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マーラーの交響曲第1番 ニ長調「巨人」 メータ/イスラエル・フィル

暖かい一日でした。伊予路に早春到来であります。
職場の紅梅が満開、これがエエ匂いなんです。桜木の芽もふくらんできたような気もします。早春です。若者の季節です。長男も間もなく大学卒業、次男も春休みに入って豊中から戻りました。若いってのはええなぁ・・・。

そこで、今日はマーラーの交響曲第1番 ニ長調「巨人」。
ズービン・メータ指揮イスラエル・フィルの演奏。
1974年の録音、DECCA盤。

マーラーの「巨人」は青春の交響曲。ブルーノ・ワルターはこの曲を「マーラーのウェルテル」と云ったそうな。僕は、この交響曲を聴くと、自分の若かった頃を思い出す。青葉繁れるような音楽と思う。

マーラーにいたく親しむようになったのは、この十数年のことで、それまでよく聴くのははこの「巨人」と4番交響曲くらいのものだった。二つとも旋律が親しみやすかったからと思う。
他の交響曲は、ただ長く、聴き通すことが出来なかった。ショルティやクーベリック、テンシュテットの全集を持ってはいたが、時々取り出す程度。難しかったんだなぁ、マーラーは。

ところがブログ全盛の昨今、方々のブログを拝見すると、小学生の頃からマーラーを聴いている、なんて文章がある。スゴイもんだなぁ。早熟というか、音楽的な才能が豊かなんだろうなぁ。
僕は分からなんだなぁ・・・・長くて飽きてしまったなぁ・・・・。

でも、「巨人」は分かった(・・・・・分かったような気がした、と云うべきか)。
メロディが綺麗だったし、マーラーの想いがストレートに反映している感じだったし、第3楽章の旋律などは聴き慣れていたし・・・二十歳過ぎにクラシック音楽に目覚めた僕にも、理解できた(その点では僕は晩稲(おくて)だったと思います)。それまで、クラシック音楽の素養もなく、クラシック音楽を聴く環境にも育たず・・・・・そんな自分にも分かった。

だから、この曲を聴くと、想いは過去に遡ります。大学正門からのぼってゆくスロープ、まだ残っていた木造の校舎、記念会堂裏の小さなグラウンドでの練習(ワタクシはソフトボール部でありました。当時はまだ同好会だったが)、古本屋街の匂い、アバコ裏の雀荘、三品食堂の玉牛・・・・・。

前書きが長くなりました。
さて、メータの「巨人」です。

これは大変精力的で元気が良い「巨人」。
クドクドしない、直截的なマーラー。ズバッと切れ込んでくる感じ。
踏み込み十分で熱気一杯。テンポは伸縮自在で、速いところでは一気呵成に畳み込んでくる。盛り上がることしきり。
ああ、メータも若い。そして上手い。聴かせどころで、ガーッと煽ってくる。

オケも立派。イスラエル・フィルといえば弦。このしっとりしたシルクタッチの弦楽セクションの美しさは特筆に値すると思う。

DECCAの録音は今も鮮烈。大変カッコよく、メータのマーラーを捉えています。
弦も管も大変美しく、鮮やか。瑞々しいです。
今から30年以上も昔の録音とはとても思えないです。

あ、グランカッサの強烈な一発もスゴイです。ボリューム注意であります。


※マーラーの「巨人」、自己リンクです※
■レヴァイン/ロンドン響
■ヨンダーニ・バット/ロンドン響
■ワルター/コロンビア響
■オーマンディ/フィラデルフィア管
■ギーレン/南西ドイツ放送響
■アバド/シカゴ響
■ショルティ/シカゴ響
■ジュリーニ/シカゴ響
■ハイティンク/ベルリン・フィル
■若杉弘/ドレスデン・シュターツカペレ
■岡城千歳のピアノ編曲盤
■エド・デ・ワールト/オランダ放送フィル


AUTHOR: ひろはや DATE: 02/21/2008 07:18:34 おはようございます。
私もマーラーの聴き初めは、交響曲第1番「巨人」、ワルター/コロンビア響(1961年)のLPでした。その後は、「大地の歌」、「第2番」、「第4番」の順で聴いていきました(どれもワルター指揮のものでした)。まさか今のように何組も手元に持つようなことは考えてもいませんでしたね。若き頃の自分が憶い出されます。
今では、マーラーの交響曲は、この「第1番」よりも、「第3番」や「第9番」などの方を好んで聴くようになりました。この変化は何なんだろう...。
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コメント

