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ヴェルディの歌劇「椿姫」 マゼール/ベルリン・ドイツ・オペラ管 ローレンガー(S)他

伊予路はひどい黄砂でした。
雨も一緒だったので、車が汚れて大変でした(僕のは車は白なのです)。
雨のあとも、空はどんより薄日状態で視界が悪いほどでありました。
黄砂といえば春の兆しなんですが、ここまで降るとちと困りますな。

さて、今日はオペラを聴いてます。
(僕は聴くのが主で、あまり観んのです)

ヴェルディの歌劇「椿姫」。
ロリン・マゼール指揮ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団、合唱団の演奏。
ピラール・ローレンガー (ソプラノ)、ジャコモ・アラガル(テノール)、ディートリッヒ=フィッシャー・ディースカウ(バリトン)らが出演。
1968年の録音、DECCA原盤。

マゼールの若々しい情熱と、強烈な表現意欲が前面に出てきて、劇的に盛り上がる演奏になっている。
歌手は素晴らしい。
ヒロインのヴィオレッタにスペインの名花、ピラール・ローレンガー。やや硬質で透明感のある歌声は、ゾクゾクするほど素晴らしい。高音の美しさは絶品。
あの有名なカヴァレッタにアリア、「ああ、そはかの人か~花から花へ」など最高。巧いし、綺麗だし、声に張りがあるし、もう云うことなし。
ヴィオレッタの輝かしいばかりの美しさと、その中に息づく可憐な乙女心・・・・見事に表現していると思う。ただ美しいだけではない、心の揺れ動く様を声で表出する歌手はあまりいないんじゃないか。

アルフレート役のアラガルも輝かしい声で、情熱的。ヴェルディの歌劇にふさわしいテノールと思う。

そして存在感が強いのは、フィッシャー・ディースカウ。声が綺麗すぎて、田舎紳士というより、都会の洗練された貴族のようなジェルモンなのだが、巧いことこの上なし。もう、めちゃくちゃ巧い。ヴィオレッタとのデュエット「紙は天使のような清らかな・・・・」は名唱。そして、名曲「プロヴァンスの海と陸」は、子を思う親心が切々と伝わってきて、ホロリとさせられる。
聴き手もトシを取りました。自分はアルフレートのつもりでいたのに、いつの間にか、ジェルモンになってしまっておりました・・・・・・。

ラストの、アルフレート帰ってくるところは涙なしには聴けません。
召使のアンニーナとの会話から、ヴィオレッタが「アルフレート!」と叫ぶところ・・・・たまりません。

録音は今も上々です。
さすがDECCA、今も瑞々しい声で、この歌劇を聴くことが出来ます。
昔はLPで聴いておりましたが、オペラはやはりCDが便利。LPをとっかえひっかえ・・・・は面倒くさくなってしまいました(^^ゞ
でも、演奏は、素晴らしい。今聴いても涙が出ます。


昔、庄司薫の「赤頭巾ちゃん」シリーズ、全部読みました。その中で、薫君が「椿姫」を読んで涙してしまう・・・という部分が出てきます。
それがきっかけで、デュマ・フィスの原作を読みました。これも泣けましたが、ヴェルディの歌劇の方が、感動的だった思い出があります。
原作を超える感動、ヴェルディはスゴイ作曲家だと思います。



AUTHOR: 猫よしお DATE: 03/04/2008 06:38:05 おはようございます。
ヴェルディの「椿姫」。これまた名曲ですね。
若き日のマゼール。素晴らしいです。
マゼールはオペラの指揮も、うまいし。最高ですね。
フィッシャー・ディースカウの歌唱も素晴らしい。
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コメント

マゼール、ベルリンオペラでLPの「トスカ」を持っています。ニルソンのトスカだったと思います。あの頃はマゼールの絶頂期ですね。ただ、とっかえひっかえ聴くのは面倒ですよ(笑)。

