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ベートーヴェンの交響曲第4番 変ロ長調 ベーム/ウィーン・フィル

回線を光にしてから、だいぶ速度が上がりました。
速度測定サイト(http://www.bspeedtest.jp/)で調べてみると、今朝などは49Mbpsという数値を叩きだしてます。
ADSL時代に比べて10倍ほど速くなっているんですが、体感的にはそこまでいきません。しかし、あのモデム時代、テレホーダイの時刻を待ちわびていた頃を思えば、便利な時代になったものです。

さて、今日もベートーヴェンです。

ベートーヴェンの交響曲第4番 変ロ長調。
カール・ベーム指揮ウィーン・フィルの演奏。
1971年の録音。DG盤。

短時日で録音されたベームのベートーヴェン全集からの1枚。アナログLP。
いつも厳格で、無骨なまでの構成感で迫ってくるベームにしては、大らかで明朗な演奏。肩の力が抜けて、ウィーン・フィルの美質を十分に発揮させた演奏と云うべきか。オケに任せていると点で、ベームにしては珍しい感じ。
一筆書きの流麗さも感じられる。楷書体を旨とするベームにしては、やはりこれも珍しい。全体的にテンポは中庸で、ガッシリした安定感が特徴。その歩みは堅実だ。

第1楽章は迫力・勢いとも十分で、格調高い。ウィーン・フィルの響きがとても美しく、特にウィンナ・ホルンとウィンナ・オーボエが綺麗。弦楽セクションはいつも通り輝かしく、鮮やかなサウンド。
ベームの指揮は厳めしさが薄れ、オーケストラを信頼して手綱を少し緩めた感じ。あまり指揮者の存在を感じさせない印象もある。アンサンブルはスッキリとまとまっていて、そこはさすが、ウィーン・フィルと思う。

第2楽章も同様、美麗なウィーン・フィルの響きを堪能できる。弦の厚みが十分で、木管の音色も実にイイ。

第3楽章は堂々と押し出しの強いスケルツォ。安定感十分。フワフワしない、腰の据わった演奏と云うべきか。ベームもオケも長年演奏してきた自信・確信に満ちた演奏と思う。
フィナーレはゆったりと進む。伝統的な演奏様式で、今の耳で聴くと、さすがに古くなったかなぁとも思うが、その美しいサウンドに身をゆだねるのは一種快感であって、ウィーン・フィルの響きに惚れ惚れとしてしまう。
ベームがオーケストラに任せきってしまった感じが、かえって新鮮で良い印象となった。
録音は標準的です。
第4交響曲1曲でLP1枚AB両面を使い切ってしまう贅沢さ。
その分、音質は上々であって、左右への広がりが心地よいです。
DGの録音らしく、空間的な広がりを重視している感じです。
あまり個々の楽器を鮮やかに捉えすぎないところ(例えばDECCAのように・・・)が、良いのかもしれません。


AUTHOR: ひろはや DATE: 02/05/2008 07:33:12 おはようございます。
ベートーヴェンの交響曲第4番、最初に聴いたのがワルター/コロンビア響のLP(1958年)でしたが、あっ!この曲は素晴らしいなと感じ始めたのは、カルロス・クライバー/ACOのLD(1983年)を視聴してからでした。
今では、大好きな交響曲になり、ベーム盤は未聴ですが、ハイティンク/ACO(1987年)のCDなどをよく聴きます。
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コメント

おはようございます。
4番は偶数番では一番好きな曲です。
ひろはや様と同じく、最初に聴いたのはワルター盤(運命とカップリングされたLP)でした。
宇野功芳氏推薦のムラヴィンスキーの日本ライブ!刻印入りの凄い演奏で、ファーストチョイスです。
ベーム盤は未聴です。
個人的にはベームはベートーヴェンよりもブラームスが好きで、特に1970年代後半年に2トラックでエアチェックした、ウィーン・フィルとのライブの2番、4番は宝物のテープとなっています。


>ひろはや 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
ワルター/コロンビア響も暖かい名演でした。ワルターの偶数番はいつ聴いてもエエなぁと思います。
クライバー/バイエルン国立管の演奏は凄かったです。第4交響曲1曲でLP両面遣いの贅沢さ。この曲が実はとても激しい音楽だったことに愕然としました。
ハイティンク/ACOはノーブルな名演。これもイイですよね。

