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シベリウスの交響曲第6番 ニ短調 オスモ・ヴァンスカ/ラハティ響

天気情報によれば、この冬一番の寒波襲来とのことです。
確かに寒い。伊予路も震えております。雪も舞いました。

寒いときはシベリウスです。

シベリウスの交響曲第6番 ニ短調 作品104。
オスモ・ヴァンスカ指揮ラハティ交響楽団の演奏。
1997年の録音。BIS原盤の全集から。

ラハティ響の清澄な響きが素晴らしい。北欧の澄んだ空気、冷涼な風、時に凍てつく大地のような、そんなイメージが左右のスピーカーの間に浮かび上がる。

第1楽章の弦楽器の繊細でクールな響きは、なかなか他のオケでは聴けない。実に新鮮で、透明感あふれる音。オーケストラの編成は少し小さいのかな、音が軽快で、爽やかに流れてくる。その爽やかさこそ、シベリウス。弦のトレモロの味わいなどは格別に美しい。
第2楽章はアレグレット・モデラート。旋律が幾つも重なってくる感じ。
メロディを楽しむより、オケ全体の響きに包まれる楽しさの方が強いかな。晦渋な音楽を、ヴァンスカは精力的に指揮してゆく。オケの反応も素晴らしい。機動力があるというか、指揮者とともに共感度が強いというか、自分たちの音楽を楽しんでいる様子が聞こえてくるのは嬉しいものだ。

第3楽章ポコ・ヴィヴァーチェは雄壮。ラストの高揚が素晴らしい。
フィナーレはアレグロ・モルト。最もメロディアスな楽章。クールな抒情が味わい深い。ラハティ響のアンサンブルが実に美しく、ステージの奥まで見通せるような透明な音楽がとても良い。ヴァンスカの指揮も精妙に尽きる。特に音の余韻、余情が美しく、神経を隅々まで行き届かせるデリカシーがイイ。

録音は最高です。さすがにBIS。素晴らしいです。
ダイナミック・レンジが大きく、かそけきpppから大音量のffまで、スッキリと録られています。
左右のスピーカーの間にくっきりと各楽器が定位します。そのクッキリ・スッキリした音は、シベリウスの音楽にふさわしいと思えます。

CD激安の時代、シベリウスの交響曲全集も手ごろな価格で入手できるようになりました・LP時代は高価だったので、C・デイヴィス/ボストン響の全集(フィリップス盤)くらいしか買えませんでした。5枚組7,500円でした。
今や、3,000円程度でナンボでも入手できます。バルビローリ/ハレ管、マゼールはVPO盤(DECCA)にピッツバーグ響盤(ソニー)などは安価で買えます。ザンデルリンク/ベルリン響盤は早くから廉価盤化しておりました。シベリウスのスペシャリスト、ベルグルンド盤もヘルシンキ・フィル盤(EMI)に加えて、最新のヨーロッパ室内管盤(FINLANDIA)も安くなりました。ついつい購入してしまいますね。


松山では、椿神社の例大祭(いわゆる「椿さん」)が始まりました。この「椿さん」が終わると、伊予路に春が来ます。もう、間もなく春です。
大学4年の長男が大阪から戻りました。後期試験を無事終え、退官教授の送別もすませ、あとは卒業を待つばかりとなりました。ここにも、間もなく春・・・があります。



AUTHOR: ひろはや DATE: 02/14/2008 07:26:44 おはようございます。
シベリウスの交響曲は大好きなものですから、私もついつい購入してしまい、全集物で4組(アシュケナージ/フィルハーモニア管、バルビローリ/ハレ管、ベルグルンド/ヘルシンキ・フィル、ザンデルリンク/ベルリン響)を持っています。
また、今度購入したカラヤンのEMIコンプリートにも、フィルハーモニア管とベルリン・フィルの2組が入っていますね。
LP時代には考えられない幸せな状況ですが、聴く姿勢は昔のように真剣に耳を傾けたいなと思ってます。
その際にmozart1889さまのこのブログは、大いに刺激をいただいてます。感謝です!
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コメント

Mozart1889さん、いつもナイスなエントリー、楽しませて頂いております。
ご長男が大学卒業とか、おめでとうございます。
うちも末娘が卒業します。
月並みですが、なんとなく責任を果たし終えたような安堵感があります。
当地は寒冷地なので当然ですが、今年はそちらでも結構寒い様子。
どうぞ風邪など召されませんよう。またよろしく願います。

>ひろはや 様
こんばんは。いつもお世話になります。感謝です。
寒いときには、外の風景を眺めながらシベリウスを聴きます。寒そうな風景と実によく合います。音楽そのものが冷涼ですよね。
アシュケナージ盤は2番しか聴いたことがないんですが。フィルハーモニア管が好演、僕は好きです。
カラヤンもシベリウスは得意中の得意、今度のボックスにも沢山ありますね。CD36の中身違いは残念でしたが・・・。

こちらこそ、ひろはやさんにはいつも励ましていただいて、恐縮です。有り難うございました。

こんばんは。
今日も寒い一日でした。椿さんが終わって、早く春の来るのが待ち遠しいですね。
さて、シベリウスの交響曲は、ベルグルンド/ヘルシンキPO、ロジェストヴェンスキー/モスクワ放送響の全集で聴いています。前者は北欧の澄んだ空気が感じられるオーソドックスなものですが、後者は金管炸裂の威勢の良い演奏です。
その日の気分で選んで聴いてます。でも、第6番はあまり聴き込んでなくて、よく聴いているのは第2番です。mozart1889さんのエントリーに刺激されて、これから聴いてみようと思ってます。