おはようございます。
ご紹介の盤は、残念ながら未聴です。それに私は、オペラのLPやCDはワーグナーを除いて全て処分してしまい、DVDメインの蒐集に変わっており、現在所有している「椿姫」(邦題がなんだかなあ)も、ゼフィレッリ監督/ストラータス他の映像作品のDVDだけで、他に、ゲオルギューやネトレプコの映像も、一時持っていましたが、今は手放しております。
また、不幸なことに今の私は、すっかりスレッカラシになり、「椿姫」や「ラ・ボエーム」を聴いても、全く感動しなくなってしまいました。ストーリーの女性像が今日の現実と余りにかけ離れており、音楽がいくらすばらしくても、どうしても「有りえねー」と思ってしまいます。現代の若い女性は、どう感じるのでしょう。
その癖、数年前、「世界の中心で愛を叫ぶ」のテレビドラマを家内と一緒に見て、感動して泣いたのですから、ああ、そういう自分が情けない・・・。

おはようございます。
イタリア人によるイタリア・オペラ、という訳でもないのですがヴォトー盤を愛聴しています。 オケは平凡かと思うのですが歌手は揃っていて全曲を聴くには一番いいかなと思っています。
音が良くてパヴァロッティのアルフレードを聴きたい時はボニング盤を取り出します。

いやー、この演奏は懐かしいですねえ。大阪心斎橋にタワーレコードが初めて出来て、喜び勇んで行きましたが、そのころにハイライト盤を買いました。もう20年ころになりますが。私的にはローレンガーには少々不満がある(どうもヴィオレッタには厳しい?)んですが、それにひきかえ、フィッシャー・ディースカウのジェルモンは、これ以上のものがあろうかというくらい心酔しております。全曲も欲しかったんですが、入手出来ずにいます。残念。「プロヴァンスの海と陸」に関しては同感です。いつの間にか立場が変わりましてね(笑)。

>猫よしお 様
こんばんは。いつもお世話になります。
ヴェルディの「椿姫」、名曲と思います。マゼールの1960年代はギラギラとして表現意欲に燃えた名演が多かったと思います。
この演奏は、ローレンガー、アラガル、F・ディースカウの主役三人の出来が良く、今聴いても、エエなぁと思います。

>narkejp 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
ゼフィレッリの「トラヴィアータ」、僕はBSの録画を観てます。これは、数多い「椿姫」の映像の中でも、傑作だと思います。テレサ・ストラータスが綺麗で、いかにもヴィオレッタ。しかも病気に鳴ってからの美しさが凄絶です。
美人はエエですね。大好きな映像です。

ローレンガーは来日していたんですね。早くに亡くなったのは残念でした。ショルティの第九旧盤での歌唱も見事だったと思います。

>ひろはや 様
こんばは。いつもお世話になります。
昔はLPをとっかえひっかえ、オペラを聴くのも大変でしたね。当時は当たり前だったんですが、CD時代の今は、LPでオペラを聴くのがシンドイです。というのは、クライバー盤、我が家のはLPなんです。このごろ、聴いていないなぁ・・・・・・イレアナ・コトルバスの素晴らしい歌唱が聴けましたね・・・・・。クライバーの指揮もホンマに素晴らしく涙を誘うものでした。
ムーティにショルティ盤は未聴です。僕はマゼール盤とクライバー盤、映像ではゼフィレッリ演出のものを好んでいます。

>よし 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
ええ、LPのオペラは今や大変です。昔はそれが普通だったのに、CD時代以降、僕は人間がダメになりました(笑)
クライバー盤のLP、たまには聴いてみようかな・・・。
ニルソンのトスカですか・・・・・・強そうですね・・・・。

