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「ヨーロッパのバロック音楽」 バウムガルトナー/ルツェルン祝祭管弦楽団

今日は、30年前に発売された古いLPを聴いてます。

{ヨーロッパのバロック音楽」。
ルドルフ・バウムガルトナー指揮ルツェルン祝祭管弦楽団の演奏。
1966~67年、ルツェルンの交通会館での録音。DG盤。
「グラモフォン・スペシャル」という国内盤廉価盤シリーズの中の1枚で、MGW5110というレコード番号。1,300円というのは、購入当時ビンボー学生だった僕にはとても有り難かった。

これ、僕が初めて買ったクラシック音楽のレコードであります。
僕がクラシック音楽を聴くようになったのは大学生になってからであって、それまでは洋楽のロックや日本のフォーク・ソング、ニュー・ミュージックなどを聴いておりました。髪を伸ばして、ベルボトムをはいて、ギターを弾いていれば、女のコにもてる・・・・と錯覚していた年頃でもありました。青春であります(^^ゞ。

同時に青春の悩みを抱えていた時期でもありました。今思えばバカバカしいことで悩んだもんです。多くの若者がそうしてきたように、哲学書を読み耽ったり(何の解決にも結局はならなかったが)、友人の汚い下宿で朝まで語り明かしたり・・・・そんな時期でもありました。

そういうとき、このレコードから流れてくる音楽は、心慰められたなぁ。
なんて綺麗な、美しい音楽だろう。幾つかは耳にしたことがある音楽なのだが、耳を澄ませて真剣に聴いていると、心洗われるような音楽だったなぁ。
(今思うと、あの頃は音楽をホンマに真剣に、それこそ必死で聴いておりました。)

「パッヘルベルのカノン」の、しっとりと落ち着いた響き。音楽も美しいが、演奏も丁寧で、ゆっくりしたテンポの中から、暖かい幸福な気分が流れてくる。アンサンブルもとても綺麗。バウムガルトナー&ルツェルンのコンビには、オイロディスクでの再録音があるのだが、テンポが速くなってしまって、この録音ほどの柔らかい雰囲気がない。DG盤のこちらの方が、演奏は素晴らしいと思う。
「パッヘルベルのカノン」は、ピチカートが品の良いパイヤール室内管の旧盤も最高に素晴らしいのだが、こと、過去への想いということでは、このバウムガルトナー盤は、かけがえのない演奏であります・・・・・。

J・S・バッハの「エア ニ長調」(管弦楽組曲の第3番から)も、大変ゆったりとしたテンポで心地よい。演奏時間6分47秒。情緒纏綿といった感じの演奏で、心が落ち着く。この曲にも、暖かいものに包み込まれたような幸福感がある。録音のせいか、CDではない、LPのせいか、雰囲気豊かで潤いのある響きになっている。

「イエスはわが喜び」
ああ、これもエエなぁ。僕は何度も救われたなあ。若い頃の、ささくれだった心が、少しずつ丸くなっていったなぁ。だから、今でも僕はカンタータなら第147番が好きです。

他には「アルビノーニのアダージョ」やバッハの小品、パーセルの「シャコンヌ」などが収められています。
録音はもう40年も昔のもの、少し古ぼけた感じがしますが、柔らかい落ち着いた響きが心地よく聴けます。LP独特の音と云えそうです。
ジャケットは公園の花壇か何かでしょうか。実にシンプルな(安ぽい感じもする)写真で、いかにも廉価盤風なんですが、愛着のあるレコードであります。

いつぞや書きましたが、僕はクラシック音楽を聴き始めるのは、遅かった方だと思います。(各方面のブログやWebページを拝見すると、皆さん驚くほど早熟であります。イヤ、それが普通であって、僕が遅かったんでしょう)
そのクラシック音楽の世界へ僕を誘ってくれた、これは大切なLPであります。

バウムガルトナーの「ヨーロッパのバロック音楽」、そしてバーンスタイン/VPOのベートーヴェン「合唱」、この2つがクラシック音楽遍歴の始まりでした。
いつか、そのことをブログに書きたいと思っていたんです。3年前から思ってました。
ああ、書けて良かった(^.^)、


AUTHOR: 鞍馬天狗 EMAIL: tenga@eagle.ocn.ne.jp DATE: 03/09/2008 08:08:32 おはようございます。
私が、mozart1889さんを、一番羨ましいと思いますのは、LPを処分されずに、たくさんお持ちになっておられることです。
私は一時、主に収納スペースの問題から大量に処分してしまいました。本当に残念なことをしました。今所有しているLPは、ほんの僅かです。
ご紹介のDG録音時代のバウムガルトナーの盤など本当に懐かしく、私にとっては永遠に再会できないLPだと思っています。この頃のバウムガルトナーは、オイロディスク録音時代の磨きをかけた美しさとは違う素朴さが、とても素晴らしかったですね。私もブランデンブルク協奏曲の旧盤のLPを処分しなかったのは、不幸中の幸いでしたが・・・。
こうしたLPを聴いていると、本当に幸せな気分になれますね。
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コメント