>鞍馬天狗 様
こんばんは。いつもお世話になります。有り難うございました。
シベリウスの第6交響曲、「銀河鉄道の夜」ですか。なるほど、言い得て妙ですね。シベリウス特有のクールさが何とも云えぬ佳曲ですね。
井上道義&日フィルの実演を聴かれたなんて、羨ましい!エエですね。単身赴任と言いながら、都会暮らしは羨ましいです(^.^)
ところで、僕は第4交響曲が苦手です。難しいです。よく分かりません。
初めて聴いたときから、今もよく分かりません。波長が合わないのかもしれません。
他のシベリウスは大好きなんですが・・・・・・・(^◇^;)

>チャック 様
こんばんは。おさむうございます。椿さんが始まりましたので、間もなく春ですね。来週くらいから暖かくなるような予報ですね。
オッコ・カムのシベリウス、TDKのシリーズですね。今、バーゲン中とか。僕も欲しいな。CD価格の低廉化は大いに喜ばしいことですね。
貧乏性どころか、賢い消費者ですね(^^)V
パワステ故障、痛かったですね。早く直るとエエですね。

>ensemble 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。信州は大雪で大変ですね。
ensembleさんこそ、お嬢さんのご卒業おめでとうございます。僕のところは大学1年の次男と高校2年の三男坊が残っていますが、これから一人ひとり片付いていくんでしょう。早く隠居したいところでもありますが・・・・(^^ゞ。
シベリウスはこの季節に良いです。外の風景と合います。最も、部屋には暖房、ヌクヌクしながら聴いているんですが。

ensembleさんのブログ、このごろは、会員でないとコメントを書き込めないようです。書きたいこと沢山あるのに、ご無沙汰してしまってホンマに申し訳ありません。
でも、毎日読ませてもらっておりますよ(^.^)

>ヤマちゃん 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
いよいよ椿さんですね、伊予路に春はもうすぐですね。
ロジェストヴェンスキーの演奏は、面白いですね。臆面もなく金管を鳴らして、もうガンガンとオケが鳴りまくります。節奏がないほど、ガンガンやるのがかえって爽快な気分です。ロジェストヴェンスキーのシベリウスは聴いたことがないんですが、ドヴォルザーク8やチャイコフスキー、ブルックナーは大変に面白いです。
きっと、シベリウスでもガンガン・・・・・・と想像しています。
僕はこの人、好きです。

こんばんは。
最近はベートーヴェンは殆ど聴いていなかったので、ご無沙汰してました。

シベリウスで最近の掘り出し物は、ネーメ・ヤルヴィ/イェーテボリ響の交響曲全集。
4枚組SACDで、普段なら到底手が出ない代物ですが、中古で二千円以下で出てたのを発掘しました。
たぶん値段を付け間違えたのでしょう。

シベリウスの交響曲は若い頃から大好きで、オーマンディ(CBS)、オッコ・カム、C.ディヴィス、マゼール(DECCA)、ザンデルリンク、バーンスタイン(CBS,DG)など無節操に聴いてきましたが、全集で買ったのはヤルヴィ盤が初めてです。

あと、ストコフスキーが晩年にCBSに録音した1番を中古LPで発見しました。
買おうかどうか思案中です。

>Summy 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。まだまだ寒いですね。今年は雪も積もりましたし、寒い冬でした。
ヤルヴィ盤は全く聴いたことがないんです。これは聴いてみたいです。
Summyさんも沢山購入してますね・・・・。僕も節操なく(?)、安価なシベリウス全集を買い込むんですが、SACDはまだです・・・・・というか、SACDプレーヤーがないので、欲しいなぁと思っている日々です。
ストコフスキーの1番ですか。晩年の演奏は、聴いてみたいと思いますね。最晩年、CBSソニーの「イタリア」など素晴らしかったですから。

こんにちは!ご無沙汰しています。
ヴァンスカのシベリウス!。偶然僕も2番を聴いてたところです!
シベリウスという人は、骨の髄からフィンランドの景色のような音楽を作るしとだなあとつくづく感じます。
もっぱら車を運転してるときに音楽は聴くのですが、シベリウスを聴くにあたっての自分のプログラミングのお気に入りは、
①劇音楽「クオレマ」から”鶴のいる情景”
②ヴァイオリン協奏曲
③交響曲2番(他でも可)
という感じです。
以前、日本フィル定期でこのプログラムを聴きました。
事前にアナウンスが入り、①から②の間は拍手を控えてくださいと。。
そして、静かにソリストが入ってすぐコンチェルトが演奏されますとのこと。
指揮者のオッコ・カムの提案だったそうです。
実際に聴いて、あまりの素晴らしさにゾクゾクしました。
是非試していただければと思います!

>TATSUYA@ 様
こんにちは。コメントを有り難うございました。こちらこそ、ご無沙汰してしまって申し訳ありません。
ヴァンスカ/ラハティ響のシベリウス、いいですねえ。とても新鮮でクリアな響きがイイんです。録音も最高、さすがBISやなぁと思います。
さて、TATSUYA@さん、ご提案のプログラム、エエですね。

①劇音楽「クオレマ」から”鶴のいる情景”
②ヴァイオリン協奏曲
③交響曲2番(他でも可)

このうち、①が未聴です。BISのボックスセットに入っていたと思うので、この週末にでもじっくり聴いてみたいと思います。
四国伊予路は早春の陽気になりました。あまり暖かくなりすぎると、シベリウスの音楽を聴く雰囲気が出なくなりますので、早めにこのプログラム、実践しておきますね(^^)v ありがとうございました。

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