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シューベルトの交響曲第9番 ハ長調 「グレート」 バレンボイム/ベルリン・フィル

暖かくなりました。日中は13度まで上がりました。
春を感じる陽気、今日まで続きそうです。次男坊が帰省して、家族が揃いました。3月末まで賑やかさを楽しめそうです。

さて、最近聴くことが多いバレンボイムの演奏であります。

シューベルトの交響曲第9番 ハ長調 D.944「グレート」。
ダニエル・バレンボイム指揮ベルリン・フィルの演奏。
1985年10月、フィルハーモニーでの録音。CBSソニー原盤。
バレンボイムは、1984年~85年にベルリン・フィルとシューベルトの交響曲全集を完成させていた。
当時、ポスト・カラヤンは誰かと話題になっていたが、バレンボイムもいよいよベルリン・フィルと録音を始めたので(このシューベルトの前には「幻想交響曲」などがあった)、若手の候補者の一人と目されていたのだった。

第1楽章の序奏が遅い。大変遅く、ゆったり堂々と始まる。スケールはまさに「グレート」。もったいぶった感じもある。
主部にはいるところでアッチェランド、テンポはどんどん速くなって、シューベルトの美しい旋律が顔を出す。メランコリックな感じもする。
ベルリン・フィルの弦がイイ。細く、しなやかな響きで、よく伸びてゆく。音色も透明感があって、色に例えれば薄緑色。若葉が爽やかな風に揺れている風景を思わせるような、美しい音が部屋に広がってゆく。特にヴァイオリン群がイイ。絶好調と思う。
楽章後半になると、オケ全体がこなれてきて、楽器の溶け合いが良くなってくる。渾然一体となった美しいオーケストラが出現、ああ、ベルリン・フィルは素晴らしいオケだなぁと思う。弦も管も上手いし、音はまろやかで、しかも芯が靱い。

第2楽章は強弱の差が大きく、実にダイナミック。フォルティシモは激しく、ピアニシモは優しくデリケート。バレンボイムの指揮の手本はフルトヴェングラーというが、この辺はそのことを彷彿とさせる。
ただ、テンポは揺らさない。伸縮も少ない。その点では、ロマンティックに行くのではなく、格調高く古典的にやりたいと思っているようだ。仕上げはスタイリッシュでカッコイイ音楽になってゆく。

第3楽章は流麗な演奏のスケルツォ。シューベルトの歌が溢れる。音楽はゴツゴツしていないので、都会的で洗練されている感じ。木管セクションが非常に良い。特にフルートは絶品。これ、誰のフルートかな。

フィナーレは、凄まじい盛り上がり。しかも快速。速い、速い、めくるめく音響。
ここではテンポも自在に伸縮して面白い。反復もある。巨大なオーケストラの渦の中に放り込まれたような錯覚に陥る。さすがにこの曲は「グレート」、天国的に長いのだ。

録音は上々であります。
音色はとても美しく、響きも良いです。奥行き感がもう少し欲しい感じもします。
ステージに並ぶオーケストラが、やや平面的で、ペタッとした感じです。
ヴァイオリン群の響きは最高で、大音量で聴いていると、ベルリン・フィルのしなやかで張りのある弦楽アンサンブル、その美しさが部屋一杯に広がります。これは、快感です。

<シューベルトの「グレート」は、9番の方がしっくり来ます・・・・>
◆ケンペ/ミュンヘン・フィル
◆ジュリーニ/バイエルン放送響
◆レヴァイン/シカゴ響
◆レーグナー/ベルリン放送響
◆スウィトナー/ベルリン・シュターツカペレ
◆ワルター/コロンビア響
◆デイヴィス/ボストン響
◆ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管
◆ジュリーニ/シカゴ響



AUTHOR: ひろはや DATE: 02/22/2008 07:33:04 おはようございます。
シューベルトの「グレート」、大好きな曲です。
一番最初に購入したベーム/ベルリン・フィル(1963年)のLPをはじめ、このバレンボイム/ベルリン・フィル盤も持っています。堂々と恰幅の良い演奏だと思いますが、やや長いなと感じてしまいます。
私は、ケンペ/ミュンヘン・フィル(1968年)のCDを一番好んで聴きます。何回聴いても飽きません。調べてみたら、バレンボイム盤に比べ、ケンペ盤は15分ほど短い47分52秒なんですね。
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コメント

おはようございます。
シューベルトの交響曲「グレート」。
「未完成」の次に有名な曲ですね。
「グレート」は、もともと長い曲なのに
反複も全て繰り返した演奏が
何種類か出ていますね。

