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ベートーヴェンの交響曲第2番 ニ長調 作品43 ケーゲル/ドレスデン・フィル

さて、2月に入りました。少し日が延びてきた感じです。
仕事はいよいよ佳境に入りまして、これから4月中頃まで、1年で最も忙しい時期の始まりであります。

さて、今日もベートーヴェンを聴いてます。

ベートーヴェンの交響曲第2番 ニ長調 作品43。
ヘルベルト・ケーゲル指揮ドレスデン・フィルの演奏。
1982年、ドレスデンのルカ教会での録音。Deltaレーベルの激安廉価盤全集の1枚。

独シャルプラッテンとの共同制作で、カプリッチョ・レーベルから1984年頃国内発売されたもの。1枚3,000円のCDで、当時は4,000円前後がCD1枚の相場だったので、廉価盤扱いだったと思う。
今や、全集にブラームスのドイツ・レクイエムやアルビノーニのアダージョ等の小品集がついて3,000円ちょっと。いつも書いておりますが、全く隔世の感であります。

さて、その演奏。

暖かくまろやかで、室内楽的な響きのベートーヴェン。あまり厚ぼったくなく、見通しの良い音響。
オーケストラが暖色系の響きなのは、ドレスデンの土地柄か、ルカ教会の残響のなせるわざか。ティンパニなどはかなり強く叩いているのだが、ややこもり気味なのは惜しい。弦楽は実に雰囲気豊かに録れていると思う。

第1楽章アレグロ・コン・ブリオは、全く精力的な演奏。
序盤はクールでイマイチ盛り上がらない感じなのだが、楽章後半に行くほど熱気が出てくる。演奏の温度が変わってくるのが面白い。

第2楽章はラルゲット。これは美しく叙情的な演奏。ケーゲルには、こういう穏やかな曲想・テンポの方が合うのかな。
ドレスデン・フィルの柔らかい響きが効いていて、サラサラとした清冽な感情が流れてゆく。淡いロマンと云うべきか、聴いていて爽やかな印象を受ける。弦楽セクションの響きが特に美しく、後方で鳴るホルンの奥ゆかしい響きもなかなか良い。

第3楽章はスケルツォ。これも美しい演奏。
スケルツォの逞しさより、美しさに重点を置いた演奏という感じ。流線的で心地よく音楽が進んでゆく。金管や木管の響きは素朴で、手になじむ木製品の味わい、自然な感触がイイ。
フィナーレのアレグロ・モルトも同様で、ベートーヴェン特有の、挑みかかるところがなく、まとまりよく美しく仕上げられた音楽になっている。

録音は標準的です。
奥行き・定位まずまず。残響が良いので、臨場感が心地よいです。
演奏も穏やかで、ほのぼの聴ける1枚と思います。

一部、ケーゲル絶賛の評がありますので、じっくり聴いてみたんですが、云われるほど猟奇的なところはなかったかな・・・・・。
「猟奇的」なという評の意味が僕にはよく分からないこともあるんですが・・・・(^^ゞ


AUTHOR: Verdi DATE: 02/02/2008 08:42:14 こんにちは。ヴァントの1番、ケーゲルの2番......ベートーヴェンの交響曲コンプリート狙い、でしょうか?(^-^)?

 ケーゲルが猟奇的、というのは誰が言い出したのか、例によって評論家の造語という気がしますです。確かに、風変わりな録音もあったりしますけど(カルメンを聞いたことがありますが、これがなかなか....)。それを極端に言ってみた、ということのような気がします。
 ご当人が、極東の地で、まるで殺人事件かホラー小説に使われるような言葉で自分の音楽が評されてると知ったら、どう思うんでしょうね。案外喜んだりするのかな(苦笑)
 まぁ、それこそ死人に口無し、ってことになりますが......(^^;

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コメント

おはようございます。
今日も前回に続いてベートーヴェンの交響曲ですね。僕がクラシックを聴くようになったのは、第6番「田園」のとあるCDを購入したのがきっかけで、以来、ベートーヴェンの交響曲は大のお気に入りです。

