノイズが目立つ感じ、SN比も良くない感じです。
ただ、音はイキイキしています。演奏の勢いが反映しているのか、聴いていて心地よい音だと思います。
フランスのオケによる(特にパリ音楽院管!)モーツァルトは、あまり持っていないので、この演奏は大事にしたいと思います。


AUTHOR: 猫よしお DATE: 03/16/2008 09:15:52 おはようございます。
ハイドシェックのピアノには気品が漂っていますね。
いかにもフランス人らしいモーツァルトと言うべきでしょう。
おっしゃるように
フランスのオケのよるモーツァルトは珍しいですね。
特にパリ音楽院管のモーツァルトは、少ないと思います。
貴重ですね。
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コメント

こんにちは。
モーツァルトのP協奏曲第25番は、ひろはやさんが仰るように、春のようなウキウキした気持ちにさせてくれる曲ですね。
ハイドシェックのピアノは自由奔放に歌い、それを支えるパリ音楽院管のフランスらしい音色が、この曲に一層華やかさを添えているようです。
後で、アンネローゼ・シュミット(p)、マズア/ドレスデンPOを聴いてみたのですが、こちらは硬質なピアノと襟を正したようなオケのサポートが、良い意味でドイツらしい演奏といった印象です。

mozart1889さま こんばんは

私、くしくも本日、モーツアルトのピアノ協奏曲が聴きたくなって最寄の図書館でこの演奏のCDを手にとっておりました。
結局27番を聴こうと言う事で、ロベール・カザドシュ/セルのCDを借りたのですが、こっちを借りるべきだったですかね。

セラフィム盤のLPはハンス・リヒター=ハーザーの20番(でしたっけ?)は持っていたのですが、こっちは買えずにいました。

聴いてみたいな。

>猫よしお 様
コメントを有り難うございました。
ハイドシェックのピアノは面白いですねえ。ワクワクする瞬間が沢山あります。ヴァンデルノートは古い人になりましたが、エエ伴奏でした。パリ音楽院管、素晴らしいオケでしたね。

>ひろはや 様
コメントを有り難うございました。いつもお世話になります。
モーツァルトの25番のピアノ協奏曲は、若い頃から大好きな曲です。
グルダとアバド/VPOのDG盤の演奏で聴くのが好きなんですが、今日はハイドシェックで聴いてみました。
シュミット女史の演奏もエエですね。格調高い、きりっとしたところが好きです。廉価盤で入手できるのが勿体ないくらいの演奏だったと思います。


>天ぬき 様
コメント感謝です。
あ、そのハイドシェックの言葉、僕もどこかで読んだような気がします。
ハイドシェックのモーツァルトは、もう、いろいろとやりたくて仕方ない、という感じの演奏でした。面白かったです。
EMIの緑のセラフィム盤には、随分お世話になりました。
1300円盤が、昔はなかなか買えなかったんです・・・・・・。

>ヤマちゃん 様
いつもお世話になります。感謝です。
伊予路に春が来ました。暖かい陽光を受けて聴くモーツァルトの25番、エエですね。パリ音楽院管の響きが独特で、ハイドシェックの好き勝手なピアノを支えておりました。

シュミット女史の演奏、僕も好きです。格調高い演奏ですね。廉価盤というのも嬉しかったです。全集盤でも2000円程度だったでしょうか、もうビックリするような価格でした。イイ時代になったもんです。

>にこらす 様
コメントを有り難うございました。
カサドシュとセルのモーツァルト、懐かしいですね。往年の名盤、我が家にも20番以降のLPが何枚かあります。
コロコロとした優しい音色が、良かったです。僕も久しぶりに聴いてみようかと思いました。

ハンス・リヒター=ハーザー。懐かしい名前ですね。セラフィムには何枚かレコードがありましたっけ・・・・・・。

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