おはようございます。
マーラーの交響曲「巨人」。
マーラー自身による、マーラー自身への青春の曲ですね。
マーラーの交響曲の出発の原点でもあります。
当たり前の話ですが
この第1番があってこそ
第2番、第3番・・・と続くわけですから。
メータは、この後「巨人」を
同じイスラエル・フィルとEMIに再録音していますが
この盤の方がメータの指揮に若さと魅力があります。
やはりメータは
1960年代から70年代が良かったですね。

本当は私、この作曲家、ほとんど何も知らなかったんですが、私にもプライドが有ります。私は「いいですよ。次回、気に入ったCDを数枚お貸ししましょう!」と見栄を張り豪語しました。
翌日夜、焦った私は、渋谷のHMVとタワーレコードを血まなこになって探し、ようやく輸入盤を3枚ほど見付け買い、帰ってから、生まれて初めてこの作曲家を聴きました。心底感動しました。こんな世界が有ったなんて・・・。早速そのCD、店長にお貸し、私は面目を保ち、彼女には喜んで頂けたようで、それから、店のサービスが良くなりました。Mozart1889さん、若いクラシックファンは進んでますよ!マーラーを聴くくらいで、驚かれてはいけません。
それに比べ、著名な音楽評論家の多くなんて、不勉強の極みだと、強く思っています。

おはようございます・・・夜勤明けです。これから風呂に入って寝ます。脳みそが半分死んでる状態で、メータといえば、ニューヨーク・フィルとの「幻想交響曲」が、すごくエロに聴こえた経験があります。そのうちCDを購入して、確認しようと思っています。昔の自分って、アテにならないですからねえ・・・あっ今もアテにならん・・・

お疲れ様です!。
メータの「巨人」!。僕も大好きです!
「花の章」が入った2度目の同じ組み合わせも好きですが、
音楽が1回目のものより、肥大した感じになった気がします。
自分も同様、最近1,4,5あたりよりも、3番、6番(これはよく聴く!)
9番へシフトしていますね。
6番は、CDでハインツ・ボンガルツ指揮ライプツィヒRSOの演奏が気に入ってます。とにかく冒頭からクラ~イ音色です。コワイぐらいです。
ちなみに最終楽章のハンマーは鳴りません。適当な打楽器は当時の東独では調達できなかったんでしょうか?!

このLPには熱くなります。
小澤、メータ、アバドの才能が光り輝いていた時代の遺産でしたね
ロサンゼルスPO春の祭典、ツァラトウストラ、イスラエルPOプロメテウスの創造物どれをとっても才能しか感じさせない希望に満ちていました
デッカの優秀な収録ともあいまっていい時代でした

>ひろはや 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。いつもお世話になります。
ワルターの「巨人」、これも懐かしいですね。LPで愛聴し、CDで買い直して聴いてます。暖かい歌が何とも云えないです。心の故郷みたいな演奏ですね。
3番も9番も好きです。実は僕もこのごろは、そちらの頻度が高いです。
トシを取ったせいかもしれません。特に9番は、いつ聴いても凄いなぁと思います。

>鞍馬天狗 様
こんばんは。いつもお世話になります。感謝です。
スナックのお姉ちゃんとのクラシック談義、エエですね。楽しいですね。
あ、僕もリリー・ブーランジェなんて知らんですよ。安心して下さい。
でも、鞍馬天狗さん、よく頑張りました(^^)v
ちゃんと、クラシック音楽好きのオジサン達の面目を保ってくれまして、ありがとうございました。感謝しますよぉ♪

しかし、リリー・ブーランジェを初めて聴いて心底感動するなんて、その秋田美人、ホンマの美人なんですね。おお、羨ましい(^.^)

>よし 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
ラインスドルフ/ボストン響ですか。これは知りませんでした。もちろん、未聴です。そうですか、エエですか・・・・それは聴いてみたいです。
ラインスドルフ/ボストン響のCDは一時廉価盤で盛んに出た後、また廃盤になりつつあるようです。早く見つけておかなくちゃイカンですね。

「巨人」を聴くと、青春を思い出します。若葉の季節の音楽と思います。
ありがとうございました。

>猫よしお 様
こんばんは。いつもお世話になります。感謝です。
メータの「巨人」は、ロサンゼルス・フィルとの録音の後、ニューヨーク・フィルと就任間もなく録音しておりました。さらにEMIでイスラエル・フィルといれてます。
後に行くほど、鮮烈さが失われたかなぁと思います。ニューヨーク・フィル盤はジャケットなども格好良く、期待していたんですが、ロサンゼルス・フィル時代の鮮やかなロマンはなかった感じでした。
ひょっとして、メータの全盛期は1960年代~70年代だったかもしれませんね。