>ひろはや 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。いつもお世話になります。
ひろはやさん、バレンボイム盤をおもちでしたか。さすがですね。チト長いですよね。反復とテンポのせいと思います。
ベーム/BPO盤は僕はCDです。これも素晴らしい演奏でした。
そして、「燃えるケンペ」!白熱の名演と思います。おっしゃるように、演奏時間は短く、でも燃え上がる素晴らしい演奏と思います。

>鞍馬天狗 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。感謝です。
ブラインド・テスト、面白いですねぇ・・・・・。評論家諸氏がやったら困ってしまうでしょうね。
でも、評論家の文章は凄いなと思います。宇野氏は好き嫌いの評が多いかなと思いますが、『レコ芸』での他の評論家は、理にかなった文章と思います。僕は素人なので、フムフムと感心すること、やはり多いです。

相性の良い評論家、いますね。「あ、この人の批評、ワシと同じやなぁ・・・・・」ってこと、結構あります。そういう評論家を見つけるのも楽しみです。といいつつ、この頃、『レコ芸』買ってません・・・・(^^ゞ

>猫よしお 様
こんばんは。いつもお世話になります。感謝です。
「グレート」は反復を全部やると、チトくどいかもしれませんね。とても長い交響曲になってしまいますから・・・・・。
バレンボイム盤は終楽章が少し長いです。
演奏は素晴らしく、ゆったりとテンポがいいなぁと思います。

こんばんは

もし、聴いておられないなら...
ベーム指揮ベルリン・フィルの、極めて構築ががっちりした演奏は類をみません。ベームの実力というか、真価が分かる演奏だろうと思います。ベームは、本当に凄い指揮者です。

こんばんは。
今日はようやく春の訪れを感じる一日でしたが、明日からはまた寒気が戻るようですね。三寒四温といったところでしょうか。
さて、バレンボイムの「グレイト」、CDで入手した初めての「グレイト」でした。ゆったりと始まる第一楽章は風格があり、繊細な所はより繊細に、鳴らす所は思いっきり鳴らす、メリハリの利いたすばらしい演奏だと思います。
「グレイト」は好きな曲の筆頭で、CDも13種持ってますが、最近面白いなと思ったのは、ド・ビリー/ウィーン放送響のものです。生き生きはつらつとした演奏が、ややもすると冗長になりがちなこの曲を、最後まで飽きさせずに聴かせてくれます。

好きな曲の一つ、『ザ・グレート』。
ウィーン生まれの指揮者、グシュルバウアーの演奏がお気に入りです。
名演多い中、霞んでしまっていますが、暖かく潤いのある演奏だと思います。
バレンボイムの演奏、特にこの80年代以降『色気』を感じますが。その力に引かれて聴きとおせる魅力があるように思います。

>HABABI 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ベーム/BPOの演奏は、僕が初めて買ったシューベルト全集でした。CDがまだ高価だった時代です。輸入盤が少し安く買えたので、購入した記憶があります。懐かしいです。
構築のガッチリした演奏・・・・・おっしゃるとおりと思います。
HABABIさんご推薦の演奏、いつかエントリーしたいと思います。
有り難うございます。
そうそう、僕はベーム最晩年のドレスデン・シュターツカペレとの「グレート」(DG盤)も気に入っています。

>ヤマちゃん 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
バレンボイムの「グレート」は懐かしい演奏になってしまいました。もう、20年以上も昔なんですね。
ヤマちゃんさんは「グレート」13枚ですか。スゴイですね。僕は・・・・・・あら、僕もそのくらいあるかもしれません。名曲ですから、同曲異演盤、欲しくなりますよね。
ド・ビリー/ウィーン放送響盤は、初耳です。そうですか、名演ですか。一度聴いてみたいです。

西条は暖かな一日でした。イイ陽気でしたね。
土日は寒そうですけれど・・・・・・・。

>あるべりっひ 様
おはようございます。いつもお世話になります。
テオドール・グシュルバウアー!懐かしい名前ですね。「グレート」はニュー・フィルハーモニア管を振ったものだったとおもうんですが、LP時代にはよく見かけました。中古盤屋にもよく出ていたと思います。いつか聴いてみたいなと思ううちに見かけなくなってしまいました・・・・・。
暖かく潤いのある演奏・・・・・というと、いかにもシューベルトらしいですね。
どこかで探してみたいと思います。

バレンボイムのは、意気盛んで天国的に長いです・・・・。

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