第2番は名前は付いていないけれど、かくれた名曲ですよね。
ケーゲル/ドレスデン・フィルの演奏は、ルカ教会の音響効果か、ドレスデンの伝統故か、弦の響きが特に美しく、ベートーヴェンの青春の音楽が生き生きと表現されていると思います。
彼のベートーヴェン全集に関しては、決して猟奇的などという評は当てはまらないと思います。

こんにちは
これは3000円で購入しました。1984年プレスです。
当時このCDが欲しかったというより、この曲のCDが他に無かったいうのが選択理由でした(^^ゞ

2番が好きになったのはカラヤンの二度目の録音の演奏なのですが
今では1番も2番もクリュイタンスを取り出すことが一番多くなりました。

>Verdi 様
こんにちは。コメントを有り難うございました。
ケーゲルは、生前は東独の職人指揮者程度でしかなかったと思うんですが、いつ頃からもてはやされてきたんでしょうね。許ナントカという評論家だったですかね、盛んに猟奇的なんて表現したのは。
ビゼーの「アルルの女」はゆったりとした演奏で面白かったですが。

ベートーヴェンは仕上げが綺麗で、美しい演奏でありました。
ドレスデン・フィルの演奏も充実していますし、ルカ教会の音響はいつも通り美しいですね。
ああ、やはりベートーヴェンの交響曲は良いなぁとつくづく思っている次第です。

>ひろはや 様
こんにちは。コメント感謝です。
ひろはやさんは、ハイティンク/LSO盤をお持ちなんですか。最近のライヴ録音ですよね。あれ、僕も欲しいなぁと思いながら、HMVのサイトなどを見ています。
ACO盤は、まさにコンセルトヘボウの充実した響きを味わえる、屈指の名盤と思うんですが、ハイティンクとあらば、新盤も聴いてみたいです(^^)V

>鞍馬天狗 様
こんにちは。いつもお世話になります。
演奏者の立場から、いろいろご教示、有り難うございます。なるほど、第2交響曲も、演奏するのは難しいんですね。何となく運命や第7交響曲の方が、ドッシリとしているので演奏が難しいものだと思っていました。
しかし、この第2交響曲は、若いベートーヴェンの情熱が感じられて、聴いていて爽やかな気持ちになります。イイ曲ですね。

ケーゲルについては、一部の評論家に惑わされることなく、素直に聴きたいと思います。

>ヤマちゃん 様
こんにちは。今日も愛媛は寒いですね。椿さんがすむまでは、伊予路に春は来ませんね。
さて、僕も「田園」でした。大好きです。ベートーヴェン最高の曲だなぁと思います(と言いつつ、やはり第九もイイと思いますし、「運命」もスゴイと思うんですが・・・(^^ゞ)
ケーゲルのベートーヴェンは、おっしゃるようにルカ教会の音響が素晴らしいですね。ドレスデン・フィルのやや薄い響きが、残響を伴って豊かになります。演奏は綺麗で、とても聴きやすいものでした。
猟奇的どころか、きわめてオーソドックスな演奏でしたね。

>天ぬき 様
こんにちは。コメントを有り難うございました。
カプリッチョでの3,000円CDの時代でしたね。1984年当時、この価格は廉価盤でした。ホンマにCDは高価でした。
僕は、ケーゲルのボックスセットを3,000円で購入しました。隔世の感であります。

さて、カラヤンのベートーヴェンは、若書きの第1・第2交響曲の演奏がエエです。僕は1970年代録音の全集からの1番2番が好きです。LP時代はジャケットに大きな番号(数字)が書かれていた演奏です。あれ、好きだったです・・・・・。
クリュイタンスにワルターの若番演奏も、僕は好きです。

