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シューベルトの交響曲第5番 変ロ長調 D.485 ワルター/コロンビア響

寒さが戻ってきました。土曜日は冬の嵐、日曜日の朝の冷え込みはきつかったです・・・。
少し早いのですが、亡父の一周忌をしました。祖母の十三回忌も一緒に。
法事となると、我が家は一族の宗家なので、親戚筋が沢山集まります。なかなか大変です。ちと疲れました。しかし、親族は寒い中、駆けつけてくれるわけで、有り難いことであります。

さて、今日は早春を思わせる爽やかな音楽を。

シューベルトの交響曲第5番 変ロ長調 D.485。
ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団の演奏。
1961年の録音。CBS盤。カップリングは「未完成」。(「未完成」のオケはニューヨーク・フィルハーモニック)

第1楽章の冒頭がとても遅く、アンダンテのよう。
ところがクレッシェンドとともにアッチェランドがかかって、急速になる。ワルターがテンポを自在に伸縮させるので、聴いていて楽しい。ロマンティックな解釈と思う。
そして、何より、ワルターの歌。音符の一つひとつが歌われているような感じ。しかも暖かい。適度なレガートも音楽に優しい表情与えてゆく。春の息吹のように、爽やかに、そして暖かく、風が吹き抜けてゆく。これぞ、ワルターの微笑みと思う。

第2楽章はその点でワルターの本領かな。アンダンテ・コン・モートの、たっぷりとした歌がイイ。気品があって、心優しい演奏になってゆく。フルートの爽やかな歌などは、この演奏でしか聴けないんじゃないか。

第3楽章のメヌエットも、せわしくならずに、歌、歌、また歌。
弦楽セクションの歌が特に素晴らしい。木管の絡んだときの美しさは、まさにこれ絶美。
そしてフィナーレは音楽が徐々に盛り上がって、速度も上昇、感動的な終曲になっている。激しさもある。歌だけではない、微笑みだけではない、激しい感情を持った若者シューベルトが現れる。ワルターの指揮、設計はホンマに見事なもんだと思う。
ワルターのシューベルト、往年の名盤・定盤でありましょう。

録音は上々。1961年といえば、すでに45年以上も昔の録音ですが、鮮度十分で、リマスタリングが成功しているようです。
ワルターの匂うような美音、特にヴァイオリン群が薫り高く蘇っています。
ヒスノイズが多いのは時代相応でしょう。
素晴らしい音で鳴ってくれます。


と、書いていたら、今朝は早出であることを思い出しました。こりゃイカン(^^ゞ。
昨日コメントを頂戴した方々への返信遅れます。申し訳ありません。


AUTHOR: ひろはや DATE: 02/25/2008 06:54:01 おはようございます。
シューベルトの交響曲、8番「未完成」や9番「グレート」そして4番「悲劇的」などはよく聴くのですが、この「第5番」はこれまであまり聴いてませんでした。
ベーム/ベルリン・フィル(DG:1966年)のCDを取り出して、今この瞬間に聴いております。mozart1889さまがおっしゃるように「早春を思わせる爽やかな音楽」ですね。イイですなあ....。
通勤前の慌ただしいひと時ですが、幸せ感が部屋に広がります。音楽の力の偉大さに感服です。
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コメント

おはようございます。
寒さの中の法事、お疲れ様でした。
時の経つのは早いもので私も父を亡くしてから16年になりました。

さて、いつもながらmozart1889様の素晴らしい表現力には感嘆してしまいます。私が漠然と思っていることを見事な文章にして示してくれます。とても真似できません。ホント素晴らしいです!!
このLP、ジャケットは異なりますが同じ組み合わせのものを愛聴しています。シューベルト演奏の一つの典型ではないでしょうか。

>ひろはや 様
こんばんは。いつもお世話になります。
ひろはやさんも、この第5交響曲、聴かれましたか。早春の、或いは青春の若さを感じさせる名曲と思います。
月並みですが、僕はこの5番と未完成、グレートがやはり好きです。
ベーム/BPO盤は格調高い名演、全集としても最もスタンダードなものだと思います。
僕がCDで初めて買ったシューベルト全集だったんです。懐かしいです(^.^)

お世話になります。
ワルターのシューベルトというとカップリングの
ニューヨーク・フィルを指揮した「未完成」が有名な演奏ですね。
私は基本的にモノラル録音盤は、あまり聴かな方なので
ワルターがステレオ録音を残してくれたことに
幸せを感じております。
シューベルトの第5シンフォニーはワルターに合いますね。
ワルターの「グレート」もいいですが。