こんにちは。
 私が最初に買ったレコードは、多分、ハンス・ホッターが歌った「冬の旅」だったと思います。推理小説を読んでいて、「冬の旅」の話が出て来て、興味を持って聞いてみようか、と。ホッターだったのは、当時セラフィム盤で出ていて、安かったから。それ以来の付き合いで、いろんなものを聞いてきましたですね。
 バウムガルトナーとルツェルン祝祭管は、その頃買い始めたレコードの一枚にありました。但し、これはLPサイズながら45回転の盤で、アルビノーニのアダージョともう一曲だけ裏表で入っていたもの。それで千円だったと思うので、今から考えると高めですね(笑)もう一曲はパッヘルベルだったか、バッハのG線上のアリアだったか...... 覚えてないのからお分かりの通り、私がよく聞いてたのはアルビノーニの方でした。昔からそういう翳のある曲が好きだったんですね。


おはようございます。
最初の買ったレコードは何だったのか?はっきり覚えていないのですが多分モーツァルトのK331のソナタだったでしょうか?バドゥラ・スコダのピアノで幻想曲とのカップリングの25センチ盤でした。

CDは大歓迎派だったのでLPは迷わず処分しました。
残っているのは当時CD化が見込まれないと考えたマイナーレーベルのもとモノラルのもの、それに愛着があった初出盤です。

懐かしいジャケットですね! うちにもあったような・・・大量処分しましたからねえ・・・レゾナンスというシリーズの、カラヤンのヘンデル「合奏協奏曲」3枚(組物でなくバラ)は生き残ってますけど。
実は、今日も新居浜へ行きました。知人の娘さんが今年結婚されるので、
お祝いをかねて、いろいろと音楽の話などをダベリに。
彼女もクラシックを聴きますから、必然的に、イオンの中にあるタワーのことを言ったら、知らなかったですよ。「地元の人間がそんなことでどうするんだ」と言うわけで、むろん必然的に、イオンへGO !
彼女は2枚、私は3枚買いました。もう当分行きません。お許しを。

時代を感じさせるジャケ写ですね。
LPまで手を出すと泥沼にはまりそうで、LPは数枚持っていますが、プレイヤーは買う勇気がありません。安いターンテーブルは、前は持っていたんですけど。
そういえば昨日、石丸電気へ行きましたが、ヨッフム/バイエルンのブル6などのLPの新譜が置いてありました。SACDが流行する一方で、LPもがんばっていますね。

そういえば、家に、オッテルローの第9という珍しいLPがあるのですが、プレイヤーがないので壁に飾るだけです。

年を取ると室内楽とか聞きたくなるのでしょうか。今はもっぱらドンチャカするものばかり聞いています。

室内楽、器楽曲鑑賞のこつなどありましたら教えてください。

>鞍馬天狗 様
コメントを有り難うございました。
ちょうど20年前に、両親と同居の家を新築するときに、自室にLP用の作り付けの棚を、本棚兼用で作ってもらいました。そこにLPを収めています。せっかくの棚なので、LPを処分するのは勿体ないなぁと思いつつ、今まで来てしまいました。LPは場所を取って大変なんですが、今となっては貴重なものになってしまいました・・・・・。

でも、僕が死んだら誰も聴かんだろうなぁ・・・・・と思ってます(^^ゞ
バウムガルトナーのDG盤はエエですね。
あ、ブランデンブルク協奏曲は、オイロディスク盤を愛聴してます。ちょうど、僕がクラシック音楽を聴き始めた頃、「レコ芸」での特選盤でした。

>ひろはや 様
コメント感謝です。いつもお世話になります。
さすが、ひろはやさん、お聴きになる幅が広いですね。僕はミュージカルも映画音楽も、よく知らんのです。映画を観るのは好きだったんですが・・・・・・。

こちらこそ、いろいろ教えて下さい、よろしくお願いします。

>木曽のあばら屋 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
木曽さんは、アルビノーニのアダージョが刷り込みでしたか。僕もバウムガルトナー盤で初めて聴いたので、刷り込みです。実はアルビノーニ目当てで購入してます。1曲目がそれでした。2曲目がパッヘルベルのカノンとジーグでした。思い出の1枚です。

LP、場所を取って困りますね。プレーヤーがないと、物置に置くしかないですよね・・・・・。
僕は勿体ないので、置きっぱなしにしているうちに、何年も過ぎてしまっていた・・・・・・という感じです。今や貴重品、大切にしようと思います。

>Verdi 様
コメントを有り難うございました。
ハンス・ホpッターのセラフィム盤は聴いたことがないんです。だいたい、シューベルトの「冬の旅」を初めとする歌曲を、僕があまり聴かないのがアカンのですが・・・・・。
45回転LPの1000円盤というのは知らないんですが、グラモフォン・スペシャル・シリーズの廉価盤より、もっと昔のレコードでしょうか。
アルビノーニのアダージョも、良い演奏でした。アダージョもパッヘルベルも、雰囲気豊かな響きで良かったです。