こんにちは

ケーゲル指揮の第2番は持っていません。他の方も書かれていますが、第2番はクリュイタンス指揮のものが気に入っています。実に品の良い演奏をしています。
ケーゲルが1989年10月にドレスデン・フィルと共に来日して第5番と第6番をライブ録音しています。これらの録音が一時大変話題になったと記憶しています。第6番は、色彩感の乏しい響きで、疲れ切ったような表情でゆっくりと始まります。個人の感じ方次第でしょうが、私にとっては虚ろな響きが続き、聴き続けるのが辛くなります。当日、会場で実際に聴いた人がどう感じたのか、興味のあるところです。ハバビ

こんにちは

ケーゲル/ドレスデンpoのベートーベン、オケの響きがしっとりとしていて、ワタシも本当に味わいのある演奏と思います。

ワタシなんか、LAZERLIGHTという廉価レーベルの交響曲全集を5CD2千円以下で中古購入した口です。
たしかに隔世の感あり、なんですが、こうもまで…。

金返せ!といいたくなるときもあります。

ではまた、よろしくお願いします。

ケーゲルは注目マークをつけるのですが、いまだに聴いていません。
第二番はワルター/コロンビア響が気に入っています。実は昔、この演奏を初めて聴いたときにいたく感銘いたしまして、これをきっかけとしてワルターファンになってしまったという、私にとりましては記念すべきCDなのでした。

>HABABI 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
なるほど、ケーゲルはドレスデン・フィルと来日公演の録音を遺していたんですか。それは知りませんでした。HABABIさんのコメントから、その疲れ切った演奏が、聴衆や評論家に独特の印象を与えたのかもしれませんね。
この全集でのケーゲルは実に普通の職人指揮者と思いました。

ベートーヴェンの若番の交響曲、僕はクリュイタンスとワルターを贔屓にしてます。

>にこらす 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
ドレスデン・フィルの響き、イイですね。ルカ教会の音響がいいんでしょうね。編成の関係か、少し厚みに欠ける気もするんですが、この全集は美しい仕上がりと感じました。

そうそう、ケーゲルのベートーヴェンはLazerlightレーベルで、DENONカラ1,000円盤で出た時期もありました。
CD価格の下落はまさに隔世の感、致し方ないとはいえ、昔はホンマに高かったですねぇ・・・・・(T.T)

>hiromk35 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
hiromk35さんの第2交響曲は、ワルターでしたか。ワルターの若番交響曲、そして偶数番の演奏は、実にイイですね。僕も大好きなんです。
あと、皆さん挙げられたクリュイタンス/BPO盤も、エレガントな指揮とBPOの剛毅な響きが面白く、実に新鮮に聴けます。
ベートーヴェンの若い情熱が響いてくるような交響曲ですね。

こんばんは。
ヘルベルト・ケーゲル、同じ名前を持つ年上の指揮者を大変意識していたようです。特にドレスデン・フィルに移ってからは、自己解釈を強く追い求めオーケストラと対立して行ったようです。
完全に離反する前に録音されたのが、名盤ベートーヴェン全集のようです。英カプリッチョと東独エテルナの共同制作で、どうも西側発売と東側発売で編集に微妙な違いがあるようです。(特に『英雄』の繰り返し有無)
89年来日時は、完全に反目しており活気のないただそこで音がなっているだけの演奏になっていたようです。

第弐拾伍話&第25話,第弐拾六話&第26話を続けて見て『う~ん』と、唸っている日々です。

>あるべりっひ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
いつもながら、詳細な録音の背景エピソード、ご教示有り難うございます。
なるほど、ケーゲルとオケとの関係は、そんな感じだったんですか。しかもカプリッチョとエテルナの共同制作で、編集の微妙な違いもあるとのこと、面白い話ですね。
ベートーヴェン全集は、すると、まだこのコンビの蜜月時代、美しい演奏であった訳ですね。

さて、第弐拾伍話&第25話,第弐拾六話&第26話、よく分かりません。TV版は見るのが疲れますね。25・26話の、アスカ活躍の場面が、3rdの「アスカ疑似連」(例の「エーストゥ」)、そして「アスカ覚醒モード」に使われていることを知って、なるほどと僕は思ったものでした。

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