>鞍馬天狗 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
面白いもんですね、僕は鞍馬天狗さんと反対で、「世界の中心で・・・」は家内と観ていて、「これ、どこがエエんね?」という気持ちでした。家内もピンと来んねえ・・・という感想でした。
ところがボエームに椿姫、泣けるんですよ。いつ聴いてもホロッと来ます。音楽後からは凄いなぁと思います。
若い女の子、田舎にはエエ娘が残ってますよ。都会は大変でしょうねえ。テレビなどを観ていると、都会の若いコは凄いなぁとビックリすること多いです。田舎住まいの良さを、ふと感じる一瞬ですね。
さて、DVD、僕は1枚も持っていないんです。やっぱり、「聴く」方がエエです。

>天ぬき 様
こんばんは。いつもお世話になります。
なるほど、僕の聴くマゼール盤・クライバー盤は、イタリア的ではないですね。ヴォットー盤もボニング盤も未聴なんです。
といいながらCD棚をゴソゴソ探しましたら、サザーランドのヴィオレッタが出てきました。プリッチャード盤(DECCA)です。これは、少しイタリア的かな・・・・と思いましたが、サザーランドはオーストラリアの人でしたね・・・・。ベルゴンツィは見事な、イタリアンな歌唱でした。

>mikotomochi58 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
mikotomochi58さんにも、これ懐かしいですか。もう随分古いレコードになってしまいましたね。
F・ディースカウは名唱と思います。僕もいつのまにやら父親のトシとなりました。息子が現代のヴィオレッタと一緒になろうとしたら・・・・・・う~ん・・・・・反対してしまうかも・・・・・・(^^ゞ
ジェルモンの歌を聴いて思ったものでした。

こんにちは。
 ピラール・ローレンガー、あちこちに顔を出している人ではありますが、正直、印象のある録音というとこれになってしまいますね。
 椿姫の外題役は例によって難しい役で、端的には3役を演じなきゃならない。つまりは各幕毎に性格も表現も変わって来る役。ローレンガーについては、二幕が一番合ってるような印象があります。でも、歌唱的には本来は一幕の人なんでしょうね。ディースカウは、この曲に関しては、分別臭さが効いてしまって......
 個人的には、別に挙げられているサザランドが歌う、プリッチャード盤が、実は一番バランスがいいと思っています。まぁ、自分がサザランドが好きという理由もありますが。

こんばんは。
最近どうも、クラッシクを聞きだした頃の演奏家が無性に聞きたくなります。『椿姫』友人宅にあった、トスカニーニ盤が気になってしかたがないんです。不思議ですね。
ガルデルリ&フレーニ盤、クライバー&コトルバス盤、を時々取り出して聞いています。悲哀な作品なのに、女々しいところがなくヴェルディの力強さが伝わるのがいいな・・・などと思います。でも舞台を見ると不思議と、ホッロとさせられます。
この頃の、と言うか、マゼールは今も情熱的で劇的な演奏をしてくれます。このような曲には、ピッタリでしょうか。

>Verdi 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ピラール・ローレンガーの、そうですね、これは代表盤かもしれませんね。僕は第1幕の歌唱が好きです。声質に合っているんじゃないかと思えるので。
サザーランドは、巧いというか、力強いというか、プリッチャード盤のころが絶好調だった感じがします。昔、シドニーのオペラハウスを訪れた際、サザーランドの大きな肖像画が飾られていて、ああ、さすがに地元だなぁと感じ入りました。人気も大きかったです。
日本ではあまり評価が高くなかったんですかね・・・・・・。評論家筋はどうもあまり高く評価していなかったような・・・・・・・。

>あるべりっひ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
クライバー盤はエエですね。僕はコトルバス好きです。
ヴェルディの歌劇は、そうそう、おっしゃるように強いものがありますね。「女々しいところがなく、力強さがある」・・・・・ホンマ、そう思います。そこがエエんでしょうね。
マゼールの劇的表現は。少し力んだところもあって面白く聴いてます。1960年代のマゼールは良かったなぁと、改めて思いました。

なつかしい

私が初めて買ったオペラの全曲盤がコレでした。
マゼールの熱い指揮が好きです。
ローレンガーって、他は聴けなかったけど、これは良いですよね。
アラガルって、ヴェルディのテナーとして相応しいと思います。

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