>鞍馬天狗 様
こんばんは。いつもお世話になります。
ベームの実演は凄かったです。1975年のNHKライヴ(DG盤LP4枚組)は僕の宝物です。ブラームスの1番、シューベルトの「グレート」、そしてベートーヴェンの7番など、超名演の連続。もう感涙の演奏でした。
残念ながら僕は実演に接したことがないんです。クラシック音楽を聴き始めて間もなくベームは死んでしまいました。でも、生前に聴いたFM放送のライヴなどは、ホンマに素晴らしかったです。
ベームは実演の人だったんでしょうね。スタジオ録音盤も僕は大好きなんですが、ライヴものになると、もの凄いテンションを感じます。面白いです。

>猫よしお 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
ベートーヴェンの第4交響曲は「ギリシアの乙女」でした。ベームの演奏は、その表現に似合いそうです。暖かく穏やかな演奏で、僕は好きです。
もちろん、ベームの実演ではもっとテンション高くやるんでしょうが、スタジオ録音盤もまたオツなものと思えます。
ウィーン・フィルの響きも、とてもイイです。

>天ぬき 様
こんばんは。いつもお世話になります。
ああ、ベームのブラームスもエエですね。懐かしいです。
そして、「2トラックでエアチェック」なんて表現は、今の若い人たちには意味分からんでしょう。さすが天ぬきさん、昔は、エエ音で聴くためには、2トラ38でしたものね。
ムラヴィンスキーの第4は、宇野氏絶賛なんですが、未聴なんです。これは、いつか是非聴いてみたいと思っています。

私も偶数番では第四番がいちばん好きです。ベームは未聴です。すみません。
セル、クライバー、ワルターの三枚をとっかえひっかえ聴いていますが、取り出す頻度ではセルがいちばん多いです。

昨日の「春」ですが、グリュミオー/アラウ盤はリマスタリングの出来の良いのと感心しないのがあります。私が手元に残している良い方は1998年発売の国内盤です。悪い方は処分してしまいましたので、詳細は忘れてしまいましたが・・・。輸入盤でもっと音の良いのがあるかもしれませんね。どなたかご存知の方、いらっしゃいましたら教えてください。

こんばんは。
僕も偶数番で一番よく聴くのが第4番です。リズミカルな第一楽章が気持ちを高揚させてくれるし、あまり長くなくて気軽に取り出せるのがいいです。
ベーム盤は未所有ですので、同じくVPO演奏のイッセルシュテット盤を聴いていますが、こちらもVPOらしく美しい弦の響きが「ギリシアの乙女」を感じさせます。

あと、よく聴くのはワルター/コロンビア響、ヴァント/北ドイツ放送響(ハンブルク・ライヴ2001)ですが、気合を入れたい時にはムラヴィンスキー/レニングラードPOやC.クライバー/バイエルン国立管を取り出して聴いてます。
どんな演奏スタイルでも様になる第4番は、素晴らしい曲だと思います。

>hiromk35 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
hiromk35さんはセル、クライバー、ワルターですか。どれも、イイですね。僕も大好きです。
セルを取り出すことが多いとのこと、我が家のセルは上手に鳴らすのが難しいです。CBSの録音が悪く、どうもかさついた音になります。いかにターンベリーでも、なかなか潤いのある音で聴けません。でも、演奏は素晴らしいんですよね・・・・・・僕はセルの4番と8番、大好きなんです。

グリュミオー盤のこと、有り難うございました。国内盤はなかなか入手が難しいようですが、HMVに輸入盤2枚組廉価盤がありました。注文してみようかと思います(^.^)

>ヤマちゃん 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
S=イッセルシュテットの「ギリシアの乙女」もエエですね。オケがウィーン・フィルなので、独特の柔らかさと鮮やかさがありました。イッセルシュテットのベートーヴェン全集は、LP時代からの愛聴盤です。

ムラヴィンスキーの演奏は効いたことがないんです。世評高いですね。宇野氏絶賛。これはどこかで入手したいものと思っています。
クライバーのは凄まじい気迫の1枚でした。

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