>チャック 様
こんばんは。夜勤、お疲れ様でした。お疲れのところ、コメントを頂いて恐縮です。ありがとうございました。
メータ/NYPの「幻想」ですか。これ、持っていないと思います・・・・・いや、ひょっとしてどこかにあるかもしれません。探してみます。そうですか、エロいですか・・・・・興味津々です。
聴いてみたいですねぇ・・・・・\(^O^)/

>TATSUYA@ 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
メータの「巨人」、僕もロサンゼルス時代の方が良かったかなと思います。
鮮烈なロマンが良かったです。
さて、3番9番、僕も大好きです。若い頃と好みが変わってきました。
ただ、6番と8番はあまり得意ではありません。6番はハンマーが怖くて・・・(^^ゞ
でも、ハインツ・ボンガルツ/ライプツィヒRSOというのは、渋いですね・・・・東独のマーラー、聴いてみたいです。
探してみようかな・・・・・・(^.^)
ありがとうございました。

>neoros2019 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
そうです、そうです、メータや小澤、アバドの才能が光り輝いている時代でした。おっしゃるとおりですね!
メータ/ロスPOの「春の祭典」、「惑星」、「ツァラトゥストラ」・・・・素晴らしかったです。大好きな演奏です。
なにしろ、DECCAの録音がスゴイんです。圧倒的な名録音でしたね。
懐かしいです!

こんばんは。
マーラーの「巨人」は親しみやすい曲なので、よく聴いています。
マーラーの青春を感じる、メルヘンチックなメロディーが好きです。
メータ盤は残念ながら未聴ですが、有名どころのワルター/コロンビア響、バーンスタイン/ACO盤などをよく聴いています。
あと、以外に良いのが若杉/SKD盤です。過去のエントリーにもあるように、若杉氏の誠実な指揮とSKDのふっくらとした優しい響きが、ロマンチックな世界へと誘ってくれます。

>ヤマちゃん 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
ワルター盤は永遠の名盤でしょう。今聴いても本当に暖かく、歌に溢れた名演と思います。
ああ、そして若杉とドレスデン・シュターツカペレの佳演がありました。同好の方がいらして嬉しいです。僕は密かに愛聴しています。
若杉の誠実な指揮と、SKDのまろやかな音とが融合した名演と思います。録音も素晴らしいですよね。

mozart1889さん、こんにちは。

御家族お揃いで、にぎやかに御過ごしの御様子、何よりですね。

マーラーの「巨人」ですが、まだ未聴でお恥ずかしいです。
数ヶ月後に佐渡裕さんの「巨人」を聴きに行く予定なので、こちらを拝読させて頂きながら、色々と勉強になりました。
有り難うございます。

>yuri 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
四国は早春、うららかな陽気でした。週末からまた冷え込むようですが、少しずつ春が来ていますね。

佐渡裕の「巨人」ですか・・・・・それは聴いてみたいです。エエですね。羨ましいです。
田舎住まいですと、なかなか演奏会に行けません。
都会の方が、ホンマに羨ましいです・・・・・・(^.^)

こんばんは。
マーラー『巨人』、クレツキ&VPOで知りました。最近この演奏を聴いていないので、明日にでも取り出してみます。
この頃のメータは元気でよかったですね。LAPOとは、本当に名コンビだったと思います。そう、『カリフォルニアの青い空』懐かしい歌のタイトルの様な演奏が多いです。
私は、マーラーの曲は昔から波長が合うのでしょうか好きです。いい歳をして曲が難解かどうかは、いまだに解りません。好きか嫌いかで音楽を聴いています。

>あるべりっひ 様
おはようございます。いつもお世話になります。
「カリフォルニアの青い空」! 言い得て妙ですね。
(アルバート・ハモンドに、そういう歌がありました・・昔々)
メータのロス時代はホンマに輝きに満ちていました。ニューヨークに行ってからは・・・・もう一つ面白さに欠けるんです・・・・。
ロス時代はDECCA録音の良さもあったのか、大変鮮やかで豊かに鳴るオーケストラが印象的でした。時に凶暴なところもあって、今聴いても面白いですね。

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