>天ぬき 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
天ぬきさんは、パウル・バドゥラ・スコダのモーツァルトでしたか。往年の名演奏ですね。僕はイェルク・デムスの演奏も好きでした。ウィーン三羽烏・・・・でしたか。
LPは処分しようかなと思いつつも勿体ないのでそのままにしておいたら、今日まで来てしまった・・・・・・という感じです。
せっかくなので、大切に聴いてやろうと思っています。

でも、オペラの組み物などは、断然CDが便利ですよね・・・・・・。

>チャック 様
コメントを有り難うございました。
どうぞどうぞ、新居浜タワーをご利用下さい(^.^)。僕はHMVの通販で買うことも多く(タワーの方がちと高い感じもします・・・・)、この頃大物を買ってますので、僕の方こそ、足が遠のいています。
どうぞ、チャックさん、利用してやって下さい。

グラモフォン・スペシャルは1300円、レゾナンス・シリーズは少々高くて1500円でした。クーベリックのマーラーやムラヴィンスキーのチャイコフスキーは、レゾナンス・シリーズで僕は持ってます。カラヤンのヘンデルは買い損ないました。惜しかったなあ・・・・・・。

>bruckner2006 様
コメントを有り難うございました。
石丸ではまだ新譜のLPを売っているんですね。我が家のLP輸入盤は、その昔、秋葉原の石丸電気のキズものバーゲンで購入したものが殆どなんです。懐かしいです・・・・・・・。

あ、僕は器楽曲・室内楽、苦手です。
僕こそ、その鑑賞のこつを教えていただきたいです・・・。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集など、何組も持っているのに、持っているだけで・・・・・。モーツァルトもシューベルトもブラームスも・・・・・・持っているだけで、あまり聴いていないんです・・・・。
アカンですね・・・・・(^^ゞ

いつも優しいコメントを頂戴し、感謝します。いま皆様の感想を拝見してまして、「室内楽が苦手」という発言がございました。これは私もその通りです。けれどN響団員が海外であるピアニストの演奏を聴いた際に、「ベートーヴェンのソナタは有名なものしか知らず、何番を弾いているのか分からなかった」と、言ってました。
プロでもそうなんだから我々が悩む必要はないと思います。
ベートーヴェンの弦楽四重奏なら、私は「セリオーソ」だけを偏愛しています。それ以外は殆ど聴きません。
これ一曲だけで、ほかは「ごめんなさい」ですね。ちなみに「セリオーソ」で一番スキな演奏はヴィーハン・カルテットなんですよ。チェコの若手ですけど、あのスメタナ・カルテットよりも感動させてくれます。

>チャック 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
僕はクラシック音楽に、オーディオ熱とともに入門しましたので、大編成のオーケストラ曲を聴くことが多く、その分、室内楽をあまり聴かなかったのが今に至っているんです。しっとりと演奏した弦楽四重奏など、味わい深いんですけれどね・・・・・。
チャックさんは「セリオーソ」、お好きなんですね。今度じっくり聴いてみます。
ヴィーハンSQというのは、初耳でした。チェコの団体なんですね。知りませんでした。今後、注意してみますね。有り難うございました。

管理人様、コメント拝見しました。
室内楽では、最近、モーツァルトのカルテットのBOXを買いました。演奏家が、ズスケ・カルテットです。確かに雰囲気は良いのですが、曲がどれも同じに聞こえるかな・・・。

お世話様です。
すみません。お邪魔します。
確かに、室内楽曲やピアノ曲などは
音の強弱やダイナミックレンジが
オーケストラ曲に比べて、狭いので
室内楽などは、どれも同じ曲に聴こえてしまいますね。
もっとも、私は音楽専門家では、ないので
あくまでも、私見ですが・・・。

度々すみません。
bruckner2006様。
上記のサイトで無料で音源が聴けます。
余計なお世話でしょうが・・・。
モノラル音源ですので、パソコンで聴くには
あまり支障がないと思います。
失礼しました。

こんにちは。
 45回転のLPサイズ1000円盤、多分、件の廉価盤より新しいものだと思います。今も探せば家の何処かにあるかも知れないですが、それほど古い感じではなかったですから。
 なんか、似たようなシリーズで、カルメン序曲とアルルの女組曲、みたいなのもあったような.........記憶が定かではないですが(^_^;


>bruckner2006 様
コメントを有り難うございました。
室内楽についてはどうも苦手なんですが、猫よしおさんの紹介サイトでボツボツ聴いてみようかなぁと思っている次第です。
ズスケSQのモーツァルト、僕も持ってます。音は渋くてエエですね。

>Verdi 様
コメント感謝です。
そうですか、グラモフォン・スペシャルのシリーズより新しいLPだったんですか。僕は気がつかなかったです。
45回転の方が音はエエですね。
僕はミュンシュ/パリ管の「幻想」を持っているんですが、素晴らしい音で鳴ってくれます。

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