>鞍馬天狗 様
こんばんは。いつもお世話になります。法事は疲れました。いやはやです・・・・(^^ゞ
さて、ツェンダー盤は未聴なんですが、あとの鞍馬天狗さんが挙げられた演奏は好んで聴いております。C・デイヴィス/SKDの演奏は録音も良く良かったですね。
シューベルトの交響曲全集も、CD激安の時代なので購入しやすくなりました。4枚組程度ですしね。
その中ではホルスト・シュタイン盤が気に入っています。バンベルク響を振ったものです。

>丘 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
丘さんのところは、50回忌ですか。ウチはまだまだです。しかし、法事は疲れるものですね・・・・・・(^^ゞ
シューベルトの5番交響曲は、春の息吹を感じさせる若々しさが魅力だと思います。おっしゃるように4番までは重い感じのものが多いんですが、5番は軽やかですね。心地よく聴ける交響曲と思います。

>天ぬき 様
こんばんは。いつもお世話になります。感謝です。
天ぬきさんは16年ですか。長くなりましたね。法事は疲れましたが、いい供養が出来たと思います。
ワルター盤、いいですね。暖かい歌が何とも云えません。ワルターのシューベルトはこの曲と、「未完成」、「グレート」を愛聴しています。往年の名盤ですね。
そして、シューベルト演奏の一つの典型、同感です。
同好の方がいらして、嬉しいです。

>猫よしお 様
こんばんは。いつもお世話になります。
僕も、ステレオ録音ばかり聴きます。モノラルは、ちと聴いていて辛いです。ワルターはステレオ録音を沢山遺してくれました。良かったですよね。
そして「グレート」僕も大好きです。歌いっぱいの演奏でした。
同好の方がいらして、僕は嬉しいです。感謝です。

こんばんは。
寒い中での法事、ご苦労様でした。
さて、ワルターのシューベルト交響曲第5番、本当に穏やかな気品のある演奏ですよね。ワルターの歌心がよく表現されていて、「グレイト」に勝るとも劣らず壮大な曲に聴こえてきます。
ワルターはクラシック聴き始めの頃、某評論家の先生の影響もあってベートーヴェン交響曲全集やモーツァルト後期交響曲集、アイネ・クなどを買い漁りましたが、どれも間の取り方が絶妙で、今でもワルターの曲を聴くと心が落ち着きます。

こんばんは。
シューベルトは普段殆ど聴かない作曲家なのですが、今たまたまK.クライバーの未完成を聴いています。

ワルターのこの演奏は、若い頃LPで買いました。
5、8、9の3曲が収められた2枚組LPです。
このアルバムには1958年録音とあります。
どちらがホントなんでしょ?

5番の交響曲は、カール・ベームがVPOと録音したDECCA盤も持っています。
これはモノラル録音です。
でも、もう長いこと聴いていない・・・

度々すみません。
ワルター/コロムビア響の
シューベルトの交響曲第5番の録音年月日は
上記のサイトによりますと
1960年らしいです。

こんばんは

シューベルトの交響曲第5番、時々聴く曲です。最も好みの演奏録音は、カール・ベームがウィーン・フィルを指揮した1955年ごろの録音(モノラル)です。出だしの主題が、モーツァルトの曲のような悦びに満ちて響きます。他にも幾つかの録音を持っていますが、ベーム、ベルリン・フィルの録音を含め、この様な響きには出会いません。
かわって、第2楽章ではベームらしい深い響きが聴こえてきます。第3楽章のメヌエットも、少し重めでしっかりしており、第4楽章では力強い演奏が聴こえてきます。
今、久し振りにLPを引っ張り出して聴きましたが、やはり、素晴らしい演奏です。

>ヤマちゃん 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ワルターのベートーヴェン、モーツァルトで聴いたこと、良かったんじゃないでしょうか。僕も大好きです。歌心一杯の、慈愛に満ちた演奏でした。心慰められる、ホンマに素晴らしい演奏でした。
シューベルトもエエです。この5番に未完成、グレートはワルターの大小策ではないかと、密かに僕は思っています。
あ、僕も宇野功芳の本はよく読みました(^.^)

>Summy 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
『レコ芸』付録の、「レコード・イヤー・ブック」などによると、録音は1960年の2月とありました。おそらく、これが正しいのかなと思います。
ワルターのシューベルトは5・8・9番のステレオ盤しか聴いたことがないんですが、全編、歌に貫かれた名演奏と思います。

クライバーもエエですが・・・・・(^.^)

>猫よしお 様
コメントを有り難うございました。
録音、1960年の2月のようですね。お世話になりました。

>HABABI 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ベーム/VPOの演奏はDECCA盤だと思うんですが、これ、持っていないです。コメントを拝見すると、鞍馬天狗さんもSummyさんもお持ちのようでした、
HABABIさんのコメントを読んで、是非聴いてみたくなりました。DGでのBPO盤の全集は持っているんですが、そうですか、モーツァルトのような悦びに深い響き・・・・・・う~ん・・・・聴いてみたいです。
心にとめておきます。有り難うございました。

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