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モーツァルトの交響曲第36番 K.425「リンツ」 テイト/イギリス室内管

暖かくなりました。
出張から帰ってみれば、伊予路は春。春の風に春の雨。
弥生も中旬、エエ陽気になってきました。

さて、帰宅して取り出したのはモーツァルトでありました。

モーツァルトの交響曲第36番 ハ長調 K.425「リンツ」。
ジェフリー・テイト指揮イギリス室内管の演奏。
1985年、ロンドンのアビーロード・スタジオでの録音。EMI盤。

EMIの、いわゆるクリスマス・ボックス。2000年頃の購入。
このころから、輸入盤CDが激安になった(というか、そのことに気づいた)。特にEMIのBOX物は当時としては驚くべき価格、CD1枚が300円くらいであって、アルバ・ベルクSQのベートーヴェン全集や、ヨッフムのブルックナー全集、ケンペのR・シュトラウスなど、名演盤の目白押し。僕は喜んだなぁ。つくづくエエ時代になったと感激したもんだったなぁ。

このテイトのBOXは、比較的録音が新しく、1980年代のもの。CDがまだまだ高価だったので、なかなか買えなかったものだけに嬉しかった。新譜当時『レコード芸術』では諸井誠が絶賛していたのではなかったか。曰く「クレンペラーの再来」・・・。

演奏スタイルは伝統的なもので、室内オケの小編成といいながらも十分に厚味がある。古楽器によるモーツァルトに慣れた今の耳で聴くと、古い感じがしないでもない。
しかし、その中で、テイトの指揮によるキビキビしたリズムの刻みと、時にスケールの大きな音楽づくりで、独特の楽しみがあるとも思う。

第1楽章はリズムがよく弾んで実にシャープ。オケのバランスが絶妙で、聴きごたえ十分。
第2楽章は、スケール豊かでゆったりとした演奏がたまらない。そして、ややゴツゴツしたところなどは、「クレンペラーの再来」と云われる所以か。

第3楽章もやや遅めのテンポで、丁寧な歌が響く。じっくりとした演奏は、聴いていて安定感十分。音楽を慈しむような味わいが、とても好ましい。
そして、フィナーレは大変精力的。心地よい風が吹いてくるような爽やかな名演と思う。
録音は良好です。
EMIの1980年代録音なので、そう芳しいものではありませんが、音量を大きめにして聴くと、音場が左右へ広がってゆく感じ。
結構エエ音で聴けました。


ようやく自宅に帰りましたので、コメントの返信をこれから書きます。
いつも、ホンマに有り難うございます。
返信遅れましたこと、どうぞご容赦ください。


<モーツァルトの「リンツ」、イイ曲であります>
■クリップス/アムステルダム・コンセルトヘボウ管
■スウィトナー/ドレスデン・シュターツカペレ
■ハンス・グラーフ/モーツァルテウム管
■クーベリック/バイエルン放送響


AUTHOR: ひろはや DATE: 03/15/2008 07:07:12 おはようございます。出張ご苦労様でした。
モーツァルトの交響曲、最近のmozart1889さまご紹介のクリップス/ACOを聴いてから、また新たな気持ちで聴き直してます。
この第36番「リンツ」もクリップス/ACOは素晴らしいです。これまで聴いていたワルター/コロンビア響やベーム/ベルリン・フィルに加わって、手薄なコレクションに厚みが増した感じです。
テイト/イギリス室内管は、第40番と第41番「ジュピター」のカップリングされたCD以外は未聴です。
それにしても、近頃のCDの値段の安さときたら、驚きですね。先に挙げたテイト盤は、国内盤でしたが2200円したんです。1曲1種類という気で、ダブりが無いように買っていた頃を想い出しました。
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コメント

こんにちは。お久しぶりです。出張ご苦労様でした。
さて、「リンツ」はモーツァルトが旅先のリンツでわずか四日間のうちに書き上げだけに、即興性が感じられ、くったくのないメロディー群が魅力的な曲ですね。
テイト盤は未聴ですが、テイト/イギリス室内菅といえば、ハイドンの交響曲も良いです。程よいスケール感とキビキビとした演奏は、きっとモーツァルトにも向いていると思います。
ということで、今日はパブロ・カザルス/プエルト・リコ・カザルス音楽祭菅で聴いています。録音のせいかオケにあまり艶がありませんが、生き生きとした、臨場感あふれる演奏です。

いつもお世話になります。
テイトは、クレンペラーの再来と言うよりも
本人の体のハンデを克服した
精神的に訴える指揮をしています。
それは、ヴァイオリニトのパールマンにも、合い通じる
非常に、感動的な演奏家だ思います。

こんにちは。お久しぶりです。

 テイトの交響曲全集、私もこのボックス持ってます。1980年代の、今から見ると本当にニッチな時代の得難い録音ですね。現代のフルオーケストラのモーツァルトの時代から、古楽器のPC(Periodicaly Correct

>鞍馬天狗 様
コメントを有り難うございました。
オーケストラ入団、おめでとうございます。いよいよ思う存分ヴィオラが弾けるんですね。しかも運命に未完成、エエですね。通俗大名曲ですが、僕は大好きです。頑張って下さい。応援してます。
僕は楽器が出来ないので、ひたすら聴くのみですが、このごろ聴く時間も限られてきました・・・・・・・。やれやれ、仕事って忙しいですね(^^ゞ

>ヤマちゃん 様
コメントを有り難うございました。
カザルスのモーツァルトは素晴らしいですね。僕はソニー盤のマールボロ音楽祭管などとのカップリングで、後期交響曲集をよく聴きます。ヤマちゃんさんと同じ演奏ですね。
テイトのハイドンは持っていないなぁと思っていたら、ラックから1枚出てきました。まだ聴いていなかったようで未開封の一品、アカンですね。軍隊と奇蹟と太鼓連打が入ってます。
早速聴いてみようと思います。有り難うございました。

>猫よしお 様
コメントを有り難うございました。
そうなんですね、テイトは車いすの指揮者だったですね。
パールマンを聴いたときもそうだったんですが、僕は随分後から、この両者のハンディキャップのことを知りました。
パールマンからは、そのことが全く分からないほど明朗で爽快な演奏が聴けましたし、テイトからはスケール豊かなふっくらとしたモーツァルトが聴けました。

>Verdi 様
コメントを有り難うございました。
そうそう、まさにニッチな時代の産物だと思うんです。同感です。
もう、そんな時代じゃないだろうというときに、正々堂々とした室内管弦楽団のモーツァルトが聴けました。
マリナーやパイヤールよりも重厚な演奏で、面白かったです。
テイトと同時期に録音が進んだDGのレヴァイン/VPOの全集も、今思えばパッとしない感じ、もう時代が変わりつつあったんだろうなぁと、いう気がします。

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